終演の刻
「勇者が帰って来たぞ!」
「おお!勇者よ!よくぞ帰って…なぜ剣を抜いておる?」
「いえ。鞘をなくしてしまったのでね。」
「そ、そうか。まて、それ以上わしに近づくな。」
「…気づくのが遅いよ。」
王と勇者の間に割り込む影があった。
「誰だお前。ただ者じゃないな。」
「我は魔王だ。今は人間同士で殺しあっている場合ではない。あの星降りをどうにかせねば。」
「星降りぃ?そんなの俺に関係ないね。」
会話する二人の元にまた二つの影が。
「!なんだその禍禍しい魔力は?」
「気をつけて、片方は人間に化けるのが相当うまいよ!」
ヒロとヒヨである。
「俺は正真正銘人間だ。こっちは魔族だがな。」
「魔力はお前の方が汚れているがな。」
「………。」
「両方信用できない。ただ、強いのだけは確かだな。」
「この強さが四人なら星降りもなんとかなりそうだな。」
「!あんたは星降りを止めようとしてるのか?」
「ああ。あれが落ちれば我々も無傷では済まないからな。」
「信用はできないけど。力を借りるくらいはしてもいいと思うよ。ヒロ。」
「そうだな。俺たちだけじゃ力不足だ。」
「おいおい。俺はまだ協力するなんて…」
「魔王リト!そろそろ着いたでしょう!?放しなさい!」
「む。すまん。今放す。」
「あ!お姉ちゃん!」
「ヒヨ?なんでここにいるの?ってヒロもいるじゃない。」
「ご無沙汰しています王女様。」
「交渉のために連れて来たんだが。いらなかったようだな。」
「あ…あの!貴女は?」
「え…?わ、私は第一王女のリムですが…。」
「リム…いい名前ですね…。」
「そ、そう?ありがとう。」
「?魔力が綺麗になってる!?」
「ん?なにか感情の変化でもあったのか?」
「って!星降りをどうにかするんじゃないの!?」
「「「あ!そうだった!」」」
「とりあえずそこの勇者が力を貸してくれるかなんだが…」
「なんだよ?」
「あ、そうだ。お姉ちゃん勇者に頼んでみて。」
「えっ。私?…えっと。勇者様?」
「あ、ユウって呼んでくれ…ください。」
「はい。ユウ…さん。星降りをどうにかするために力を貸してくれませんか?」
「い、いいですよ!」
「あんなにしぶってたのに…。」
「うっせ。いいだろ別に。それにどうにかしないと人間も危ないからな。」
「んで。具体的にはどうするんだ?」
「そうだな。まず我がぶちかます。」
「そのつぎに俺がやるよ。」
「私は魔力回復をするよ。」
「俺は逆転をうまく使ってやるよ。」
「私は応援してます。頑張ってヒヨ。」
「…。」
「あと。ユウさんも…頑張ってください。」
「!はい!頑張りますよ!」
まだ続きます…すみません。




