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真・恋姫†無双~北刀伝~  作者: NOマル
第一章~流星の遣い~
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~一刀と関羽、張飛と契りを交わすのこと~

どうもです!今回は、鈴々との出会いを書いていきます。苦手な戦闘シーンを書いてみました。では、どうぞ!

一刀と関羽の二人は、鈴々に会いに行くために山のなかを進んでいた。

「え~っと、これが一本杉か?」

「ああ。左へ入れば、後は道通りと言っていた。」

関羽はそういうと、一刀も左へ行った。

「“それにしても、さっきの一刀殿の覇気。凄まじいものだったな。”」

関羽は、心の中でそう言った。関羽も最初は一刀のことはちょっとは腕の立つ者だと思っていたのだが、これほどとは思っていなかったようだ。

「“一体、何者なんだろうか?”「…う…関羽!」ッ!な、なんでしょう!?」

関羽が考え事をしていると、一刀が話しかけてきた。

「どうしたの?」

「いや、何でもない。」

「?…ならいいけど。」

一刀は首を傾げながら言った。

「“ふぅ。・・・無駄なことは考えないでおくか”」

関羽はそう思ったその時!

《ヒュッ!》

「「!?」」

突然、木の上から石が飛んできて、一刀は木刀、関羽は偃月刀で防いだ。

「っと、危ない、危ない。」

「くっ!何奴!?」

関羽はそう叫ぶと木の上に鈴々山賊団の一人らしき男の子が石を抱えながら、座っていた。

「こっからは鈴々山賊団の縄張りだ!役人の手先はとっとと帰れ!!」

《ビュビュンッ!!》

そう叫びながら、男の子は石を投げてきた。

一刀と関羽はそれを防いでいる。

「うおっと!あ、あぶねっ!」

「こ、こらっ!やめんか!当たったら危ないだろ!?」

「この!この!絶対、おやびんを捕まえさせたりしないからな!!」

男の子は構わず、投げ続ける。

「えぇーい!面倒くさい!!」

関羽は、男の子のいる木に向かっていき、青龍偃月刀で切り落とした。

「う、うわぁ!?」

「危ない!」

一刀は、落ちてきた男の子を見事にキャッチした。

「ふぃ~、ギリギリセーフだな。」

「うぅ、助かっ…」

「それはどうかな~?」

声のする方を見るとそこには関羽が仁王立ちしていた。

「“・・・悪い顔だ・・・”」

一刀は心の中でそう呟いた。そして、

「ふん!」

「ギャアアア~~!!」

男の子に制裁を下した。



二人は、先を進んでいた。

「大人げないなぁ~」

「うっ!そ、それは・・・。」

関羽が小さくなっていると、草むらからまたまた手下の子供たちが出てきた。すると、子供たちは出てきていきなり

「やぁ~いチンチクリン頭~♪」

「ブ男~♪」

「“あ~、なんか、傷ついてきたぞ~・・・。”」

子供たちにボロクソ言われ、心にグサッ!と刺さった一刀であった。

「ブス~♪」

「年増~♪」

「なっ!誰が年増だ!」

子供たちに失礼なことを言われ、子供たちに近づいて行く関羽だったが、あることに気がつき足を止めた。そう、関羽の目の前に分かりやすそうに、葉っぱが置いてあった。完全に落とし穴だと思うくらいに。

