その13 エピローグ
完結です。気が向いたら付け足したりするかもしれません。
その部屋には鏡が一つ。鏡にはどこかの様子が映っている。
それを寝っ転がって眺める和服の少女と、それを世話する執事のように佇む直衣の青年。
「のう浅葱、あれは良かったじゃろう?」
「ええ。本当にあれは嬉しかったです」
「それはそうとなぁ、そろそろ回復したのではないか?あの子のところに言っても良いのじゃぞ?」
「良いのですか?」
「ええ。それに…今、ピンチみたいじゃの」
「お言葉、感謝します。では…総司さんにお伝えください。では」
「もう、神様にお願いするなんて、誰に似たのか…あやつが筆頭だから妾が苦労するのじゃ…」
✡✡✡
「なんだ勇者。貴様の力はそんなものか?」
「「「ユウジ(さん)!」」」
「くそ、まだ、まだ…俺は…」
ユウジはあの時と同じく、床に倒れていた。彼を凌駕する力の持ち主、魔王とその四天王に。
周りにいるユアナ、ミラ、エルナは必死で守ろうとしたが同じく転がされた。
万事休すと思われたその時、ユウジの巾着袋が光を放ち、中に入っていたガラスのように透き通る球が飛び出てく↓る。
球が光を放ち、子供の姿をとる。白い狐の耳と白と黒の髪、九つの尻尾を持つ……アサギの姿へと。
「久しぶり!…って、ピンチ?積もる話はコイツ、倒してからだね。」
「「「「アサギ(さん)!!??」」」」
「貴様、何者だd…グアアアアアアァァ…アァ…ァ」
指をパチリと鳴らすと一瞬で屈強な魔王が炎に包まれ、灰となっていく。
その様子を呆然とみていた勇者一行は魔王が倒れるとともに、笑い始めた。
「なんだ、何がおかしい!」
「勇者…とうとう狂った…?」
「魔王様!?」
「コイツ、何者ですかねぇ!?」
その問いには答えず、アサギの力で回復した四人は魔王の四天王に攻撃する。
「何もおかしくはないぞ!」
「ユウジさんが狂うはず、ありませんわ!」
「へへん。魔王の首はとったよ!君たちは死ぬ運命さ!」
「あいつが何者かって…?役職は“あくまで”従者だが、俺の大親友の九尾狐のアサギさ!それじゃあな!」
それぞれ相手をしていた四天王が倒され、5人の勇者パーティは帰路につく。
かけがえのない仲間たちと共に。
✡✡✡
鏡には、仲良く話す5人の者が映っていた。
それを見る和服の少女と浅葱によく似た羽織袴の青年。
「浅葱ちゃん、10年くらい休暇をやるからの…楽しむのじゃ」
「ありがとうございます…あの子のために」
「いいのじゃ。元とはいえばお前があやつに名前をつけたおかげであやつをこっちに引き入れられたからの。」
「では私も、行って参ります。ここでの警備隊は楽しいです…昔の仲間との、良い仕事」
「ああ。頼りにしているぞよ、幕末の剣士…新選組一番隊組長、沖田総司。」
✂ーーーーーーー
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました!!
思っていたより早く終わってしまい、凝った設定の使い所があまりなくて書き直そうかと考えている作者です。
(機会があったらやる予定ですよ 次はコンパクトにします)
もしよかったら感想、意見などもお待ちしております!
(今更ですが評価も大歓迎です!)
本当にありがとうございました!!
✂ーーーーーーー
宣伝です。
テイマーとつかい魔〜もふもふと共に東奔西走〜というのも連載中です。
よかったら読んでみてくださいね!




