その4 酔っぱらいに絡まれた!
挿絵を載せています。
アサギのイメージはこんな感じで持ってもらえるとうれしいです。
※ちびキャラっぽくしていて、服は私の中でのイメージです。本編で着ているわけではありません。
あまり上手くないですが、時々挿絵を入れます。リクエストがあったら感想のところで教えて下さい。
これ以降、本編
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町へ続く街道を歩く、黒髪黒目、16歳くらいの人間と、その隣で耳をピコピコさせている白髪に前髪が黒い10歳ほどのきつね少年。服はお揃いの制服である。
「なぁアサギ、なんでちっちゃかったのをさらにちっちゃくなったんだ?」
「僕は神様の眷属だからほとんど神様だし、力は強いらしいけどまだまだ新参者だからこっちのほうが本来の姿なの。あとちっちゃいとはなんだ。ちっちゃいとは!」
「クラスの女子が言ってたぞ。ちっちゃくてかわいい〜♡ って。」
「なぜ…?平均的な身長だったはず…」
考え込むアサギと笑うユウジ。犬はいつの間にか消えていた。
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{ラニー}
町の入口で門を見上げては相談をする、変な服装の二人組。怪しさ満点だが、本人たちの知ったことではない。
「おいおい、やっぱり足りねーよ。金が。」
「一人分しかないね。」
お金をもらっていたのだが、町に入るための税金が高くなっており、一人分しかなかったのだからである。そこでユウジに天啓が降りた。そうだ。アサギに妖精ぐらいにちいさくなってもらって…
「お前、もっとちっちゃくなれないのか?」
「なれるよ。」
「やっぱ無r…って出来んの⁉きつね…?」
ほら。とアサギ。だがユウジが考えていたものとはちがう、小さなヒトではなく、金曜午後六時からやっているモンスターをゲットしていくアニメに出てくるような、黄色い電気ネズミのような大きさのきつねだ。服は気たままだが、服もきつねに合わせるように縮んでいく。
(テッテレー! アサギ子狐サイズー!)
「すげぇ! でも、どうやって喋ってるんだ?」
(きつねの口じゃ喋れないから念話で話してるよ)
「これで入れるな!」
ユウジはすっからかんの財布を持ち、肩にアサギをのせて町の門をくぐった。
気分はすっかり金曜夜六……の主人公だ。ファンタジーだし。
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{冒険者ギルド}
冒険者ギルドというものはなぜ酒場がくっついていることが多いのだろう。ご都合主義で、言葉は普通にわかる。が、さわがしいおかげで登録が進まない。しかも、登録を終わらせてクエストを物色しているとめんどくさそうな人に絡まれた。
「ねえあなたぁ、その子ぉ希少種のフォックス系でも貴族がペットにするのが多いスノウフォックスでしょぉう。 私ぃ、ティマーやってるのぉ。連れてるってことわぁ、あなたもティマーでしょぉう! 私とぉ、その子かけてぇお互いのモンスターで勝負しなぁい? 買ったら私の所持金10万円、あげるわぁよぉう」
……ガタイのいい狼を連れている、めちゃめちゃに酔っ払ったおねーさんに絡まれた。受付の人は見て見ぬふりだし、他の人たちはおねーさんを応援している。どうやらおねーさんはこのギルドの看板的存在らしい。男は喜び、女は嫉妬する、おねーさんの大きいメロンのおかげだろう。ファンクラブとかまでありそうだ。
(ユージ、ユージ。受けたほうがいいよ。大丈夫。あの狼、全然強くないよ。フェアにするために酔いが冷めてからの勝負にしたほうがいいくらい。)
「おねーさん、その勝負受けましょう! ただし俺言いがかりつけられんのは嫌なんで、あなたの酔が覚めてからでどうですか?」
「いいわよぅ。私、ランクDで“牙狼”のシュリスよぉ。よろしくねぇ」
「俺はユウジ。勝負は明日10時からでどうだ?」
二人は、ガッチリと握手をし、ユウジは男からシットの視線を浴びた。
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「はぁあ」
威勢よく受けたときとは比べ物にならないほど困り果てた様子で、街をうろつくユウジ。
「ああああーっ! 宿どうしよ今夜どうしよ所持金ゼロじゃあどこにもとまれーん!」
(ぼく、小さくはなれるけど大きくなるのは苦手なの。ごめんね…人形なら20歳くらいにまでなれるんだけど…)
「アサギ…お前はよくやってくれてるよ…! アサギ?どこいった?」
アサギはあまり重くないため、肩を見て初めてアサギがいないことに気づいたユウジ。
見るとアサギは10歳くらいの人形で、歩いていた女性に噛み噛みで話しかけていた。
「あにょぅ、僕とお兄ちゃんを一晩泊めてくりぇみゃしぇんか?」
✡✡✡
アサギの庇護欲を掻き立てる噛み噛みのお願い(天然)でなんとか野宿せずにすんだ二人。止めてもらった家にて今後について話した。が、なにやら重大なことに気づいた様子。
「アサギ…助かったぜ。ありがとうなぁ」
「ところでユウジ、カードは?」
「え?カード? ……そういえばないな。」
「僕、思ったんだけどさ。あのカードがないと、僕ら帰れないんじゃないかなあ」
「確かに。あのカードがないと帰れないのかー ―――――え、帰れないのか!?」
「まあ、第二の世界を楽しもう!」
「切り替えはえー。まあ、俺もあんま未練ねぇし、楽しむか。」
ぐっと拳を握り、楽しそうにするアサギにつられ、ユウジもここで生きると決めた。犬がいつの間にか枕元で丸まった。そして、夜はふけていく。
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幕間 稲荷と………
少女がいた。
「――なんで?だいたい200年くらいたったし、回収しようと思ったのに!!なんで回収できないの?」
「その答えは妾が持っておるのじゃ。ルージュの。」
「!!その声はのじゃロリ!!だったら早く言いなさいよこのロリババア!」
「おお、怖や怖や。ソレニ妾はロリババアではない。常に成長しておるからのう。成長が遅いのじゃ。それになぁ、|アンタもロリババアじゃないのよ。」
「きゃらほーかいがおこっておるぞよー。っていうかのじゃロリは否定しないのね。」
「まあええ。あやつは妾の眷属にしたゆえ、そなたが回収できなくなったのじゃ。しかものう。まだ150年くらいしか立ったおらぬよ。」
「しっ四捨五入すれば200年よ!」
「ほっほっほ。では妾はあやつや他の眷属たちの階級上げ選別を行いに行くのじゃ。またの。ルージュの。」
「あっ。ちょっと待ちなさいよ。ねえ!」
あとには少女が残された。
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AM10:00
冒険者ギルドの戦闘用の庭にて、狼を従えたシュリスと肩にきつねを載せたユウジ
「相棒とわかれの夜はすんだのかしら?」
「そっちこそ、10万の用意はできてんだろうな!」
お互いがにらみ合う。もっとも、戦うのは彼らでなく、モンスターたちなのだが。勝手に盛り上がっている主の様子に、狼はため息をついた。たがいのモンスターと主が位置に付き、職員が声をかけた。
「それでは、はじめ!」
ユウジ 170cmくらい。 顔立ちは普通。サッカー部次期キャプテンと言われていた(この先裏設定)
親と喧嘩して一人暮らし。 勉強は結構できる。学年20〜30位くらい でもモテなかった。
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