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絶望の食卓  作者: 枝鳥
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番外編

『百○ビーンズ』

 某ファンタジー小説に登場するアイテムであり、実際に商品化もされている。

 面白い味が多いのが特徴のビーンズである。

 知人から土産にいただく。

 すかさず同僚にスルーパス。


 同僚「……車の中で食べるものじゃない」

 枝鳥(食べなくて良かった)


 時折、いまだに同僚は呟きます。

 同僚「なかなかあれよりも不味いものには出会わないものだ」



『ドライ ドリアン』

 南国でフルーツの王様と呼ばれるドリアン。

 それをドライフルーツにした一品である。

 知人から土産にいただく。

 すかさず同僚にスルーパス。


 同僚「ねちゃねちゃする……」

 枝鳥(食べなくて良かった)


 ※ちなみに個包装を開封した時点で周辺にはデンジャラスな空気が発生しました。不用意に開封するのは止めた方がいい一品です。同僚曰く「匂いさえなければ干し芋みたいでいける」ですが、その匂いがデンジャラスです。



『いなごの佃煮の缶詰』

 元同僚の方からネタとしていただく。

 ……プルプルと産まれたての小鹿のように震える枝鳥。

 虫はあかん……あかんのです。

 すかさず日頃土産をくれる知人にパス。


 酒の肴にするのに大変好みらしいので、喜んで受け取っていただけました。



『カンガルージャーキー』

 知人から土産にいただく。

 たまには自分で食べてみようと思い、枝鳥は口にした。

 むせます。

 一口目はまだ良かったんです。

 あれ、意外にいけるじゃんなどと勘違いしておりました。

 飲み込もうとして異変に気がつきます。

 口中に広がる奇妙に甘い匂い。

 体が飲み込んではいけないと警告を発しています。

 

 同僚「いやさ、注意したよね。この俺が無理だって言ったんだよ?」

 枝鳥(無言で涙目)




 上に述べた4点、試すなら『カンガルージャーキー』だと思ったのです。一度も知人の土産を口にしないのも悪いなという気持ちもあったのです。

 ところでこの話に出てくる知人は全て同一人物です。仕事のバリバリできるチタンフレームの眼鏡イケメンです。枝鳥が「ストレスでハゲちゃう」なんて泣き言を言うと、すかさず「ハゲても仕事はできるよ」と素敵な笑顔で返されます。


 美味しいものだけを食べて生きていきたい……。

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