表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ネコ好き女子、ネコ戦士になる  作者: リュウ
第3章 ネコ戦士、王都に招かれる

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

25/41

3-6 ネコ戦士、王都に行く

季節が初夏から夏に移り変わった頃、穏やかな日々が続いていたある日、王都から伝書鳩が来た。

王都からの伝書鳩もやっぱりコンドル並みに大きいんだ…

伝書鳩の脚についてた手紙を読んで、村長は少し驚いた顔をした後、私に言った。

「モモよ、国王陛下がおぬしに会いたいと仰られているとのことだが…どうする?」

え?この国の王様が?と私は驚いた。

この国の王様と言えば、私をこの世界に召喚した人だ。

私はいきなりこの世界に呼ばれて迷惑だったとも、うれしかったとも言える。

ただのアラサーオタク女がいきなりネコ戦士として、モンスターと戦うために呼ばれたのには困惑したけど、ベリー村の人たちと会えたことは、幸せだとも言えるからだ。

私は少し考えてから

「お受けしますにゃって、お返事して下さいにゃ」

と村長に返事をした。

「そうか。では、そのようにお返事をしよう」

村長はそう言って、返事の手紙を伝書鳩にくくりつけて飛ばした。

120キロ飛んできて、またすぐ飛ばされる伝書鳩さん…ご苦労さん…


翌朝早くに、ギルド長がまた馬に乗ってやってきた。

そして

「ネコ戦士殿、お迎えに参った」

と言った。

なので私は

「なんで私が王様に呼ばれたのにゃ?」

と聞いてみた。

ギルド長は

「うむ。かのファイアドラゴンは、我々人間ではとてもではないが倒せるような存在ではなかったのだ。国王陛下は、ネコ戦士殿にお礼申し上げたいと仰せである」

と答えた。

「お礼なんて言ってくれなくていいのににゃあ…ファイアドラゴンの素材は、村のみんなの役に立ったからにゃあ…」

私がそう言うと、ギルド長は

「ネコ戦士殿ならばそのように欲のないことを言うであろうとは思っていたが…陛下はとにかく貴殿に会いたいとお思いなのだろう」

と、そう言った。

私が少し村を留守にする間、村に何かあったらどうすんだ?と思ってたら、

「現在の所、観測隊から大型モンスターなどの報告はないので、安心して王都に参られよ」

と、私の心配を見透かしたかのように、ギルド長は言った。

ギルド長の言葉にちょっと安心したので、私は村長に

「んじゃちょっと行ってきていいかにゃ?」

と尋ねた。

村長は

「うむ。他ならぬ国王陛下からのお召しなのじゃ。気をつけて行くのじゃぞ」

と言ってくれた。

というわけで、私はギルド長と一緒に王都に行くことになった。


王都へはギルド長の馬に一緒に乗せてもらうことになったけど、村からの売り物も一緒に運ぶので、重量オーバーじゃないかと私は心配になった。

「馬さん、大丈夫にゃ?」

という私の問いに、

「大事ない。多少王都への到着は遅くなるが、ネコ戦士殿ひとり乗せた所でこの馬にはさして影響はないだろう」

ギルド長はそう答えた。

でも、私の背負ってるファイアドラゴンの大剣は、ヒトにとってはすごく重いらしい。

「ファイアドラゴンの大剣は重いにゃよ?それでも大丈夫にゃ?」

私がそう聞くと、

「うむ。この馬ならばその程度問題はない」

ギルド長がそう言ったので、私は馬に話しかけた。

「重いけど、頑張ってにゃ」

馬は私に答えるように、ひひんといなないて、王都への道を走り始めた。

すごく速い。

前世の車ぐらいに速い馬の上で、私は

「某調査兵団の馬もこんな感じだったのかな…」

と考えた。


二時間半ぐらいで私たちはこの国…ルーン王国の王都に着いた。

ベリー村の何倍も大きな街だ。

街を行く人たちは、私たち…いや、私を見つめていた。

「…ネコ戦士だ…」

「伝説のネコ戦士だ…!」

それは尊敬とも畏怖とも言えるような視線だった。

なんだかすっごく居心地が悪かったので、私は

「ベリー村から来たモモにゃ!よろしくにゃ!!」

と大きな声で言ってみた。

すると街の人たちはしばらくあっけにとられてたけど、

「おお…」

「ネコ戦士殿、ようこそ!!」

と、今度は歓迎の声を上げてくれた。


ギルド長の馬からおりて、私はギルド長に導かれるまま、王城らしい大きな建物に入った。

案内人らしい人が私たちを連れて行った先は、多分だけど、謁見の間みたいな所だろう。

王座っぽい椅子に座ってた王様らしい初老の男の人が立ち上がって、私の前まで歩いてきた。

そして、

「おお…ネコ戦士殿、ようこそこの世界へ…!!」

と、王様らしい人が頭を下げたので、私は慌てた。

「頭を上げてくださいにゃ!」

という私の言葉に、王様らしい人は少し頭を上げて、そして言った。

「あなた様が…この世界をお救い下さるネコ戦士殿…!!」

…は?!

この世界を救うって…

いやいやいや、私ただのアラサーオタク女ですから!!と、私は心の中で叫んだ。

 

私の部屋はネコの部屋です。ネコのフードや水やトイレなどがあるので、きっとネコは、「この部屋は自分の部屋だ」と思ってるでしょうw

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