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ネコ好き女子、ネコ戦士になる  作者: リュウ
第10章 ネコ戦士、四人のネコ戦士の子孫を探す

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10-1 ネコ戦士、滅びた隣国に旅立つ決心をする

フリーザードラゴンが去った後、私はギルド長にフリーザードラゴンから聞いたことを伝えた。

「なんとっ…四人のネコ戦士たちは姿を消したというのかっ…」

とギルド長は驚いていた。

私は、モンスターたちからもヒトたちからも離れて行った四人のネコ戦士たちのその後がどうしても気になった。

…ネコ戦士たちの子孫がいるかもしれない。

もしかしたら、滅びてガレキの山になった隣国や、その隣りの国に。

「私…ネコ戦士たちの子孫がいるなら、探したいにゃ」

私の言葉に、ギルド長は目を見開いた。

そして

「もしも仮に、四人のネコ戦士たちの子孫がいたとすれば…どうするつもりだ?」

と尋ねてきた。

なので私は

「もし子孫がいたら、保護したいのにゃ。ベリー村でもいいし、王都でもいいし…どこでもいいにゃ。ヒト族と一緒に穏やかに暮らしてほしいにゃ」

とギルド長に答えた。

ギルド長はしばらく考え込んだ後、

「…国王陛下に申し上げよう」

と言った。

「なんでにゃ?私個人の考えにゃ。王様の許可がいるのにゃ?」

と聞くと、ギルド長は

「忘れてはならぬ。ネコ戦士殿をこの世界に召喚したのは、国王陛下なのだ。ネコ戦士殿の行動については、我々は逐一陛下にご報告申し上げる義務があるのだ」

と答えた。

ギルド長の答えに、私は納得できなかった。


「勝手に召喚しといて、その上行動まで制限するのにゃ?!そんなんじゃあの王様も、おんなじにゃ!!」

私が怒りだしたので、ギルド長はたじろいだ。

「ネコ戦士たちを奴隷にした、隣国の王と同じにゃ!!」

私は怒りのままにそう叫んだんだけど、知らず知らずのうちに殺気を放っていたようで、ギルド長はぺたんと尻餅をついて、震えてた。

「ネ…ネコ戦士殿…」

震えながらそう言ったギルド長をその場に残して、私は北門を開けて村に戻った。

「モモちゃん、今日はどんな話をしたんだい?」

バーサさんがリンゴとベリーを差し出しながら、そう言った。

私がリンゴとベリーを受け取りながら

「四人のネコ戦士たちは、いなくなったんにゃって…」

と言うと、バーサさんだけでなく、村のみんなが驚いた。

「え?!いなくなったって、どういうことだい?!」

驚くみんなに、私はフリーザードラゴンから聞いた、四人のネコ戦士たちのことを話した。

「…じゃあ、その子孫がどこかにいるかもしれないな…」

カールさんの言葉に、私はうなずいた。

そして

「私、子孫たちを探したいのにゃ!!そんで、その人がいいって言ったら、ベリー村か王都で暮らしてほしいにゃ!!」

と言うと、

「それがいいな!!」

「元気でいてくれたらいいわねぇ」

「いるとしたら、滅びた隣国とか、その隣りか?」

村のみんなは口々にそう言ってくれた。

やっぱり、ベリー村のみんなは優しい…ホントに優しいんだ。


「でもギルド長さんは、王様に相談しなきゃダメだって言うのにゃ。私が何をするかは、王様に許可をもらわなきゃダメみたいなのにゃ」

私がそう言うと、みんなは目を見開いた。

「へ?なんでだい?」

「モモちゃんのやることは王様が決めるってのかい?」

「そりゃおかしいだろ…別に悪いことしようってんじゃねぇのによ」

ギルド長が後ろから近付いてきたのに気付いた私は、

「これがベリー村の意見にゃ」

と言って、ギルド長の方を見た。

ギルド長は一瞬びくっとしてから、

「…わかった。国王陛下には事後報告しておこう」

と、ため息をついた。

「まあ責任はギルド長さんにおっかぶせりゃいいだろ」

カールさんが笑って言うと、みんなも笑った。

ギルド長だけが、居心地悪そうにしていた。

…すまん、ギルド長…


「…で?これからどうするつもりだ?」

ギルド長が聞いてきたので、私は

「とりあえず傭兵何人か、ベリー村に派遣して下さいにゃ。私がいない間、モールやツラーオを倒してほしいって村長さんから頼まれたら、お願い聞いてあげてほしいにゃ」

と言ってから、

「あ、ティトさんはダメにゃ。ティトさんは最初にアクアドラゴンと戦った時に私を危ない目に遭わせたって、村のみんな怒ってたからにゃあ」

と付け足した。

ギルド長がうなずいて

「了解した。その他には?」

と言ったので

「馬さん貸してにゃ」

と私は言った。

「…は…?!」

ギルド長は目と口を目一杯開けて驚いてたけど、知らん。

「ギルド長さんは伝書鳩を飛ばして、傭兵たちが来るときに、王都から他の馬さん連れてきてもらったらいいにゃ」

ギルド長は私の言葉に口をぱくぱくさせてたけど、私は委細構わず馬に声をかけた。

「馬さん、私と一緒に行ってくれるにゃ?」

ひひーん!!と馬は返事をしてくれた。

”合点だ!!”って感じだったので、私は笑った。

 

第10章開始です~。いつもの時間に更新しようとしたら、今日は「なろう」のシステムが午後二時から五時までストップして更新できないってことだったので、いつもより早めに更新しました~

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