「なるほど、落とし穴か。子供にしては知恵を絞った方だと褒めてやるが・・・ふん!」

すると関羽は葉っぱのあるところを飛び越えた。

「そんな手にかかる関雲長ではない!さあ、観念…「関羽!そこはダメだ!」…え?」

《ニヤリッ!》

一刀は関羽に向かって叫んだ。子供たちは笑みを浮かべた。

「あっ…」

実は、葉っぱの前に本当の落とし穴を仕掛けていたのだった。その仕掛けに関羽はまんまと引っ掛かり、落ちていった。

「わーい、落ちた落ちた♪」

「バッカで~い」

「引っ掛かってやんの♪」

「やんの♪」

子供たちは、大喜びしていた。

「あちゃ~やられたか。こういう手口、俺も昔やってたからな~。」

一刀はそういうと、関羽を助けようと、手を伸ばした。

「ほらっ関羽。大丈夫…「こら~~!!」うお!?」

「「「「うわぁ~!!!」」」」

関羽はものすごい勢いで穴から飛び上がり、子供たち全員にお仕置きをした。〔雑巾しぼりや万力など・・・〕

「やれやれ、子供相手にムキにならなくても…《ギロッ!》…すんません。」

関羽に睨まれ、一刀は小さくなった。一方子供たちは涙目になっていた。小さい子供にここまでしなくても《ギロッ!!》・・・すんません・・。

「お、おやびんは、お前らなんかに負けないからな!!」

男の子がそういうと、

「わかったわかった。鈴々のことは悪いようにはしないから、お前たちは村に帰れ。」

関羽はそう言った。すると子供達は、

「ほんとか?」

「おやびんを役人に渡したりしない?」

「しない?」

子供たちは、そう聞いてきた。一刀は笑顔で答えた。

「もちろん、約束するよ。だから、安心して?」

「「「「「・・・。」」」」」

一刀は子供たちの頭を撫でながら言った。すると、

「ねぇ、帰ろ?」

「・・・うん、そうすっか。」

「帰ろ帰ろ♪」

子供たちは全員、村の方へ帰っていった。と思いきや、

「ブ~ス!デ~ブ!チンチクリン!年増!お前らなんか、おやびんにやられちゃえー!」

「ちゃえ~♪」

子供たちはそう言い残すと、一目散に村の方へと走っていった。

「「・・・。」」

二人はお互い無言であった。

それからまた二人は歩き始めた。

「ははは、散々言われちゃったな~。」

「まったく、これだから子供は。」

そう会話していると、

「「・・・!」」

急に二人は黙りこんだ。ようやく着いた山小屋の上に、鈴々と名乗るあの、赤毛の女の子がいた。先に関羽が口を開いた。

「お主が鈴々だな?」

そういうと、女の子は急に怒りだした。

「鈴々は、(真名)なのだ!(真名)は親しいもの同士が呼びあうものだから、お前に呼ばれる筋合いはないのだ!」

「“(真名)、か。風習みたいなものかな?。”」

一刀がそう思っていると、関羽は続けて喋った。

「成るほど、では改めて聞こう。お主、名はなんという?」

その質問に、女の子は答えた。

「我が名は張飛!字は翼徳!寝た子も泣き出す、鈴々山賊団のおやびんなのだ!」

「“今度はあの、張翼徳か。となると、史実通り仲間になってくれるのかな?”」

一刀は、またまた驚きの名前を聞き、考えていた。

「お主の手下は、村に追い返したぞ?」

「ッ!?鈴々の友達に何をしたのだ!?」

関羽の発言に張飛は聞いてきた。

「なに、ちょっとしたお仕置きを、な」

「“う~ん、なんか悪役っぽい言い方だなぁ~”」

関羽の言葉に一刀はそう思った。すると、

「おのれ~!仲間の仇!十倍返しなのだ~!!」

張飛は、自分の武器である陀矛を振り回しながら答えた。

「おいおい、ちょっと待ってくれ!話を聞いて…」

一刀が止めようとするが、関羽は、

「どうやら、口でいっても聞いてはもらえぬようだ。一刀殿、下がっていてくれ。ここは私がやる。」

関羽にそう言われ、仕方ないと、一刀は下がった。

「ならば、体でわからせてやるまでだ。来い!!」

「どりゃーーー!!!」

「はぁーーーー!!!」

関羽と張飛は同時に走りだした。

上段、横払いなど、お互いの武器をぶつけあう二人!

「うりゃりゃー!!」

「くっ!!」

張飛の小さい体からは想像できないほどの力強い一撃を関羽は何とか受け止めた。

「“くっ、重い!力押しでは不利か!”」

関羽はそう考えると今度は上から思い切り降り下ろした!

「でやーー!」

「くぅ!!」

張飛はそれを陀矛で受け止めた。

「“二人とも、凄い勢いだ!さすがは、関雲長と張翼徳だな!”」

一刀はそう感心していた。

「なかなかしぶといな!」

「そっちこそなのだ!でも、鈴々の本気はまだこんなものじゃないのだ!」

すると、二人はまた同時に走り出し、己の武をぶつけ合った。




それから何時間も時が過ぎていき、辺りはもう夜になっていた。二人はまだ戦い続けており、一刀も目を離さずに見ていた。

「く、ぬぬぬ!」

「・・・惜しいな・・。」

「!?何がなのだ?」

武器をぶつけ、鍔迫り合いをしていると関羽が口を開いた。張飛が聞くと、関羽は続けた。

「これほどの強さを持ちながら、やっていることといえば、山賊ごっことはな。」

「ッ!余計なお世話なのだ!!」

張飛が怒りながら言うと構わず関羽は、

「張飛よ、幼い頃に両親を殺されたそうだな。」

「そ、それがどうしたのだ!?」

張飛が言うと、関羽は立ち上がり、武器を握りしめ、答えた。

「・・・私も幼い頃に家族を失った・・・。」

「!?」

「・・・。」

関羽の突然の発言に張飛は驚き、一刀は無言だった。実は、一刀は関羽と一緒に納屋に泊まった夜に悪夢にうなされている関羽の声を聞き、なんとなくだが関羽も辛い思いをしたんだと感じたのであった。関羽はそのまま続けた。

