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幼少期編第十三話

あ、暑い。常温放置プレイの氷の様に溶けそうだ。


「んぅ、、、。」


「起きろ、零。昼だぞ。」


「んにゃ、ひる?、、、ひる!?」


がばっと布団を押しのけて起きると横でこちらを

少し不安そうな顔をする鵺黒さんが視界に映った。

それで辺りを見ると、どうやら鵺黒さんの部屋の布団の様だ。

起き上がった身に包んでいるのは、いつもの寝る時に着る

いつもの和服の様だった。


「良かった、零は昨日の夜から眠り続けていたんだ

 何かあったのかと思ったが、

 とりあえず起きてくれて何よりだ。

 体に何処かおかしい所は無いか?」


昨日の夜、という単語で私は色々と思い出した。

八咫烏と会って屋根の上に連れて行かれて話をした所までは

辛うじて覚えているが、その後がうまく思い出せなかった。


「おかしいところはないけど、きのうのよるっていったら

 、、、ねえ、やたがらすさんとは、あのあとどうなったの?

 わたしのきおくって、そこでとまってるんだけど。」


「あぁ、それはそうだろう。

 八咫烏が言うには、話をしている時に零が眠ってしまった。

 その後俺に零が眠ってしまったからと、

 俺に零を渡されたんだ。」


うーん、あの時確か記憶を渡すって言われて、

、、、あぁぁぁぁ、思い出した!

その時にすごい衝撃が来て、私の記憶と八咫烏の前世の記憶と

生まれ変わった時の記憶の全部が渡されたんだ。

それでその時に、八咫烏が名前を呼べって言ってきて私は、

『鏡夜』って言ったんだ。

話はしたのは合ってるけど、眠ったというよりは

気絶したって言った方があの時は正しいと思う。

、、、あー、もう一度話をしたいかも。

色々と言いたいことが出来ちゃったからなあ。


「そうなんだ。そのあとはやたがらすってどうなったの?」


「その後は、この手紙を渡された。

 ちなみにこの手紙は零が触って『名前』を言わないと

 開かない仕掛けなので気を付けるように、

 だそうだ。とりあえず渡しておく。

 、、、今は何も聞かないが

 後々話してくれると嬉しい。

 仮にも、保護者であり家族だからな、俺は。」


「、、、うん、わかってる。

 すぐには、はなせないかもだけど、

 やたがらすとのことがおわったら、

 ぜんぶはなすよ。」


「分かった。とりあえず今日は寝ていても良い。

 俺は下に居るから、何かあったら呼べばいい。」


そう言うと鵺黒さんは部屋から出て行った。

改めて鵺黒さんから渡された手紙を見ると、

普通の手紙にしか見えなかったが

封をする所に八咫烏がデザインされた

封蠟が押されていた。


「ここにむかってなまえをいうのかな?

『美鈴』、、、なにも、おきたようにはみえないけど、

 あけてみていいのかな?」


とりあえず、前世の自分の名前を封蠟に向かって

ぼそっと言ってみたが、大した変化は起きなかった。

なので手紙を開けて見ることにした。

なかなか剥がれない封蠟を剥がそうと

必死になっていると、誰かから肩をポンポンと叩かれた。

驚いて後ろを見ると、そこには、、、


「それはなァ、こうやって開けるんだよ。

『零』、、、ほらな、開いただろ?

 せっかく俺の気遣いで今の名前で開けれるようにしたのに

 昔の名前をそんなやすやすと言っちゃあダメだろォ?

 なあ、美鈴。」


昨日の夜にあった時よりも随分と楽そうな洋服に身を包んだ

八咫烏が居た。


「やた、がらす、、、なんでここにいるの?」


「八咫烏、じゃないだろォ?

 ちゃんと鏡夜って呼んでくれよォ、美鈴。

 せっかく記憶を渡してまで名前を呼んで貰おうとしたのに

 あんまりじゃねえかァ?」


「、、、それで、きょうやはなんでここにいるの?

 かえったんじゃなかったの?」


「帰れるわけねえだろ。

 昨日の夜から俺は、鵺黒の旦那に手紙と美鈴を渡した後は

 ずっとこの家の屋根に居た。

 仮にも俺が美鈴の気絶を引き起こして

 しまったし、心配だったからなァ。」


「まあ、それはきょうやがひきおこしたことだけど、

 このてがみはいったいなに?

 きょうやがここにいるなら、このなかにかかれていることって

 きょうやが、いえばいいよね?」


「一応俺なりの謝罪文を書いているんだけどォ?

 あと、ここに俺が居るのは美鈴が

 手紙をなかなか開けようとしないから、心配して来たんだよ。」


「そうだったんだ。それでしゃざいぶんって、

 なにがかいてあるの?」


「あー、確か 気絶させるようなことを

 いきなりして悪かったって事とォ、美鈴が持ってる妖力は

 俺との強いつながりと契約の証って事のォ二つの内容のはずだ。」


「けいやく?わたしそんなことを、したおぼえがないんだけど

 どういうこと?」


「こればかりは俺にもどうしようも出来ないねェ。

 何せ神が決めた事だからなァ。

 ちなみに契約成立の条件は俺の名前を呼ぶって事だった。

 契約の証は多分俺にもあるから、美鈴にもあるだろうなァ。」

 

そう言うと鏡夜は左手の手の甲を私に見せた。

そこには三つの足を持った烏、八咫烏の入れ墨の様なものが

描かれていて、少しだけ淡く光っていた。


「こんなものがわたしにもあるの?

 みたことがないんだけど。」


「まあ、俺と手の甲を合わせないと出てこないように

 細工をしたから、当然だなァ。

 そういうの、見られたくないだろォ?」


「へえ、そういうことができるんだね。

 とりあえず、いまはきょうやのきおくのなかにあった

 おたがいのきおくをいっしょに、せいりしていきたいな。

 いいかな?」


「問題ない、じゃあまずはァ、、、。」


そうして時間の許す限り私と鏡夜は話をすることになった。


最近ちょっとしたキャラを作れるサイトの

「CHARAT」にはまっています。

もし、ちょっと上げる時があったら

そのサイトで作った登場人物たちの姿を

あげてみたいと思います。


今回も読んで下さりありがとうございました。

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