マイティア０．２５　容姿が醜いと蔑まれてきた私の唯一の女友達が結婚して疎遠になる。　信じていた友達に裏切られた私は世界を壊す。

獣と人間の間に生まれた亜人の少女、ロベリア。
彼女は幼少期から実年齢以上に老化が進んでしまう異種族特有の難病を患い、そのあまりの醜さに実の両親から見放され、離島に捨てられてしまう。
島の人間からもその醜さから”魔物”と呼んで蔑み、ロベリアは完全に心を閉ざしてしまう。
そんなロベリアに、修行で島を訪れた少女……マツが手を差し出す。
初めて自分を同等に扱ってくれたマツにロベリアは少しずつ心を開いていき、マツと共に島を出る。
互いに日々を過ごしていく内に姉妹のような絆が芽生えたロベリアとマツ……。
だがそれも……マツが結婚して娘を授かることで亀裂が生じてしまう。
妻として母として家庭を優先し、自分との時間を疎かにし始めるマツに、彼女を独占したいロベリアは徐々に憎しみに近い怒りを感じ始める。
そして……毎年祝っていた、初めて２人が友達になった記念日を、急に熱を出した娘を看病したいという理由でマツにドタキャンされたことで……ロベリアはマツを裏切者と罵って縁を切る。
ただ、孤独に耐えきれないロベリアは錬金術の禁忌……人体錬成で自分を絶対に裏切らない子供を作り出そうとする。

一方のマツは、どうにかロベリアと仲直りしようと何度も接触するが……ロベリアにとって親友より家族を取った裏切者でしかないマツの声はもはや届かない。

絆を求めるロベリア……失った友情を取り戻したいマツ……。
それぞれの思いが……世界の崩壊へと導いていく……。

※同じ世界戦と時系列で連載している【マイティア０．２５　純粋な勇者の子～以下略】も読んでみてください。