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 同じ日、同じ時間、同じ場所で待ち合わせ。それまでにも二人を送り迎えはしていた。バレないようにするのは案外簡単だ。大きな家だ。出入り口も一つじゃない。裏口が三つはあったな。

 家の中に入る事を、二人は抵抗してた。娘はそれ程でもなかったけどな、妻は絶対に無理とか言っていたよ。けれど誘惑には勝てなかった。薬だけじゃないぜ。旦那に隠れて旦那の部屋でいけない事をする。妻はそれが興奮するとか言っていた。俺には理解の出来ない世界だ。

 娘には俺の事をパート先の社員で音楽の趣味が合う友達だと言ったらしい。それは嘘じゃない。あの女の音楽センスは俺以上だった。俺より歳を取っているしな。俺が知らない音楽を沢山知っていた。古いレコードも沢山だ。俺はその日、そのレコードを見に行く約束をしたんだ。娘とはただのデートだけどな。

 玄関に立ち、チャイムを鳴らすと、二人同時にやって来たよ。

 いらっしゃい!

 二人が同時にそう言った。それも満面の微笑を浮かべてな。嬉かったよ。単純に心が弾んだ。それから一瞬送れて、少しの罪悪感。ほんの少しのな。

 二人の顔から笑顔が消えたんだ。そして二人、見詰め合った。

 どういう事?

 またも同時だよ。さすがは親子だ。それからまた同時に俺に食って掛かってきた。俺はそんな二人を同時に抱き締めた。そして耳元で囁いた。

 楽しい事を始めよう。

 それだけで二人の顔がトロけたよ。

 まずはその場で楽しんだ。その時間、家には二人だけ。俺の指示通りだ。他の家族は邪魔だよ。

 それから少しの休憩。レコード見学だ。妻は俺が興味を持ったレコードをくれると言った。ありがたい事だね。かなり貴重な物も多かった。

 俺は時計を気にしながらあいつの部屋に入り、二人を呼び、お楽しみを始めた。その日何度目だ? 覚えていない程にあの二人は快楽に狂っていた。二人はすでに時間の感覚をなくしていたしな。

 お楽しみの最中、一つのピークを迎えている時、待ちに待った時間が始まった。

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