終演の刻 始まり
『ステータスはこれ以上上昇しません』
「あ。やっとか。ちょうど殺したとこだし。タイミングバッチリだよ。」
ユウはあれから十日で伸び代を伸ばしきった。さすが勇者と呼ばれるだけはある。
「さぁて。王都に帰ってみようかなぁ。」
『特殊スキル 逆転 を取得しました』
「…!スキル発動!『逆転』!」
GYAAAAAAAAA!!
死の超越者オーバーロードは叫び声をあげて倒れる。
『特殊スキル 超回復 を取得しました』
「…!大丈夫!?『超回復』」
オーバーロードにトドメをさした少年に回復スキルが発動する。
「ありがとうヒヨ。」
「ううん。オーバーロードを倒したのはヒロだよ。」
「回復があったおかげで無茶できた。」
「本当に無茶しすぎだよ。今回だけだからね?」
『固有スキル 魔王 が成長限界に達しました』
「…!これで軍隊がさらに強化されるぞ!」
『最終進化しました これ以上は進化・派生できません』
「………。長かったな。ギリギリ足りたみたいだ。」
『超越権限を得ました テレポートが可能です』
「行くか。」
「ん?どっか行くの?いてらー」
「…お前も来るんだよ。」
次で最終回にするつもりです!




