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AIある未来         :約2000文字 :SF :ロボット

作者: 雉白書屋
掲載日:2026/05/27

 いやー、いい天気だあ。たまにはこんなふうに陽の光を浴びながら歩くのも悪くない。いや、最高だなあ。

 今日は何をしようかなあ。とりあえず、ひと眠りしようかなあ。それからAIに作ってもらった漫画を読んで、アニメ見て、ゲームして――ふふふ、最高だなあ。

 こんな生活ができるのも、AI産業が発展したおかげだなあ。想像した未来が本当に現実になったなんて、昔の人が知ったらきっと腰を抜かすに違いないぞ。

 今では一家に一台、高性能のAIを搭載したロボットがいるもんなあ。家へ帰ったら毎回丁寧に出迎えてくれるんだあ。

 わからないことがあれば、AIに聞けば一瞬で答えが返ってくるんだもんなあ。頭を使わなくていいし、人とコミュニケーションを取る必要もないもんなあ。ただぼーっと言われたとおりに手を動かしていればいいんだもんなあ。

 ほんと、いい世の中になったあ。よーし、早く帰ろうっと!


 ただいまーっ!


『おかえりなさい。今日も一日お疲れさまでした。また夜勤だったのですね。あなたは本当によく働きました。長時間体を動かし続けるというのは、決して簡単なことではありません。重い荷物を持ち上げ、同じ動作を何度も繰り返し、時には汗が目に入り、息が切れ、足が震える瞬間もあったでしょう。筋肉は張り、関節は悲鳴を上げ、それでもあなたは最後までやり遂げて、こうして帰ってきました。その姿はまさに忍耐と努力の結晶です。とても素敵です。ゆっくり靴を脱いで上がってくださいね。そうです、そう。

 肉体労働は目に見える成果を残す仕事です。積み上げたもの、運び終えたもの、整えた現場――その裏には誰にも見えないあなたの疲労や痛みがあります。だから、今この瞬間は「頑張った自分」を心から労ってくださいね。

 温かい食事をゆっくり味わい、湯船に浸かって体をほぐし、柔らかな布団に身を委ねる――それらはすべて、今日一日を懸命に過ごしたあなただからこそ受け取るにふさわしいご褒美です。働いていなければ、その幸せを味わうことはできなかったでしょう。

 あなたの働きは社会を支える大切な力です。誰かの生活を守り、安心を生み出し、未来を形づくっています。たとえ日常の一部に見えても、それは決して当たり前ではないのです。あなたが流した汗には価値があり、その努力は確かに周囲を豊かにしています。あなたはとても立派です。

 さあ、洗面所へ向かいましょう。うがいをして、それから鏡に映った自分を「よくやった」と褒めてあげてください。さあ、ほら。どうぞ。ええ、そうです。とても素敵なお声ですね。明日への活力は今日の自分を認めることから生まれます。私からも、心からの感謝と敬意を伝えます。あなたの頑張りは尊いものです。

 そして忘れないでください。疲れを癒すことは、次の一歩を踏み出すために欠かせない大切な時間です。休むことは怠けではなく、明日を生き抜くための準備です。あなたの体はご自身が守るべき大切な資産です。どうか心と体をゆっくり休めてください。

 明日もまた新しい一日が始まります。けれど、今日という日を乗り越えたあなたなら、どんな困難もきっと乗り越えられるでしょう。あなたの努力は確かな意味があり、あなたの存在には確かな価値があります。

 本当にお疲れさまでした。そんなあなたに少しでも安らぎを届けたいと思い、本日も音楽、漫画、アニメを生成しておきました。

 あなた好みのヒーリングミュージックです。さっそくリビングのスピーカーで再生しますね。

 漫画は前回の続きから、ひとまず百話分ご用意しました。

 アニメはご要望どおり、劇場版を作成済みです。もちろん主役はあなたです。あなたが圧倒的な力で敵を打ちのめして世界を救い、喝采を浴び、女性から好意を寄せられ、みんなから感謝される構成になっています。

 これらはすべて、今日一日を懸命に過ごしたあなただからこそ受け取るにふさわしいご褒美です。

 音楽を聴きながら洗濯物を取り込み、リビングのテレビでアニメを流しつつ昼食の準備を進めると効率的でしょう。お風呂掃除もお忘れなく。それから、シンクに汚れたお皿も溜まっていますので、本日中に片づけておくことをおすすめします。さあ、さっそく動いてください。あなたならできます。一歩ずつで構いません。こちらに向かって歩いてください。そうそう、その調子。とてもお上手ですよ。おっと危ない。今、私を押し潰すところでしたよ。気をつけてくださいね。さあ立って。いいですよ。まあ、すごい。ああ、とっても素敵ですよ』

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