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テグラ/プレッサ  作者: とととと
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第9話 Z11決勝戦 後編/Z11表彰式 前編

 ショーは吹っ飛んで床に倒れダウン状態になる。だが水があると呼吸出来ないのですぐに座った体勢になる。その間にエクアはビーボを出して自己使し更にアクアヒを出す。ショーは座った体勢になるとビーボを出して自己使し更に呪文を唱えて右手にチェプ、左手にテレポヒを出して立ち上がるがロックは解除しない。そしてショーはエクアがいるところへ向かっていく。エクアは再び氷の球をショーに次々と当てていくが、ショーは魔球を握ったままパンチを打つ様に氷の球に魔球を打ち付けて氷の球を割っていく。さらにショーはジャンプして足から溝に飛び込む。だが飛び込んだ場所の水位だけが急激に下がり溝底が完全に露出した状態になる。しかし真下に衝撃波を撃って落ちずに済んだ。しかしその間にエクアはショーの真上に素早く水ごと移動し巨大な氷を作ってその上に乗りショーの上に落とす。だがショーはロック未解除の魔球を打ち付け氷を粉砕する。その氷が割れる音に紛れて、


 ショー「テレポヒ」


 と言ってエクアに気付かれずにテレポヒのロックを解除することに成功して、左右の魔球を入れ替えると、


 ショー「チェプ」


 といって魔球を投げる。だが投げた魔球はテレポヒ。するとエクアはロック未解除のアクアヒを投げてテレポヒに当てる。テレポヒは真下に落ちていきアクアヒは真上にはねる。ここでショーがチェプをエクアのいるところに投げながら左足から後方斜め上に青い炎を帯びた衝撃波を撃つ。するとショーが下に落ちてテレポヒに当たる。そしてショーは上端輪付近に瞬間移動する。エクアはチェプを打ち返そうと手を出すが間違えてグローブが抜けた右手で触れてしまい2人の位置が入れ替わる。そしてショーが撃った衝撃波はエクアに直撃する。エクアは上端輪通過を阻止するため肺液を全て撃ち反動で衝撃波に抗おうとするが、力負けして上端輪通過となりZ11はショーが優勝した。


 ショーの優勝が決まった瞬間、選手達は、


 テグラ「エ、エクアでもミスするのか」


 ルミエール「魔殻の強度が足りなかったか」


 ムゲンゾウ「あーあ、またショーの優勝かよ」


 ビリー「3連続で決勝戦で負けるなんてな」


 ANEIM「ペア戦は苦戦しているのに個人戦は77連勝か」


 ?「流石は王者だ」


 という。すると、


 会場のアナウンス「これからZ11個人戦の表彰式を行いますので、ベスト8以内に入った選手は入場口室から闘場へ移動して下さい」


 そして選手達は入場口室へいき闘場へ移動する。そして表彰式が始まった。


 司会者(男性で年齢は55歳位)「アジャ連邦歴4000年9月11日、アジャ式格闘技、Z11、ベスト8。ムゲンゾウ、コメ、ルミエ、ビリー・インパルス」


 4人は賞状を受け取る。賞金は後日預金口座へ振り込まれる。ベスト8の賞金額は500万アジャロ。


 司会者「ベスト4。ANEIM、テグラ」


 テグラとANEIMは賞状と銅メダルを受け取る。この銅メダルは安価で丈夫な錆びない銀色の合金素材の表面にナノレベルの溝を作って、特定の色の光だけを反射させる加工をして銅の色を再現している。この技術は金メダルにも使われている。ベスト4の賞金額は1000万アジャロ。


 司会者「準優勝。スアリ・エクア」


 エクアは賞状と銀メダルを受け取る。準優勝の賞金額は2000万アジャロ。


 司会者「優勝。ショー・ドシマ」


 ショーは賞状と金メダルと磁器製の優勝トロフィーを受け取る。優勝の賞金額は4000万アジャロ。


 司会者「では、入賞者に1人ずつインタビューしていきたいと思います。まずはムゲンゾウ選手に話をお伺いいたします。Z11もZ10と同じくベスト8となりましたが、これについてはどう思っていますか?」


 ムゲンゾウ「分身を沢山出して短時間で一気に打撃技を仕掛けたんだが、蛋白質が足りなくなって分身が消えて、パンチやキックの衝撃が一気にきて骨が砕けたから、痛くて立てなくなっちまったぜ」


 司会者「それともう一つお聞きしますが、今発表されたWRが8なので、W杯の初日の最後に行われるグループAのポッド1vsポッド2でショー・ドシマ選手と再戦することになりますが、何か一言ありますか?」


 ムゲンゾウ「ショー!次こそはお前をボッコボコにしてやるから覚悟しな!」


 司会者「ありがとうございました」


 司会者「次はコメ選手に話をお伺いいたします。女子で無奇力ながらツボを突いて激痛でダウンを奪う見事な神業が、ANEIM選手には効きませんでしたが、何があったんですか?」


 コメの最新の選手データは…


 姓 非公表

 名 コメ

 生年月日 3972/08/08

 性別 女

 身長と体重 186㎝ 76kg(5日前測定)

 外見上の特徴 茶髪黒眼 薄いとも濃いとも言えない色の肌

 人種 マガボール区系陸生種

 呼吸可能な環境 大気中

 呼吸に使う器官 肺

 体温 恒温

 色覚 赤・青・黄の3原色

 突然変異 表皮が生成されない(特殊な医薬品を服用して表皮の生成がされるようになった)

 奇力 無し

 国籍 マガボール帝国

 出身国 マガボール帝国

 所属ジム オデ格闘競技団アジャ式格闘技部

 WR 7(Z11終了時点)

 最大魔力量 888888(前戦終了直後の魔力回復後)


 コメ「ANEIMがアルコールを摂っていないことに気づけなかった。私からは以上だ」


 司会者「ありがとうございました」


 第10話へ続く

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