「パンとビール その2」
たった1人の英雄奇譚
第14話!。
新キャラ登場です。
えっ…キャラがぶれつつある?。
いえ…そんなことはないですよ♪。
「アレクシア・・・」
「何よ?」
彼女は、ぶっきらぼうに返した。
統合戦技生…ってなんだ?。
「ふむ、ドイツの女性は怖い人が多いようだな」
「・・・・・」
「そこら辺にしておきなさい、アレクシア!。」
「・・・・・」
無言で退く。
ようやく痛みがひいたので立ち上がった。
辺りは、騒然としている。
無理もないだろう。
異様な光景だ、銀色の髪のドイツ人と、金髪の女性・・・おそらく同年代だろう。
アレクシアと似たような服を着ている。2人とも腰部にホルスターを付けている。
スカートの上から。
「大丈夫か?慎也?」
「ああ、大丈夫だ」
「嘘つけ」
「ああ、凄い痛い」
「まあ、良いもの見れたんだから等価交換だろうな」
・・・お前は不平等だろうが。
颯は、俺のことを気にかけてはいるようだが、目は2人を捉えていた。統合戦技生って何だよ?。
本当に・・・。
この凶暴なヤツしかいないのか・・・その、統合戦技生とやらは・・・。
「で、あんたの名は?」
「セリア・アポリネールよ」
「あなたは?」
「神崎颯」
「そう、綺麗な名前ね。よろしくどうぞ」
「どうも、お嬢様。ご機嫌うるわしゅう」
「・・・っ!」
「セリア!」
「ん?どうした?フランスの統合戦技生」
「セリア・アポリネール」
「確か、あんたの親父さんが・・・関係ないか。」
「それに、アレクシアか・・・」
「こいつは…まあ、アレか。」
「おっと、近距離だとナイフの方がいいぜ。お嬢様♪」
颯は、彼女が銃を撃つよりも速く、撃てないようにしていた。
システマって、ヤツだっけ?。
テレビで見たことある技だ。
まあ、リボルバーだとできないのだが・・・。
何だよ・・・今の・・・。
速くて・・・見えない。
いや、見えてはいたが・・・。
「ッツ!」
彼女も驚愕の表情を隠せてはいない・・・。
アレクシアが、銃に手を掛けようとした時。
「そこまで!」
神田先生の声が聞こえた。
「神崎!」
「はい」
「手を離せ!」
「わかりました」
「アレクシア!」
「了解しました」
アレクシアもお付の者だと思われる者からの声で、銃をしまった。
おそらく、彼が彼女らをまとめる役だろうか。
周りの大男達とは雰囲気が違う。
「これは、失礼しました」
「君、大丈夫かい?」
「・・・はい」
「これを」
「ありがとうございます・・・」
「はは、うちのアレクシアとセリアがすまないことをしたねぇ」
「いえ、そんなことは・・・」
「ふむ、これはおもしろそうだ」
「あっ、いや。怪我がなくて良かった」
「怪我をさせてしまったら・・・外交問題だからね」
皮肉を込めてそう言ったのだろう・・・笑っているのだろうが・・・引きつってるぞ。
流暢な日本語を話す。
恰幅のいい男性だ。
髪は、歳のせいか白くはなっているが、見た目よりは若い印象を受ける。
「エアハルト統合戦技生管理官殿」
「いや、エアハルトでいいよ」
「神田さん」
「わかりました。」
「すいません・・・うちの生徒が」
「いえ、こちらこそ」
「これからよろしくお願いします」
「はい、わかっています」
掴みどころのない男だ…彼は。
「神崎、立川!」
「「はい!」」
「さっさと、教室に行け!欠席を付けるぞ!」
「「はい」」
こうして、俺と颯と、後ろで隠れてた隼人は教室へと向かった。




