「パッケージ」
「ここよ。」
アレクシアに部屋に案内された。
装飾も何もないドアは冷たく感じる。
人の出入りがあるのか床は汚れている。
「・・・何もないな。」
部屋にはとくに目ぼしいものはなかった。
「それにしても・・・。」
「何?。」
「まさか、学校の地下がこうなっているとは思いもしなかった。」
「当たり前よ、このくらい。なんせ軍事基地だったんでしょ。私のところもこんな感じだったわよ。」
「はあ・・・。」
「さてと、それじゃあ荷物を確認して。」
「ああ。よっと。」
机の上に荷物を置く。
ここへ来る途中に資材置き場で貰ったものだ。
ご丁寧に名前まで書いてある。
しかも、英語、日本語、中国語でだ。
そのまま荷物を開ける。
「・・・・・。」
「どうしたの?。」
「いや・・・。」
「何よ?。」
中に入っていたのは分解してある銃とナイフ、手錠、防弾チョッキ?、バッジ、その他もろもろが入っていた。
いや、まあ支給されるのはうれしいのだが、少し違和感が。
「なあ・・・。」
「なに?。」
「このプレートって?。」
「ええ、それ?。」
「ああ・・・。」
「追加装甲よ?。」
「何の?。」
「防弾服の。」
「えっ・・・。」
このプラスチック製のプレートが?。
そう、違和感はこれだった。
個々にパッケージされていて、黒い色のこの板がなんで入っているのかが気になった。
そして、防弾チョッキもとい防弾服にもポケットはあるが何も入っていなかった。
「ああ、そう知らないのね。それは、防弾プラスチックよ。」
「・・・防弾プラスチック?。」
「ええ、そうよ。」
「聞いたことがないな・・・。」
「ええ、最近できた物よ。まあ、前線でも使われているものだけど。」
「防弾ガラスは聞いたことがあるんだけどな。」
「そう・・・。あっ、説明した方がいいわね。この防弾プラスチック、まあこのプレートね。この中には繊維状の硬化プラスチックが入っていてしかもその繊維はナノサイズで鎖状になっているの。従来の防弾繊維に比べて9倍以上も硬くて、計算上は12.7ミリメートル弾が全く同じ場所に三回着弾しても耐えられるって言われているわ。嘘か本当のことかはわからないけどとにかく硬いってことよ。そして、この防弾服も特殊なもので形状からもわかるように被弾した部分を取り換えることができるのよ。まあ、これは体格も考慮してのことよ。ほら、着てみて・・・。」




