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たった1人の英雄奇譚   作者: 葵流星
第四章「統合戦技生」
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「正直者は・・・。」

「気になるんですけど?。」


目をやるとアレクシアが仁王立ちしていた。

ご立腹のようだ。

・・・別にやましいことなんて話してないし、怒ることもないのだが・・・。


「ねえ、聞いているの?。」

「聞いてるって。」


こちらも少し機嫌が悪そうに素っ気ない態度で返す。


「なにを話していたの?。」

「兵科のことだよ。」

「兵科ねえ・・・他には?。」

「隼人がいつからこの施設に来て訓練しているのかだけど・・・。」

「本当に、信用できないわねえ。だいたい、あんたたち二人の時誰が一番かわいいとかの話しかしてないじゃい、どうなの?。」

「そんなことないって・・・。」

「噓よ、そんなの・・・。」


・・・理不尽。


隼人に目で助けを求めるがクスッと笑ってやれやれと体を上下させた。

助けに来るつもりなど最初からないらしい。

鈴音ちゃんも目を意図的にそらすし・・・。

なんなんだよ・・・。

みんな・・・フォローの一つでも。

さすがに、キレそうだ。


「話してないって言ってるだろう。」


強い口調でそう言い放つ。


「・・・っつ。」


さすがのアレクシアも引き下がる。

これで、下がってくれなかった困るからな。

男のメンツとしても・・・。

これで、嚙みついてきたら傍から見れば逆切れしたみたいだし、女性を傷つけた野郎とさえもいわれるからな・・・。

寂しい世界だ。

レディーファーストって言ったのはどこの国の人だろうか・・・。

ただ、たんに尻に引かれた人が揶揄していったのだろうか。

もちろん、妻にだが。

女性は弱く、母は強しか。

もしくは女性は弱く見せたがり、男性は強がりか。

果てしなく不平等だな。


「わかったわ。ところで誰が一番可愛いのか教えてくれる?。」

「えっ、ああ。仙谷さんが一番かわいいってことに・・・。」


下半身に痛みが・・・。

アレクシアさん・・・痛いです。

俺は正直者なのにな・・・。

隼人がまたやれやれと態度で表している。

俺の何にが悪いんだよ。

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