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幼少期編第十五話

更新遅くてすみません。

とりあえずこの話で一歳からは卒業です。

な、長かった。

「、、、ということが、

 やたがらすとのあいだに、あったの。」


「なるほどな、そう言う事があったのか。

 それで零の体には大きな妖力やら、前世の記憶があって

 そのげーむ?とやらの世界観がこの世界の元、か。」


あれから少し時間をかけて、鵺黒と話をしていた。

前世の事から、八咫烏との事、時々念話を使って

詳しく喋ったり、たとえ話をしたりと

なかなか長い間話をしていた。

ちょうど今はすべてを話し終わったところだ。

正直、何処まで理解されているかは

分からないが、少しでも鵺黒さんが分かってくれていると良いな、

と願うばかりだ。


「うん。どうかな、わたしがはなせるのは、このぐらい。

 これからもいっぱい、めいわくをかけるような

 はなしだけど、あきれた?」


「いいや、零はいくらでも迷惑を掛けてくれていい。

 家族なんだからな。

 それにしても、八咫烏が零と契約していたのか、

 ちょっと大変かもしれないな、零が。」


「え?わたしが、たいへん?」


「あぁ、八咫烏は俺よりもはるかに前から居る

 古参の妖、と言うよりは神に近いからな。

 妖は生きている年数が古ければ古いほど、妖力は大きく強くなる。

 そして八咫烏は神話に登場するくらい、生きている年数は長い。

 後、八咫烏には八咫烏を信仰している神社があって

 そうやって信仰されるとさらに妖力は強くなり、存在自体も強くなる。

 俺には無いが、妖狐なども信仰されている神社があるから

 たとえ生まれたての妖狐でも妖力は強い。」


「つまり?」


「そういう強い妖と契約すると、契約したものは

 その妖の妖力や能力を使えるようになる。

 どんな妖力の量、能力が使えるかはその妖次第になるから

 、、、零は八咫烏と契約している、つまりは

 妖力や能力の制御が普通の妖と契約をした人よりも

 何倍も努力が要ると言う事だ。

 今はまだ、少しの妖力だけが八咫烏から貰っているが、

 そのうち零の体がしっかりしてくると能力も

 零に流れてくるようになる。

 それまでに妖力を制御できるようにならないと、、、大変な事になるぞ。」


「、、、たとえば、どんなふうなことがおきるの?」


ちょっとどんなふうに大変になるか、聞いてみようと思った。

妖力って要は魔法みたいななんにでも出来る力、のはず。

その力が暴走するとどんな風になるかだけは、

自分の身を守るためにもいるかと考えたのだ。

後はたんなる好奇心で聞いたが。


「そうだな、ありきたりなのはその妖力の暴走だな。

 八咫烏は確か、風の妖力が使えるはずだから

 暴走すると零を中心に竜巻が起きるだろう。

 後は体の中の妖力が制御出来なくなって、

 体がだるく、辛くなる、とかだな。

 風の妖力は制御さえ出来たら、飛ぶことが出来るから

 空を飛んでみたいなら早く制御すると良い。」


「そらをとべるの!?いいなあ、それならようりょくを

 うまくせいぎょして、そらをとんでみたいな。

 でもようりょくの、せいぎょってどうやってするの?」


楽しそうだから空を飛んでみたいけど、制御が出来ないと飛べない。

、、、多分、辛いんだろうな、制御できるようになるには。


「制御するには、妖力をまず感じて

 それを自由に動かせるようにならないと何も出来ない。

 試しに俺の妖力を零に流して見るから、手を出してくれ。」


「うん。」


言われた通りに手を出して、鵺黒を見上げた。

すると鵺黒は私の手にそっと自分の手を重ねてきた。

手をしばらく重ねていると、何か温かいものが自分の手から

体の方へ流れてきているのが分かった。


「ん、なんかあたたかい。これが、ようりょく?」


「そうだ、その温かいのが妖力だ。

 じゃあ今度は手を離して、零が持っている妖力を感じてみるか。

 やり方はさっき感じた温かいのが、体に流れているのを

 想像してその流れを感じるんだ。

 少し難しいが、零なら出来る。

 頑張ってくれ。」


「わかったよ。

 、、、これかな、なんかすごくあたたかいのがある。

 あと、つめたいのもある。」


「冷たいもの?もしかしたらそっちは、霊力の方だろうな。

 霊力は妖力よりも扱いが簡単だから、後で制御は出来る。

 とりあえずはこれから毎日、その妖力を制御できるようにしていこうな。

 大丈夫だ、俺が付いているから

 すぐにでも制御できるようになる。」


「う、うん、わかったよ。

 はやくそらをとんでみたいから、がんばるよ。」


何だか鵺黒が怖い言い方をしていたけれど、

とりあえずはしばらく妖力の制御が日課になるみたいだ。

ああ、早く空を飛んでみたいな。

後は、私の好きな先生のキャラにも幼いころに会って、

仲良しになれると良いな。

そんな考えが、私の頭を占めているのであった。

今回も読んで下さりありがとうございました。

次の更新は、月末になるかもしれません。

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