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ナノマシンはご飯がお好き。〜あと少しで世界を滅ぼせそうだったんですが、異世界で人間の世話をする事になりました〜  作者: チャールスJ
第2章

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24話 新婚さんいらっしゃい。

修正しました。書いて何日か経過して、違和感を覚えたので(^◇^;)

 異世界生活30日目


 昨夜、家に帰った2人は新婚初夜らしく2人で過ごした。

 今日の格好も神々しい女神の服装をした、金髪エルフ風なスタイル抜群の美女である。ユーイチもいい大人なので、それなりの経験もあるのだが、昨晩は予想外な出来事が起きる。

 2人にとって困った事に、神に作られた存在(ユーイチ)は、神に対して『攻撃といった刺激を与えられる存在』であった。

 未経験の女性で、しかも刺激に慣れていないリリアは、キスより先で刺激が強かったらしく気絶してしまったのだ。

 いくら嫁さんでも、気絶してしまってる女性に手は出せないと考え、生殺しになってしまったユーイチ。だが急ぐ事もないと思い、2人で仲良くベットで休む事になった。

 そんな次の日は、せっせと話しかけているユーイチに返事が出来ないリリア。まさか気絶するとは思っていなかったのだ。


「それにしても、リリアと散歩したり出来るのは嬉しいな。」


 朝から何回も気にしていない事を説明して、リリアの機嫌が治るように話しかけながら、朝食を終えた2人は、手を繋いで家から出ると、ゆっくり歩き出す。


「所で、この世界って魔法とか不思議な事があるだろ?隠された設定とかでレベルアップとかスキルとかあったりするの?魔物を倒すと強くなるとか。」


 顔を赤くしながらリリアは答える。


「それは流石にないな。ユーイチの世界ではゲームがあると聞くが、肉体は鍛える。鍛えないなら衰える。魔法も勉強したり、復習や『世界の理』を学んでいけば、多くを使える事になる。と言った事だな。」


「そうか。てっきりマモリちゃんはサプライズやら、ナノ君がスムーズに喋れるようになってきたのは、レベルアップのせいかと思っていたよ。」


「ユーイチがそう思っていたなら、それが刺激で進化なり制限を解除されたんじゃない?前に説明しただろうけど、貴方達の場合、無意識のユーイチが上位者として2人の能力に制限を掛けている状態よ。」


 そういえば、その状態はまだ続いてるんだろうなぁ。と思うユーイチ。


「そして2人はナノマシンであり、生物の要素である『進化』や『進歩』も含まれているから、2人が強く願った事と、ユーイチが『魔物を倒したらレベルアップで進化する」と思っていた事。そして無意識のユーイチが問題無しとか判断したら、制限を解除するんじゃない?」


 あれ?2人の後押しをしたって事になるのかな?俺が倒したのって、最近だとカマキリ1匹だけじゃん!!ユーイチは残念そうに答える。


「と言う事は、魔物を倒してない俺はかっこいい進化とかなくて、2人だけ進化したって事か。」


 それを聞いたリリアは笑いながら尋ねる。


「ユーイチはどんな感じの、カッコいい進化がしたかったの?」


 そう言われて、ユーイチは特に考えずに答える。


「美人の嫁さんが居て、子供達が居て、仲間が居て、生活出来てるから、満足だな。いつかリリアと一緒に暮らして子供も作りたいな。リリアに似て可愛い子になると思うから、自信を持って言おう。俺は親バカになるね!」


 広場に向かいながら歩いていたので、少し離れた所にいた何人かの村人達に、バッチリと聞かれるユーイチ。そして聞かれた事もそうだが、ハッキリと『子供が欲しい』と言われて恥ずかしいリリア。


「バカ!大きな声で恥ずかしい事を言わないの!」


 顔を真っ赤にしながら、ユーイチを引っ張りつつ先に歩くリリア。そんな姿を見て、空気を読んで声をかけてこない村人達。だが、空気の読めないグレッグが2人を見つけて走り寄ってくる。


「おはようございます!ノンビリとイチャイチャ出来ましたか?」


 雲一つない晴れた空なのに関わらず、一筋の雷がグレッグに落ちる。


「ビギャ!!」


 糸の無い人形のように崩れ落ちるグレッグ。リリアは顔を赤らめながら、無言でユーイチを引っ張って歩き始める。グレッグは生きてるのか?と心配になるユーイチ。


(グレッグの生体反応に問題無しです。これが天罰なんですね。)


 マモリちゃんから生きている事を知らされる。


(おはよう。マモリちゃん。みんなは広場にいるの?)


(はい。広場でユーイチさん達を待っていましたが、グレッグが止めているのに『2人を呼びに行ってくるッス!』と飛び出して行った所です。)


 最近は頼れるグレッグだったが、まだまだグレッグだな。と思うユーイチ。


「リリア。グレッグを運ぶから待ってて。」


 ユーイチはリリアを連れて戻ると、片手でグレッグを肩に乗せて歩き始める。


「私は貴方達と過ごす時は敬われたりしないように伝えたけど、デリカシーは必要だから、怒ったのよ!」


「確かにデリカシーは必要だよな。グレッグには後で教えておくから。」


 雷を喰らって気絶した後に説教が確定したグレッグである。


 そんなリリアと過ごす時間は楽しくも、刺激的であり、3日間はあっという間に過ぎていった。

 リリアも一緒に畑仕事をすると、リリアの知り合いである豊穣の神様からのサービスらしく、畑の作物が大いに実り始める事もあった。


 村人達の手料理を、リリアに捧げるイベントが組まれ、ジルさんのキリキル漬けが優勝を勝ち取り、ジルさんが大泣きして喜んだりしていた。


 2人の進化について報告はしたが、特に気にした様子もなく、時間が余ると、2人は宿屋のルークさんの所で新たな料理開発を手伝ったりしているようだ。

 調味料やら、食材がタダで色々と作れると喜んでいたが、ルークの娘のアリアちゃんから、『家の中がからいの。』と相談を受けた時には、2人を叱っておいた。


 そして、まぁ、ユーイチとリリアは夜は2人で過ごすが、残念ながらまだ刺激が強いらしく、毎朝、ユーイチはリリアの機嫌を取るのであった。

 そんな2人の姿を見て、村人達からは温かい視線を向けられたのは、仕方がないと思ったユーイチであり、この3日間の滞在は将来メリッサが記録し、『神の婚姻祭』として販売。金持ちになるのは、先の話しである。

これを書こうと思った時に決めていた事が一つあります。

マモリちゃん、ナノ君の2人が他人を気にせず自分の為に料理を人に作ってもらう。これは第一話を書く前から決めていました。

進化する機械じゃなくて、進化して精神が人になるのを書きたかったんです。

紆余曲折がありましたが、第一目標まで到達出来たのは、コメントをくれた純愛大好きさん。そして評価やブックマークをくれた皆さんのお陰です。ありがとうございます。

あ、終わりじゃなくて続きますので安心してください(笑)

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