~一刀、関羽と出会い、旅をするのこと~
どうも、ヨミマルです。さまざまな感想を書いていただき、ありがとうございます!小説に関するアドバイス等、勉強になります!では、どうぞ!
森の中を一人の黒髪の美少女が歩いていた。
名を関羽、彼女はこの世を正す旅に出ている。先程、降りかかった賊の一味を撃退した所だ。
「はぁ……さっきの賊といい、この世はどうなっていくのだ………」
ため息をつきながら、一人歩く。
突如、空が光り出し、その光は関羽の目の前に降り立った。
「くっ!何て、強い、光なんだ!」
突如現れた光に怯んでいると、段々と光が弱まってゆき、消えた。
「くっ、今のは何だったんだ?…ん?」
光があった所を見ていると、そこには一人の青年が倒れていた。関羽は急いで、青年の元へと駆け寄った。
「っ!おい!しっかりしろ!大丈夫か!?」
「…う…ん…ここは?」
「よかった、気がついたか。」
青年の意識が戻ると、関羽は安堵した。
「ん…ああ、助けてくれてありがとう。おかげで助かっ……た…。」
「?」
青年は、関羽に礼を言おうとすると彼女を見るや、石のように硬直してしまった。
「あの~、どうなさいましたか?」
「…っ!あ、ああ!ごめんごめん!あまりにも綺麗な人だったから、見惚れてた////。」
「なっ////!」
青年がそう言うと、関羽の顔は瞬く間に真っ赤になった。
「なっ、ななな、何を言い出すのですか////!?」
「えっ?」
「えっ?じゃなく////!…はぁ~~。」
関羽は顔を赤くしたまま、大きなため息をついた。
「“どうしたんだろ?”」
青年は首を傾げた。
この鈍感野郎。どの物語でも、このスキルは健在な様です。このリア充め!
「そういえば、まだ自己紹介していなかったな。」
「そうでしたね。」
そういうと、二人はお互いに自己紹介を始めた。
「まずは私から。我が名は関羽。字を雲長と申す。」
「・・・へ?・・」
「えっ?」
関羽が自己紹介をし終えたら、青年は間の向けた声を出した。
「・・・えっ・・と・・関羽・・さん?」
「はい」
「・・・」
彼女が嘘を言っているようには見えなかった。青年は沈黙し、考え込んでいた。
「“えっ?ちょっと待っ、え?関羽ってあの関羽?あの軍神の?あの美髭公で有名な?”」
青年は思った。それもそのはず。歴史上の人物がまさかの美少女になっていたのだから。
「“…もしかして、タイムスリップしちゃったのか?いや、でも、ただのタイムスリップじゃなさそうだ。”」
青年は続けて考えた。
「う~ん、パラレルワールドって奴か?そもそも俺はただ、この鏡を拾っ…《シュウウゥゥ…》ッ!?」
青年が鏡を取り出すと鏡は塵にとなり、空に舞うように、消えていった。
「消え…た?「あの~。」ッ?ああ!ごめんごめん!」
関羽が心配そうに聞いてくると青年は自己紹介を始めた。
「俺の名は北郷 一刀。よろしく。」
「北郷殿ですか。こちらこそよろしく頼みます。」
二人が自己紹介を終えると、一刀が口を開いた。
「それでさ、関羽さんに頼みがあるんだけど。」
「?何でしょう?」
「俺も関羽さんと一緒に、旅をしてもいいかな?俺自身、ここら辺のことに関して何も知らなくてさ。よかったらついていってもいいかなって。」
一刀がそう頼むと関羽は、笑顔で答えた。
「ええ、構いませんよ。それに、私のことは関羽でいいですよ。」
「そっか、じゃあ俺のことも一刀って呼んでくれ。関羽。」
「わかりました。一刀殿。」
こうして一刀は、関羽と共に旅をすることになった。
二人は森を抜けて、近くの村へ行くことにした。村までの一本道を歩いていると、その途中で一本の木を見つけた。その下には小さな石があり、花が供えてあった。
「ん?これは、何だろう?」
一刀がそう言うと、村の方から籠を背負った一人のおばあさんがやって来た。
「最近は、この辺りまで賊が出るようになっての。身ぐるみ剥がされて殺されたものも何人もおってな。花はそん人らへのせめてものたむけじゃよ。」
「そうだったのですか。」
「………。」
関羽がそう言うと、一刀は黙って墓の前で手を合わせた。関羽も続いて手を合わせた。
「お役人様がしっかりしとったら、こんな物騒なことは起こらんかったろうに。いやな世の中になったもんだで。」
おばあさんはそう言い残して、通り過ぎていった。
関羽がおばあさんを見送っている中で、一刀は両手を強く握りしめていた…
村に入り、二人は村の様子を見ていた。
「こんな村の近くにまで賊が出没しているとは。」
「・・・確かに…な。」
「一体、この村はどうなって…「ひぃ~!出た~!」ッ!賊か!?」
「いや、待て。あれは……」
「「子供??」」
叫び声を聞き、前を見ていると、砂煙と共に数人くらいの子供たちが、こっちに走ってきた。
「どけどけぇー!鈴々山賊団のお通りなのだー!」
「「鈴々山賊団??」」
豚に跨がり、そう叫んだ親分らしき子供は、赤毛で小さな虎の髪飾りをしており、元気いっぱいといった女の子だった。
「うりゃりゃー!!」
《ドドドドーーッ!!!!》
「キャア!!」
「おっと!!」
鈴々山賊団は猛スピードで二人の前を通り過ぎ、関羽は尻餅をついてしまい、一刀は後ろに飛んでかわした。
《ドドドドーー………》
鈴々山賊団はものすごい勢いで去っていった。
「いやぁ~、まるで台風みたいな勢いだったな。あっ関羽、大丈夫…か…」
「うぅ~、全くですね。ありがとうございます、一刀…ど…の…」
一刀は関羽に手を貸そうとしていると、二人して硬直してしまった。なぜなら、尻餅をついてしまったせいで関羽のスカートがめくれ、パンツが丸見えで一刀の視界に写ってしまったのである。
「えっ…と…////」
「ッ////!《バッ!》…ギロッ!」
関羽は急いでスカートを押さえ、同時に一刀を睨み付けていた。
「…見ましたか?///」
「い、いや!み、見てないよ!?」
関羽が睨み付けながら聞くと、一刀は慌てて否定した。
「本当ですね?////」
「あ、ああ!もちろんさ。関羽の可愛い白いパンツなんて見てな…「ッ!!///《ジャキッ!》」…あ。」
余計なことを。
「《ゴゴゴゴッ!!!!》」
「あ、あははぁ~………」
関羽はさらに睨み付け、青龍偃月刀を一刀に向けた。
「“ま、まずい…!絶対にまずい!…よしっ!こうなったら!”」
考えた挙げ句、一刀がとった行動は、
「ごめんなさぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!」
《ビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ……!!!》
「待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇい!!!!!」
《ドドドドドドドドドドドド……!!!》
結局、村中を追いかけ回され、青龍の餌食となったのであった。御愁傷様です。《チ~~ン……》
というわけで、いかがでしたか?今回、やっと一刀が外史の世界へ旅立ち、関羽と出会ったところまで書いてみました。もう三話になるのに、まだアニメでいう一話の半分もいっていないという、遅いなぁ。次回は多分、戦闘シーンを書いてみるつもりです。読者の皆さんに応えれるように頑張りますので、応援よろしくお願いいたします。次回も是非、御覧になって下さい。それでは!




