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エピソード4 1

     エピソード4


 いい加減飽きないのか? 俺の話って楽しいか? ふんっ、だったら小説家にでもなるか? 今からでも間に合うだろ? あの仕事は何歳になってからでもデビュー出来るんじゃないのか?

 まぁいいよ。こんな話、誰も喜ばない。お前だけだ。あいつらだってもう飽きてるようだしな。俺も飽きたよ。そろそろネタ切れだしな。

 なんでもいいって言われてもな。俺の生い立ちならもう調べ済みだろ? 俺の話なら誰か俺の事を知ってるっていう奴から聞けばいい。まぁきっと、俺はそいつらの事をよくは知らないんだけどな。そんなもんだろ? お前たちの仕事なんて。半分はデタラメ話と知って聞き出している。それをまた脚色する。真実なんてこれっぽちだ。まぁ、これっぽっちだけでもあるならまともだけどな。あいつらにはこれっぽちもない。全てがでっち上げだ。たまたま真実だって事もある。そうなんだよ。たまたま、ってだけだ。

 俺がか? なんでそんな事を言う? 嫌な奴ってのはあいつらの代名詞だろ? お前もこの前は認めてただろ? 言い訳すんなって。いいんだよ。あいつらだってそのくらい自分達でも気付いているだろ? まさかそんな事も分かっていないバカなのか? 世間知らず? そうかも知れないな。

 嫌な奴・・・・ そうだな。思い出すのも嫌ってくらいの奴が一人いたな。いいや、違うんだ。この前話した奴の事じゃない。あいつは嫌な奴だったけどな、それだけだ。何の価値もないクズ。けれど何処にでもいるクズでもある。

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