「村が戦に巻き込まれ、父も、母も、そして兄者も・・・!」

《ギリッ!》

関羽は痛みに耐えるかのように武器を握りしめた。

「そして、私は誓ったのだ!こんな悲しみは繰り返したくない、二度とこんなことが起きない世を目指そうと!」

「それが鈴々となんの関係があるのだ!?」

張飛が聞くと、関羽は答えた。

「お主は、変えたいと思わぬか?戦に巻き込まれ、賊に襲われ、罪もない人々が傷つけられていくこんな世の中を・・・!」

「関羽・・・。」

ふと一刀は関羽の名前を呼んだ。

「そ、そんなのわからないのだ!」

張飛は急に走り出し、武器を関羽にぶつけてきて、関羽はそれを防いだ。

「ただ、ただ、鈴々はずっと、ずっと寂しくて!!でも、でも、どうしていいか分かんなくて!!それで!それで!」

ただ、がむしゃらに武器をぶつけてくる張飛はまるで駄々っ子ようだった。

「ッ!しまった!!」

「それで…それで!」

手がしびれて、武器を弾き飛ばされた関羽、張飛は勢いのあまり武器を関羽に降り下ろしてしまう。

「くっ!」

関羽に武器が当たりそうになったその時!

「もう、そこまでにしよう。」

「!?」

「か、一刀殿!?」

そこには一刀の姿があり、張飛の攻撃を木刀で防いでいた。

「張飛、もうやめよう?これ以上戦う必要はない。」

「う、うるさいうるさいうるさいうるさ~い!!」

「ッ!?一刀殿!」

張飛がやけくそに陀矛を振ろうとすると、

「フッ!」

「「!?」」

一刀は素早く、張飛の陀矛を弾いた。

「……あ……う…」

武器を失った張飛に一刀は近づいていく。

「ッ!!」

一刀が目の前に来て、張飛は怯えながら思わず目をつむった。すると

「・・・?」

一刀は黙って張飛を抱き締めてあげた。張飛のほうは、何が起きたのか分からないでいた。

「今まで・・辛かったんだよな?もう我慢しなくてもいいよ?泣きたいなら泣きなよ。ね?」

「う、うっ、うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

一刀が笑顔で張飛の頭を撫でながらそう呟くと、張飛はおもいっきり泣き出した。

「・・・一刀殿・・。」

その様子を見ていた関羽は、そう呟いた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「好きにしろって、それはどういう・・・?」

