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ハンバーガーは異世界を救う?  作者: ぽいずん


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166 ダンジョン攻略開始!

誤字報告いつもありがとうございます。

「待たせたのじゃ! 全くあの受付ときたら… 話が終わらんのじゃ!」

「なんかそんな雰囲気だったね、お疲れさん。じゃあ話は移動しながらにしてダンジョンに向かおうか」

「そうじゃな」


 予想通り世間話に花を咲かせられたらしい。


「全く、いくら私達がリャンシャンダンジョンをクリアしたからといってもこのギルドに貢献するかどうかは分からんと何度も言ったのじゃが、まるで聞いてはくれなかったのじゃ」

「ああ、ギルド同士で連携ができていたって事だな? 俺達の風貌でバレた感じ?」

「まぁそうじゃろ。エルフにオーガ、そして獣人と人間のパーティなぞ他にはおらんじゃろうしの」

「そういやそうか。オーガはパーティを組まないって話だもんな、そんなオーガを連れていたら簡単に特定されちゃうか」

「それでクローディア、ダンジョンの情報を聞かせろ」


 グレイがしびれを切らしたようで会話に割り込んでくる。


「最高到達階層は31階層らしいの、30階層をクリアしたパーティがそこで怪我をして引き返したとの事じゃ。怪我の具合が芳しくなかったらしく、その後更新される事無く引退したんじゃと」

「31階層か、それだとCランクかDランクかも判断できないな。まぁどうせ肩慣らしに行くつもりだったし、50階層まで寄り道無しで進んで行こうか」

「そうだな。50階層までに隠し部屋があったとしても、大した物がありそうな気はせんからな」


 今の俺達であれば50階層なら2週間もかからないで到着するだろう、まぁ常日頃のルーティンは崩れてしまうけどね… 別にダンジョンアタックを10日間で縛っているわけじゃないけど。


 そんな訳でギルドを出てダンジョンへと向かう。ちなみにニヤついていた冒険者はただこちらを見ているだけだった、何がしたかったのだろうかね。



 早速ダンジョンに突撃! 入り口付近の雰囲気は確かにリャンシャンダンジョンと似ているが、さすがにマップまでは同じというわけではなさそうだね。同じであればつまらないか。


 1階層には12~3歳くらいの少年少女が数人組になり、スライムを攻撃している。衣服のボロさから見て孤児なのだろうか、皆痩せているな… スライムの魔石でも数を揃えれば食事代にはなるだろうけど、数人分となればやはり足りないのだろう。しかも獲物の取り合いも起こっているみたいだ…


「良いではないか主よ。あの子らも比較的安全な狩場で自分の手で稼いでおるのじゃ、ゆっくりでもレベルが上がれば先に進む事も出来よう」

「まぁそうなんだけどね… あんな子供がって思うと危なっかしく見えてね」

「ご主人、ああやって戦える者は侮れないものだぞ。飯を食うために盗賊になる者も多くいるのだ、その点魔物を狩っている者は貪欲に強くなろうとするのだ」


 盗賊になるよりは遥かにマシか… まぁ無理をして勝てない魔物に向かっていかなければいいけどね。


「20階層までの地図は購入しておいたのじゃ、そこまでは一気に行くとしようではないか」

「そうだね」


 頑張るんだぞ少年少女達!



 2日後、俺達は20階層に到着していた。やはり地図があるのとグレイ達の尋常じゃない強さが光ったね! それにシフの耳も大活躍で、アイシャの索敵と合わせると出合い頭の戦闘という物が完全に無くなった。


「しかしつまらんな、リャンシャンダンジョンの敵もこんなに弱かったか?」

「いやいやグレイ、俺達がリャンシャンダンジョンでこの辺の階層を通った時よりも俺達成長しているんだよ」

「む、確かにそうなんだがもう少し手ごたえがあったような気がしてな… ではここのボスは俺にやらせてもらおうか」

「また始まったか… グレイはいつもそうなのじゃ、勝手に単独で突撃したがる癖はどうにかならんのかの?」

「まぁいいさ、20階層程度のボスじゃグレイを止められないだろうしね」


 索敵はアイシャとシフに任せるくせに、戦闘はソロでやりたがるグレイ… まぁこれもいつもの事なんだよね。でもグレイにとって相性が悪いと判断した時は素直に引いてくれるし、フォローに回ってくれる時もある。クローディアも好戦的だから時折こうやって言い合う事があるんだよね。


「ご主人の言う通りだぞクローディア、こんな雑魚に俺は止められん」

「私が暇じゃといっておるのじゃ! ちゃんと順番でと言うたであろうにこのオーガは… せっかく新しいステッキがあるというのに試せないではないか」

「まぁまぁ、トルネードは狭い空間で使うものじゃないからね? ボス部屋の広さでも足りないかもしれないんだから自重してよ?」

「仕方がないのぅ、これなら街に入る前に試しておけば良かったのじゃ」


 そうは言うけどね、トルネードだよ? どれほどの規模の竜巻が出てくるのか分からないけど、多分遠くからでも視認できちゃうほどの魔法だと思うんだよね… レッドフレイムステッキのフレイムピラーの例もあるからね。


「しかしトルネードかぁ、一体どんな魔法なのかね。竜巻といえば家から生えている木までも根こそぎ巻き上げていくイメージなんだけど、なんか大ダメージを与えるって感じじゃないよね」

「何を言うか主よ。その恐るべき風圧で巻き上げてからの落下でダメージを与えるのではないかの? 自重でダメージは変わってしまうが範囲も考えると恐ろしい魔法じゃと思っておるのじゃ」

「ああ! なるほど、確かに効果範囲は広そうだね。以前俺が見た漫画では竜巻の風を使い、そこから

ウィンドカッターの乱れ打ちみたいな事をやっていたのがあった記憶があるな」

「漫画? それはようわからんが竜巻の風圧を利用してのウィンドカッターか、それは面白そうじゃな」


 まぁアレだ、狭苦しいダンジョン内では危険だから使用禁止だな。リャンシャンダンジョンのアイテム袋を見つけた83階層、そこにあったやたらと広いモンスターハウスでなら使えそうかな? あそこは鳥系の魔物が空を飛ぶくらい広かったから多分大丈夫だろ。グレイが先陣を切らなきゃだけどね。


 そんな訳で、ペンチャンダンジョンの攻略はまだまだ続くのだった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 更新お疲れ様です。 ギルド間で情報共有されてる=ギルド側から有らぬ疑いをかけられ難いというのは良いことですが、逆に言えば此方の情報がある程度ギルド側から漏れるという危険性もあるんですよね…
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