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テグラ/プレッサ  作者: とととと
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第16話 大人の対応

 ここでプレッサは起きて立ち上がり、ビリーの服の胸元あたりを左手で掴み、


 プレッサ「おまけに私のズボンの裾が破れてるじゃねえか!これ直すの4時間はかかるんだぞ!」


 ビリー「替えくらいは持ってるん…」


 プレッサ「この服は布も染料も原材料の栽培から加工まで私がやって作ったんだぞ!自分で服を作ってるのは、有尾者用の服は数が少ないし、大量生産された綿や麻に使われる一部の農薬でアレルギー反応が起きるせいで、着けられる服の入手に苦労したからだ!」


 そしてプレッサは右手でビリーを殴ろうとするが、プレッサの背後に何者かが瞬間移動して現れる。現れたのは、


 コメ「いい加減にしろ!」


 すぐにコメはプレッサの尻尾と足を両脚で挟んで右手首と左肘を掴んで、障害物が無く人もいない方向にプレッサを倒して二次被害を防ぐ。プレッサは倒れる前に左手をビリーから放したためビリーは倒されずに済む。すると、


 ビリー「た、助かった、あ、ありがとう」


 コメ「プレッサ!もし私が気付かなかったらお前はビリーを殴って店を出入り禁止になってたぞ。私にありがとうを言う前にビリーに謝れ」


 プレッサ「ビリーさん、ごめんなさい、コメさん、ありがとうございます」


 コメ「もうこんなトラブル起こすなよ。それと、ビリー。なんで放電したり避けようとしたりしなかった?」


 ビリー「放電なんかしたら君みたいに止めに入った人が来ると感電させてしまうかもしれないからね。避けることもできたけどプレッサの右腕から毒液が出ていたら、僕の家族にプレッサの毒液が直撃するところだったよ」


 コメ「あ、そうか!プレッサが倒れた時に少し移動してたのは、プレッサの毒液から守る為だったのか!」


 ここでテグラが来て、


 テグラ「なんでみんな集ま…あ!コメさん、足の指に毒液付いてますよ」


 コメ「え?なにも付いてないぞ…あ、なんか足が痺れてきてる」


 ビリー「プレッサ、抗血清持ってる?」


 ここでプレッサは収納容量27立方mの亜空間収納ケースから抗血清を取り出し、コメの足に注射すると、


 コメ「ありがとう。でもなんでテグラは毒液が無色透明なのに付いてる事がわかった?」


 テグラ「俺とプレッサは紫外線が見えますから」


 ビリー「あれ?確か毒液は傷口が無いと入らないよね?」


 すると4歳位の子どもが歩いてきて、


 4歳位の子ども「ママは水虫だよ」


 コメ「ライ、私の事を勝手に人に教えたりしちゃだめよ。それと1人であちこち歩くのはやめて」


 ライ「わかった」


 ライは元の席へ戻っていく。


 ビリー「あ、だから毒液が入ったんだ」


 プレッサ「コメさんって子供いたんだ」


 コメ「ああ、この子は養子だ。私にアジャ式格闘技を教えたコーチが2年前に亡くなったんだが、コーチの遺言状には孫の養育はコメにやってほしいと書いてあったんだ」


 プレッサ「なんでコーチ1人で育てていたの?」


 コメ「ライは生まれて間もない頃に両親を亡くしていて、ライの血縁者にあたる人物もコーチ以外にいなかったんだ」


 プレッサ「でも養子を取るには配偶者が必要だけど、コメさんって既婚なんですか?」


 コメ「ああ、結婚したのはアジャ式格闘技選手になる前年だ」


 テグラ「あの、コメさん。これプレッサのところに置きたいんですけど」


 コメ「す、すまん。話に気を取られてしまった。私はここで失礼する」


 コメは元の席へ戻り、ビリーは家族と共に店を出ていき、テグラはプレッサの前に取った食べ物を載せたトレイを置く。


 プレッサ「ありがとう。明日の朝食も兄ちゃんが運んでね。いただきます」


 テグラ「今季になってからずっと俺に運ばせてばっかりじゃないか」


 プレッサ「食べようとしてるから話しかけないで」


 テグラ「わかったよ。あ、尻尾は…」


 プレッサ「ポケットにロック解除したレビタミ入ってたからそれで治した」


 テグラ「そうか」


 ここでテグラはスマホを取り出し、事前に調べておいたこの店のメニューをAIに分析させて、完璧な栄養バランスの組み合わせを調べたあと、料理をそれ通りに取りにいって、元の席に戻るが、


 テグラ「プレッサ、もう半分も食ったのか!?」


 プレッサ「話しかけないで。食べてる途中だから」


 テグラ「わかったよ。じゃ食べるか、いただきます」


 ここでテグラも食べ始める。プレッサは21時5分に食べ終え店を出て自身が宿泊する11階の903号室へいき、テグラは21時25分に食べ終え店を出て自身が宿泊する12階の966号室へ行くため歩き出す。


 テグラはちょっとしたトレーニングになるかもと思い、店から一番遠い階段へ向かうが、あと1回右に曲がるとその階段がある廊下に入る直前のところで何者かに腕を掴まれる。掴んで来たのは、


 ANEIM「お前あそこの階段から行くのはやめろ、あそこは喫煙室と自販機が密集していて、レストランから出禁になった奴らや、金が少ないから食費を節約したい無名の選手が集まっているから、私達みたいな高ランクの選手があそこに行ったら、冷やかしに来たと思われて絡まれるぞ」


 第17話へ続く

亜空間収納ケース


 物を亜空間に収納するケースで、この中に入っているものは重さがゼロになる為運搬が楽になる。セキュリティに関しても、所有者の手で開け口に触れないと開かないようになっている。価格は収納容量が大きいほど高くなる。収納容量1立方mの物を持つ人が多い

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