関羽がそう聞くと、張飛は恥ずかしそうに答えた。

「勝負の途中で泣いちゃったから、さっきのは鈴々の負けなのだ。/////だから、勝った方は、負けた方を好きにしていいのだ。」

「と、言われてもなぁ~~」

「?」

張飛が首を傾げると、一刀が答えた。

「俺たちは、君が村のみんなに会いに行って今までの事を許してもらうって考えてたんだ。そうしてくれるかな?」

一刀が笑顔で答えると、張飛も笑顔で、

「うん!」

「よしっ!謝るときは、俺達もついていってやるから。な?」

一刀は、関羽に声をかけると、関羽も答えた。

「ええ。では明朝、村の入り口で待ち合わせとしよう、ではな。」

「…あ…」

関羽はそう言うと、張飛は何かを言いたそうにしながらも、言い出した。

「よ、夜の道は、危ないのだ!だから、今夜は家に泊まっていけばいいのだ!」

「それくらい、大丈夫だ。では「いや、そうさせてもらおう。」!?一刀殿!?」

関羽に一刀は言い続けた。

「こんな夜道のなかをわざわざ通らなくてもいいだろ?」

「それは、そうですが「そう言わずに、一緒にいてあげよう?」あ…」

一刀の言葉に関羽は張飛に視線を移した。そこには、行かないでと言っているような感じで、涙目の張飛がいた。すると関羽は、

「いや、やっぱり気が変わった!それでは、一晩泊まらせてもらおうか。」

「ああ、そうしよう。」

「ッ!うん!」

張飛は笑顔で頷いた。二人は、張飛の家に泊めてもらうことになり、関羽は先に風呂に入っていた。

「はぁ、なんか妙なことになったな。」

そう呟くと、関羽はふと一刀のことを思い浮かべた。

「あんな殿方も、いるんだな////」

張飛に向けたあの優しい笑顔を思い出して、関羽は顔を赤らめた。すると、

「湯加減はどうなのだ?」

「ッ!あ、ああ、ちょうどよい湯加減だ。」

関羽は、慌ててそう返すと、

「じゃあ、鈴々も入るのだ~~♪」

「えっ?」

《ガラッ!》

「とっつげき~!!」

《ザッパ~ン!!》

「キャア!」

張飛は勢いよく、湯船に飛び込んだ。

「こら!いきなり飛び込むんじゃない!」

「うにゅ…」

関羽が怒ると、張飛は体をすくめた。

「まったく、《ジ~ッ》ん?どうした?」

張飛は関羽のある部分を見つめていた。関羽が聞くと、

「おっぱい…大きいのだ…」

「!?///」

突然そう言われ、関羽は胸の部分を隠し、顔を赤くした。確かに・・・でかい・・。《ギロッ!》・・すいません!!

