4.ウマミ村にて その2
アイナゴ十六歳。
ビキニアーマーデビューします。
身長は180cmにちょっと足りない179cmになりました。
スリーサイズはB88W65H87。背が高いのでちょっと瘦せ型かな。
髪の毛は肩より下まであるけど、ポニーテールにしています。
ほぼ4年たったので、チャーザー村にちょっと前に帰ったけど、両親は私を見てビックリしてた。
あんなかわいらしいかったアイナゴが、180cmぐらいの大女になっていたから当然だと思う。
婚約予定者だった男の子も、私を見るなり回れ右をして遠ざかっていった。
お父さんは、奉公の無期限延長をすぐ決めた。
お父さん、ゴメンね。
かわいらしいアイナゴは死んだのさ、きっと青空の麦畑で。
ビキニアーマーのデザインは体形に合わせた曲線的な、見た目はスケイルアーマーみたいなビキニ。
股下は防御力がいらないので、何本かのばねチェーンで前と後ろがつながれている。
肩のアーマーは一般的な曲がっている板でできている。スパイクは付いてない。
肘まであるガントレットと、膝まであるブーツまでがセット。
金属でできているので、反射しないように表面加工してある銀色のものを、私は着る。
見た目重視なので、カバンは前から見えないくらいの大きさのランドセル。バーニアは付いてない。
武器は昆だ。
敵と近接距離で戦うのはイヤなので弓を使ってみたが、十回に一回ぐらいしか的にあたらないのであきらめた。
剣はシャールの強い希望で、鞘を体につけたくないからダメ。ビキニアーマーに鞘は、腰に付けるのも後ろに担ぐのもカッコ悪いからだって。
槍は穂先にカバーを付けたり外したりするのが、とっさにはできないのでダメ。
昆ならば、魔法と組み合わせれば十分攻撃能力がある。
でも不思議素材でできてるので、軽いし曲がりにくい。
三節棍にも変形できるように頼んでみたけど、強度がさがるということで却下された。
着替えてカバンと武器を装備して、シャールと合流した。
ちょっと待って、シャールさん。
どうして、あなたも私とお揃いのビキニアーマーを着ているの!
ビキニアーマーの色はつや消しの金色。
「シャールさん、私たちの服の色はつや消しの金色と銀色ですよね。」
「そうだね。」
「白と黄色にも見えますよね。」
「そうだね。」
「それって、ダーティ「ラブリーエンジェル!」」
「えっ?」
「パーティー名はラブリーエンジェル。決定事項です。」
「いつ決めたんですか。」
「なんとなく、今。」
「恥ずかしいですよ、そのパーティー名。」
「大丈夫、前世の言葉だからほとんどの人には分からないよ。」
「そうかなぁ。
でも私達って、チャーリーズエンジェルよりエンジェルらしくないですよ。腹黒と腹黒だし。」
「じぶんで腹黒と認めるんだ……。」
そんな我がパーティー『ラブリーエンジェル』は冒険者ギルドに向かうのだった。
そして冒険者登録をし、ダンジョンアタックをした。
ちなみに、ダンジョンではモンスターが出てくる前に、ディスクアクセスとか分かりやすい兆候はなかった。




