↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ネコ好き女子、ネコ戦士になる  作者: リュウ
第7章 ネコ戦士、世界の広さを知る

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
59/271

7-8 ネコ戦士、バツ村に行く

もう夕方近くになっていたので、私は王都に泊まることになった。

「ベリー村にはネコ戦士殿が王都に宿泊する旨、伝書鳩で伝えよう」

ギルド長がそう言って、伝書鳩を飛ばしてくれた。

そして

「今夜の宿はどうする?今からでもどこかの宿には泊まれると思うが」

と聞いてきたので

「傭兵たちの宿舎とかはないにゃ?あったらそっちに泊めてほしいにゃ」

と私は答えた。

ギルド長は

「あるにはあるが、宿直当番用の四人部屋だ。男どもと同じ部屋は嫌ではないか?」

と言った。

私はネコなのに、ちゃんと女性扱いしてくれるギルド長…紳士だなぁ。

「大丈夫にゃ。丸くなって眠れるベッドがあれば充分にゃよ」

私が笑うと、ギルド長は

「うむ…では、二段ベッドの下の段に衝立を立てよう」

と、また気を使ってくれた。

そして傭兵たちに命じて、簡単な衝立っぽいのを用意させてくれた。

「夕食はどうする?」

とギルド長が聞いてきたので、食堂とかだとまた騒がれるかも…と思った私は

「屋台で何か買ってくるにゃ」

と答えておいた。

夕闇の迫る城下街におりて、焼き肉とキャベツのモロコシサンドを買ってもらってギルドに戻って食べてから、私はギルドの宿直室に泊めてもらうことになった。


「ネコ戦士殿のベッドはこちらです」

と宿直当番らしい傭兵が声をかけてきた。

アクアドラゴンとの戦いの時、私の邪魔をして泣いて謝った人だ。

「にゃ…あの時の泣きまくったヒトにゃ?」

思わずそう言ってしまうと

「な…泣きまくったヒト…」

傭兵は情けない顔をした。

「ご、ごめんにゃ!名前はなんていうにゃ?」

慌てて尋ねると

「ティトと申します…もう泣きません…」

と、傭兵は複雑そうな顔でそう言った。

「ティトさん、おやすみにゃ!次は頼りにしてるにゃよ」

私の言葉にティトさんはうなずいて

「はっ!おやすみなさいませ!」

と言った。

泣きまくったヒトって言っちゃった…すまん…

私は二段ベッドの下の段の横の壁に二本の武器をもたせかけてからベッドに飛び乗って、ホルダーを外して装備を脱いだ。

そしていつものように毛づくろいをして大あくびをしてから、ベッドの上に丸くなった。

…村のベッドより硬い…

こんなベッドで傭兵たち、ぐっすり眠れるのかな~と思いつつも、私は眠りに落ちていった。


ベッドは硬かったけど、私はぐっすり眠れたようで、気持ちよく目覚めた。

四つん這いになって伸びをして、前脚で顔を洗って装備を身に着けて、私はベッドから飛び降りた。

すると

「おはようございます!!」

と、ティトさんと二人の傭兵が挨拶してくれた。

「おはようにゃ!」

私も挨拶を返して、ホルダーを身に着けてから両前脚に持った二本の武器をガシャン!と背負った。

「か…かっこいい…」

傭兵たちがそう言うので、私はなんだか照れ臭くなって

「お腹すいたにゃ!」

と言った。

そこにギルド長がやってきて

「ネコ戦士殿、お目覚めか。朝食を買って来たぞ」

と言ってくれて、前世の竹の皮?みたいなやつにハムエッグならぬ肉エッグとサラダとモロコシトーストが載っているのを差し出してくれた。

前に王都の宿で食べたようなモーニングプレートだ。

添えられていたフォークで私が肉エッグを食べていると、

「ニワトリは近日中にベリー村に届けるので、しばし待たれよ」

とギルド長が言った。

「ありがとにゃ!楽しみにゃあ!!」

私が満面の笑みで答えると、ギルド長は、ふっと笑った。

…卵好きだな…って思ってんだろうな…


朝ご飯を食べて少しすると、ギルド長が

「では、バツ村に参ろう」

と言って厩舎まで連れて行ってくれた。

そして

「バツ村まではベリー村までよりは近いので、一時間もあれば着くだろう」

と言うので

「わかったにゃ!お願いしますにゃ!」

と言って、私は馬に乗った。

ギルド長の言葉通り、王都からバツ村まではベリー村よりも近くて、結構あっという間に私たちはバツ村の入り口に着いた。

バツ村はベリー村よりも王都よりも寒かったけど、この村の上を飛行艇で飛んだ時ほどには寒くはなかった。

馬のひづめの音に気付いたらしい人たちがこちらを見たので、私は馬から飛び降りて

「こんにちはにゃ!ネコ戦士のモモですにゃ!」

と、出来るだけ明るく挨拶をした。

するとバツ村の人たちは近づいてきて、なぜか私の前に跪いた。

「にゃっ…何やってるにゃ?!」

私が慌てると、村長らしい中年の男の人が

「やっと…我が村においで下さったのですね…フリーザードラゴンから救うために…!!」

と、泣きそうな顔で言った。

そして

「昨日もフリーザードラゴンが村の上空を飛んでいたのです…」

と言うので、あっ…これは…と思った。

「あれは、私にゃ」

と私が言うと、村の人たちの目が点になった。

…はしょりすぎたか…?

 

四季ネコという動画が好きで良く見るんですが、なぜかAB型のネコだけ妙なことをするように描かれてるんですよね…AB型、そんなにヘンじゃないよ…と思う私もAB型です…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。