「どうしたら、そんなにバインバインになるのだ?」

「どうしたらって…そうだ!」

関羽はひらめいたかのように言い出した。

「志だ!胸に大志を抱いておけば、その分だけ大きくなる…はず…」

「ホントに!?ホントにそれで大きくなるのか!?」

「まあ、そういう説もあったり、なかったり…「よぉーっし!」?」

関羽の言葉を聞き、張飛は決意したかのように答えた。

「だったら、鈴々も大志を抱くのだ!」

「・・・そうだな、そうするといい。大志を抱くことは、悪いことではないからな。」

関羽は笑みを浮かべながらそう言った。風呂から上がり、張飛は布団の用意をしていた。

「ふにゃ、やっぱり鈴々のじゃ小っちゃかったのだ。」

関羽は、張飛の寝巻きを着ていて、特に胸の部分が大きく目立っていた。

「“普段もいいけど、こういうところも魅力的だな///。”」

「?一刀殿、どうしました?」

「ッ!い、いや、何でもないよ!?///」

「そう、ですか?」

一刀が関羽の寝巻き姿に見惚れていると、突然関羽に話しかけられ、一刀は慌てて返した。

「それにしてもすまぬな。寝床まで貸してもらって。」

「いいのだ。勝負に負けたのだから、一晩一緒に寝るくらい、しょうがないのだ。」

「・・・なんか、誤解を招きそうな表現だな・・。」

「確かに・・・。」

子供は素直ですからねぇ~。

「それじゃ、俺はあっちで「一緒に寝るのだ!」え!?」

一刀が行こうとすると、張飛が止めた。

「いや、でも「うぅ」うっ!」

一刀が言おうとすると、張飛は涙目で見てきた。

「う~ん。」

「しょうがないですからね。私はいいですよ?」

関羽に視線を向けると、彼女は承諾してくれた。

「じゃあ、一緒に寝るか?」

「うん!」

そして、三人は一緒に布団に入り、張飛を真ん中に、川の字になるように寝転んだ。

「ごめんな、狭いだろ?」

一刀が言うと張飛はいい始めた。

「そんなことないのだ。それに、こんな風に誰かと一緒に寝るのはスゴく、久しぶりで、全然、嫌じゃなくて、その、なんか、父様と、母様と、一緒みたいで・・・///。」

張飛は恥ずかしながらいうと、急に関羽は喋り出した。

「ば、ばかいえ!一刀殿とは、そういう関係ではないし///、私はお主のような娘がいる歳ではない!///せいぜい、姉といったところだ・・・。」

「・・・姉?」

張飛はキョトンとしたまま、そう呟いた。

「それ以前に…私は子供ができるようなことはまだ一度も…「えっ?」ッ!わ、忘れて下さい!!」

「ちょ、待っ、言い出したのはそっちだろ!?」

関羽は顔を赤らめながら、枕で一刀を叩いてきた。一刀も枕を手に取り、盾にして防いでいた。そんななか、張飛は二人の間に入り、

「姉だったら、お姉ちゃんならいいのか!?」

二人は手を止めた。関羽は答えた。

「ま、まあ、それならいいが…「だったら、今日から関羽は鈴々のお姉ちゃんなのだ!」ええ!?」

張飛は関羽に抱きつき、そういった。関羽の方は、

「い、いや待て。姉でいいと言ったのは、そういう意味ではなくて…「…ダメ…なのか…?」うっ!」

張飛は、目をウルウルさせながら聞いてきた。

「ダメ、ではないが…」

「わぁーい、鈴々にお姉ちゃんができたのだ~♪」

そういいながら、張飛は関羽に抱きついた。

「よかったな、張飛「お兄ちゃん!」え?」

「お兄ちゃんも鈴々のお兄ちゃんになってくれる?」

張飛が聞いてくると、一刀は答えた。

「いいのか?」

「うん!」

「・・・よしっ!分かった!今日から君の兄になってやる!」

「わぁーい、お兄ちゃんもできたのだ~♪」

張飛は、一刀と関羽に抱きついた。

「こ、こら。私はまだ認めたわけでは…」

「これで、これで夜も寂しくないのだ…」

張飛は、二人に抱きつきながらそう呟いた。一刀と関羽は、お互いに見合い、微笑んだ。そして、

「・・・分かった。お主の姉になってやろう。」

「うん!ずっと一緒なのだ!」

張飛は笑顔で頷いた。すると、関羽は急に真剣な顔になった。

「ならば、私たちと共に世の中を変えるための旅にでてくれるか?」

「世の中を・・・変えるため・・・?」

「もっとも、実際はどうすれば世の中を変えられるかを探す旅、といったところなんだが、「いいじゃないか。」え?」

関羽が話していると、一刀も参加してきた。

「なにもしてないよりはずっといいさ。まずは行動あるのみってね♪わからないことがあっても、探せば答えはきっと見つかるはずだ。な?」

一刀は笑顔でそう答えた。

「さて、どうする?張飛。俺達と一緒に来るか?」

「当然なのだ!」

「よしっ!」

「フフっ。」

それから三人は一緒に眠りについた。その様子は、まるで本当の親子の様だった……

翌朝、約束通り一刀達は、張飛を連れて一緒に村のみんなに謝りに行き許してもらい、村のみんなに旅の出発を見送ってもらった。

「よかったな張飛。村のみんなも快く見送ってくれて。」

「うむ、これもお前がきちんと謝ったからだぞ?」

「う、うん…」

二人が話しているなか、張飛の顔はなぜか浮かない表情をしていた。

「どうした?もう村が恋しくなったのか?」

関羽がそう聞くと、

「そ、そうじゃないのだ。ただ、山賊団のみんなが見送りに来てくれなかったから…」

「張飛…」

関羽は何も言えなかった。

「きっと、鈴々がいいオヤビンじゃなかったから、だからみんな「そんなことないぞ?張飛。」え?」

「ほら、見てごらん?」

一刀は山小屋のある方を指差した。そこには、

「おぉーい!オヤビーン!」

「武者修行して強くなってね~!」

「なってね~!」

「みんな、オヤビンが帰ってくるの待ってるからー!」

「オヤビ~~ン!」

みんな、大きな声で張飛を見送ってくれていた。

「ほらな?じゃあ、こっちも笑顔で答えないとな♪」

「ッ!うん!」

張飛は子供たちの方を向き、明るい笑顔で答えた。

「みんな~!行ってくるのだ~!!」




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




【紀元二世紀も末の頃。この世は、乱れに乱れておりました。そんな中、力を蓄え、密かに野心を研ぎ澄ます者、己の力を試さんと文武に励む者、守るべき者のために戦おうとする者。…そして復讐を果たすため、闇を生きようとする者……様々な思いを胸に抱く者達があやなす運命の糸が絡み、結ばれる…】



北郷一刀、関羽雲長、張飛翼徳の三人は村から出発し、綺麗に咲き誇る桜の木々の下を歩いていた。

「そろそろ、マントもいらぬな。」

「もう、春なのだ~♪」

「ははっ、そうだ《ゾクッ!!》ッ!!」

何者かの視線を感じ、一刀は咄嗟に後ろを振り向いた。しかし、そこには誰もいなかった…

「“なんだ?今のは?”」

「一刀殿?どうしましたか?」

「お兄ちゃん?」

関羽と張飛が心配そうにしている。すると、一刀は笑顔で、

「いや、何でもないよ。さあ、行こうぜ!」

「はい!」

「おうなのだ!」

三人は歩き出した。

「・・・・・・。」

そして、一本の桜の木の後ろに、水色を基調とした忍者のような服を着ている一人の人物がいた。フードを被っており、その下から見える金色の双桙が、三人を見つめていた……


【世紀末に舞う、無双の姫達の行く末をとくとご覧あれ!!】











いやぁ~やっと、第1話が終わりました!長かった~~。下手くそな戦闘シーン、本当にすいません!

さあ、ようやく一刀達の本当の旅が始まりました。どんな冒険が待っているのか!?というわけで、次回もよろしくお願いいたします!それでは!

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