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異世界に転生したので魔石喰らいます!  作者: 猫屋敷ネム
一章
8/12

第7話 思ってたより自分の存在は重要らしい

引き続き”←これは主人公です。

 

 翌日朝早くからヨグムトに会いに行った。早すぎたかなとも思ったがどうやら大丈夫だったらしい。早速昨日の話の続きをしてもらう。


『こほん。それじゃ続きを始めるぞ。まず、聖獣とはこの世界に仇なす存在から守る為に神自らが創ったのが最初じゃ』

『”ヨグムトおじいちゃんも?』

『いや、流石に違うぞ。わしは5代目じゃ。お主は確か……8代目だったかの』

『”へぇー、魔石喰らいってそんなに長生きしないの?』

『いや、違うぞ。最初は人間に狩られそうになったそうだが、神が神託を下ろし事なきを得たそうじゃ』

『”え?先代の魔石喰らい達はそれで良かったの?』

『ふむ、確か3代目は暴走したと聞く。分からなくもないがあまりに勝手だったからな神自らが消滅させたそうじゃ』

『”なんか、可哀想だな。神様も神様じゃない?』

『はっはっはっ!そう思うか!確かにそうじゃな、魔石を喰らう猫のような生き物を崇める訳がないからな!』

『”今は大丈夫なの?』

『今は大丈夫じゃよ、街の教会なんかには七獣(しちじゅう)の像の中にちゃんとおるしの』

『”ふーん、そっか。ならいいや』


 ふー、良かった。これで街に行っていきなり攻撃される、なんて事は無くなったね。だけど、七体しか居ないんだし気軽に行けないよね絶対。


『”他の5体は何なの?』

『他は……む、ダメなのか?そうか、なら仕方ないか』

『”え?今の独り言みたいなの何?』

『ああ、神が直接語りかけてきたのだ、「今はダメ」とな』

『”な、なるほど』


 今はダメってなんか子供っぽい言い方だな……?敢えて子供っぽい喋り方してる……とかだよね?


 そういえば、ヨグムトのステータス見れないんだけど、なんで?そもそも鑑定って聞いてからしていいものなの?


『”あの、ヨグムトおじいちゃん?聞きたいことがあるんだけど……』

『ん?神に止められなければなんでもいいぞ』

『”えっと、おじいちゃんのステータス見てみたいなって………』

『むむ、そうか。他の奴らには許可しないのだがお主の頼みだからの、いいぞ』

『”え?ホントに!?ありがとう!おじいちゃん大好き!』

『うっ』

『”ど、どうしたの?大丈夫?』

『いや、大丈夫じゃよ?ステータスだったの、今解除するから待っとれ』

『”分かった』


 数分後


『よし、解除したぞ。見せてはいけない部分は隠してあるが他は見れるようにしておいたぞ』

『”ホント?やった!ありがと!』


 名称:ヨグムト

 種族:聖獣-竜-世界を(ワールド・)守護する竜(ガーディアン)

 性別:オス

 年齢:1500歳

 Lv:100 体力:1568429 魔力:3575294 力:1277638 防御:1382927 敏捷:2493103

 固有スキル:神龍息吹、絶対防御、不可侵結界

 聖獣スキル:守護魔法

 称号:神の使い、世界を(ワールド・)守護する竜(ガーディアン)七獣(しちじゅう)、到達者


『見せられるのはこれぐらいだな、どうだ?』

『”うわぁ、凄すぎてリアクションとりにくいよ』

『いつかお主はこの位は余裕で越すぞ』

『”え?そうなの?』

『ああ、そうじゃ。まあ、少なくとも年単位では流石に無理じゃぞ?』

『”そ、それぐらいは流石に分かってるよ。そういえばスキル鑑定出来ないんだけどもしかして効果までは見れない感じ?』

『うーむ、それは単純鑑定スキルのレベルが低いからじゃな』

『”そっか、分かった。それがしれたからもう充分だよ』

『ふむ、そうか』

『”そういえば、おじいちゃんはなんでこんな森に居るの?』

『む、そうだな。新しい聖獣の誕生を感じた……と言えば分かるかの?』

『”もしかして私?』

『うむ、そうじゃ。昨日は危ない所だったぞ。お主が魔石を喰らう所を見んかったら消し飛ばしてた所だ』

『”ひぇー!危なかったよぉー!』

『わしも危ない所だったぞ?神のお気に入りの種の魔石喰らいを生まれて間もなくに殺した、などにでもなればわしが消される所だったのだからな!はっはっはっ!』

『”どっちも、笑い話にしないで?』

『そう怒るでない、今こうして無事なのだからな!』


 結構笑えないとおもうのですが?そこの所どうなんでしょうね!神様!


(え?そこで振るの?ボクに?)


 あれ?なんか声聞こえた気がするけど……気の所為か。


『さて、そろそろじゃな』

『”ん?何がそろそろなの?』

『お主の生存を確認出来たしそろそろ守護領域に帰らねばな』

『”そっか、ここからおじいちゃんのその守護領域とやらは遠いの?』

『ふむ、遠いの』

『”そっか、じゃあここでお別れか』

『そうじゃな、次会う際には聖獣として覚醒している事を願っておるぞ』

『”気になる事別れ際に言わないで欲しいんだけど聞かないでおいてあげる』

『はっはっはっ!すまんの!それじゃ、さらばじゃ!』


 バサッ! バサッ!


『”おじいちゃん色々ありがとうー!』


 もう居ないや、早すぎ。それにしても覚醒か……。そういえば聖獣なのに、ステータスの表示に魔獣って表示されてるのはそうゆう事かな?


 ありゃ?もう空が暗いや。おじいちゃんとの会話が楽しすぎて気づかなかったや。明日から魔獣狩り再開だねぇ。よし!気合い入れて頑張るぞぉー!

評価、感想よろしくお願いします。


誤字報告、表現のミス等もありましたら教えていただけると嬉しいです。

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