夢……?
「なぁなぁ、これって、ザービルの革だよなーー」
「確かに、幻のやつだな」
「なあ、こいつ死んでるのか?」
「まさか、死んでないだろーー」
「つうかさーー、話し変わるんだけど。昨日、レベルMAXの勇者が来たんだわ」
「えーー、それで」
「サクッとやられといた!だって、
痛いじゃん」
「アハハ、わかる、わかる」
ザービル?
レベルMAX?
サクッとやられる?
何の話だ?
「あーー、リズちゃん見てあげてよ!何か酔っぱらいみたい」
「えーー、あらあら。本当ですね。どれどれ?」
うっすら目を開けると、可愛い女の子。
女の子……!?
見たことない顔!
って事は、新規獲得だぁぁぁぁぁぁぁ!
「羅針盤でホストをやっています、月です。飲み放題3000円です。ビールもつけます。なので、ほんじつ……」
「ホスト……?飲み放題?ビール?何?」
女の子……だけど。
耳が、耳が……。
「エルフってやつっすか?」
「えっ?キュー?」
「月さん、おはようございます。この子、エルフのコスプレしてるんですよ」
「コス……プレ??」
「何だそれ?」
「わっ……ワニ?」
「ワニ?なんだそれ?」
目の前にいるのは、ワニと耳の尖った女の子とクマ。
コスプレか。
本当にコスプレなのか?
ヤバい。
二日酔いだ。
くらくらめまいがする。
俺の意識は、ふたたび闇の中に落ちていく。
次に目を覚ましたら、夢から覚めているはずだ。
絶対そうだ。
おやすみ……。




