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金曜日の詩『椎の庭』  作者: くらきしい
8/8

私の地図


パラレルワールドに来たような

不思議と懐かしい感じがした


冷たい空気が耳を包む

森の中 はしゃぐ二人を見たようだ

踏み鳴らす落ち葉 

空を舞う羽根になれ


かえんなきゃ かえんなきゃ


この病んだ身体では

見知らぬ街をさまようばかり

吐き気をこらえて

見つけたのが 私の地図だなんて



時間に追われて走る螺旋

伏せた目は 堕ちる天使を捉えてた

抱き寄せる涙

天に降る雨となれ


かえんなきゃ かえんなきゃ


この病んだ身体では

帰りの道に迷ってばかり

階段の先で

拾ったのは 貴方の羅針盤で



やっと自由になれたんだね


それでもいいから

手を繋いで帰ろうよ



かえんなきゃ かえんなきゃ


この病んだ身体にも

薬をくれた貴方はいない

遥か昔に

置き去りの 地図と羅針盤



その羽根を抱いて


おかえり いつまでも























今までありがとうございました。

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