第48階 フォアローゼズの決意
私は星一族の王地である
ルイタイアを後にして
私は足早にアルテンさんの王城に
戻っていた
アルテンさんにも話を通そうと
思ったからだった
門の前に4人と1人の影があった
「どうしたの?」
私から目を背けようとする5人に
私は優しく微笑みかけた
「ハツミ!私等ね考えたんだ!
この子な織出和 命って
いう名前なんだけどな
つい先日東の大国領土内の滅ぼされた
村の出身らしいんだ!」
あの村の...そう
「それで、何を考えたの?
も......」
私が言おうとした言葉を遮って
マスカリアは私の胸に飛び込んで
こう呟いた
「私達は弱い...フォアローゼズは
ハツミよりはるかに弱い
どうにもならない事や
悔しい事..ハツミは全部解決に
導いて行くんだと思う」
私はそっと抱きしめながら
静かに聞いていた
「だから私はいや私達は
ハツミを信じてついて行く
そしてそれでも
ハツミが間違いだと
思ったら私達フォアローゼズが
相手になる」
マテハとマユナが
恥ずかしそうに頷いている
イムも目を逸らしながら
気にしているのが分かる
「そうね、そうして欲しい」
私と違い10にも満たない
人生で決めた事
ついていけないなんて
言われた日には
ふかふかベットで
凹みながらうずくまって
どうやってなだめようか
考えようかとも
思っていたけども
必要なかったみたい
私はフォアローゼズを
抱きしめた
愛おしくて可愛い
私の娘達...
父と母の気持ちが
少しだけ分かった
「それで命ちゃんというのね」
「....」
難しい顔する命ちゃん
マテハが困った様な顔で言う
「命君なんだ、ハツミ?」
それって男の子ですかい?
ふ〜んなる程ねぇ
実に面白い"者"を創ったわね
東の大国の文明より頭3つ
突き抜けている程度なら
まぁ可能かな
「さてと..命君?私はハツミです」
手を伸ばしたところ
マテハの後ろに隠れてしまった
「..今は私から離れようとしない」
マテハが若干困った様な顔で説明する
「まぁそうみたいね
お姉ちゃんと思っているのかも
しれないしね、それに
色々戦う術とか興味のありそうな
事とか教えてあげたらどうかな?」
マテハはコクっと頷いた
...正直なところ彼の寿命は決して
長くない、それに普通の人より
負荷が掛かっているのも事実
代えてあげても正直良いのかも
しれないけれど
今は何もしないが得策かなぁ
「それとハツミ?
悪いお知らせよ
三竜王が東の大国からの
防衛ラインを敷くみたいよ
戦争する気みたいだから」
マユナが新聞を一部置いた
古い文明の手法ね、新聞なんて
大きく見出しに"893は最強
絶対不滅の世界の支配者也"と
その後に細かく西への進出の為に
神々不在の地へ力を見せつけるとある
2柱滅ぼして支配者が1柱に
なったから行動が迅速か
でも、正直遅い
それでも魔界旅行は勝利後かな
国滅ぼしの祝勝会も兼ねて
「色々情報収集したけど
東の大国は超能力者というか
奇怪な技を使う人達がとても
優遇されているみたい
異世界人の力とか噂されていて
規格外に強いって
恐怖の対象になっている」
イムが手を振ったり
パタパタさせながら
説明してくれるのを
可愛いぃなぁとか思って
みていた私だけど
はて?そんなに強い力が
あったかしら?
1柱は確かに残っているけども
まぁ、警戒は怠らずいこうかしら
「ハツミ...正直この戦いは
予測のつかないものになると思う
東の大国に勢いで単身挑もうと
していたけども私は止めて貰って
良かったと思う」
東の大国は最早星一族の
唯の食場になると
私は感じているんだけども
マテハが言うんだし
緊張感を持って臨みますか
「そうね、得体の知れない
怪しい連中みたいだしね
改めてよろしくね!
フォアローゼズ!」
早く、魔界行きたいなぁ...
「「うん!!!!」」
と大きな4つの声が重なって
私の耳に心地良く響いた




