少年期12 スキルをあげよう
ブクマ20行きました!
もう祭りですね!
ギルドに戻った俺たちは受付のお姉さんに呼ばれた。
「ちょうどよかったわ。ヘルくん、大穴の調査受けてくれない? 闇の魔法使ってる人少なくて、今この街にはヘルくんかお年寄りしかいないの」
「いいですよ。ちなみに報酬は……」
「調査の報酬は100000Gよ。ヘルくんは闇の魔法があるから楽にできるけど、ほかの人だとそうはいかないからこの値段よ。あと、ギルドマスターにこのことを話したらほぼ間違いなく魔物の巣だっていうことだから、150000Gの報酬が出るわ」
「そんなにですか!」
ということは150000Gは今もらえるんだよな? そしたら闇の魔法とかのあれやこれや買って……
「うれしそうね」
「はい! スキル上げははかどります!」
「ヘル、もう少し遠慮しなさいよ。恥ずかしいわ……」
もらえるものはもらわないとな。
「それじゃあ、これが150000Gよ。確認してね」
「……確認しました」
多すぎるからギルドカードにしまうか。
「それじゃあ、明日から調査をするので必要なもの買ってきますね!」
「え、ヘル? さっき買ってきたばかりじゃ――」
「エンジュ姉さん行くよ!」
「え、えー?」
ほくほく♪
いやーいい買い物をした。巣の規模によっては調査中に魔法のレベルも……ふふふ。
「ちょっと、あんなもの買ってどうするのよ?」
「秘密ー。まぁ楽しみにしててよ」
「気になる……」
というわけでやってきました。魔物の巣です。
昨日の買い物が終わった後すぐに宿屋で休み、朝の4時に街を出てベンさんを探して、魔物の巣に案内してもらいました。
そしたらいましたよ、うじゃうじゃと。
リザードマンが!
リザードマンとは、体長2mほどの爬虫類のような見た目をしている2足歩行の魔物だ。
ゴブリンやオークよりも頭がよく、力も強い。
100000Gぽっちで受けていいものじゃないですね、はい。
幸いなのはまだ赤ん坊なのか小さい個体が多い。
「どうしてくれんだ、べんんんん?」
「え、私は別に絶対ゴブリンかオークの巣だなんて……」
「あ?」
「っす、すみません、すみませんってば! だからその闇の魔法抑えてください! リザードマンに気づかれちゃいますば!」
「ヘル、なんか怖い……」
おっとっと、俺の中に眠る邪王炎殺黒りゅ、まぁいいや。
「俺たちがやることはここまでの道のりを書いた地図と巣の情報を出せばいいんだから問題ないか。途中でリザードマンと戦闘になったわけじゃないし」
えっと、数は…10、20、30……、120くらいか。多すぎだろ。
「ヘル、調査に必要なことも調べたんだし帰りましょ?」
「あ、俺ここでスキル上げするから」
「「は?」」
「いや、スキル上げ」
「何言ってるの!? 一体ならともかくこの数は確実に死ぬわよ!」
「そうですよ! 幽霊の私まで殺されそうです!」
お前もう死んでんだろ。
「大丈夫だよ。気づかれなきゃ何もしてこないんだし」
「気づかれなきゃって……遠距離魔法でもするの? それでもダメージを与えたら……」
「与えなきゃいいんだよ。魔法は、火の玉だったり、水の玉だったり、レーザーだったり、呪いだったりばかりで相手に影響を与えるでしょ?」
「そうよ。だからダメージを与えないだなんて無理よ!」
「闇の魔法以外はね。闇の魔法にはLv6、7、8にインヴィジブレイク、アッパーブレイク、ダークネスの魔法があって、それぞれ透明状態の看破、身体力上昇系魔法の解除、暗闇にする、なんだ」
「Lv6はともかくLv7、8はだめじゃない」
「リザードマンは魔法を使えないし、ヘビみたいな特性を持っている。だからLv7のアッパーブレイクは意味をなさないし、Lv8のダークネスも夜目を持つリザードマンには効果がない。」
「そ、そっか!」
「しかも、この3つの魔法は狙った対象の周り奴にも誘爆する。120体も密集してるところに打ち込んだら……」
「一気にスキルが上がる?」
「そう、闇の魔法Lv6なら3体に1体は0.01あがる。魔法の当たらない端っこのやつらを抜かしても5回打てばLv7になる。この調子でいけば、今日だけでもLv9にはなる!」
「す、すごい! でもずるいよ! 私もしたい!」
「光魔法はダメージを与えるか、仲間を癒すことしかできないでしょ?強化と回復魔法は言わずもがな」
「うぅ……」
「ブラッディスティールでスキル上げ手伝うからさ」
「……許す」
「ありがとう」
それじゃあ、スキル上げ始めますか!
おかしな点があれば感想で教えてもらえるとうれしいです




