部活動とは青春と見つけたり?
最初は人間社会に馴れてないタンサが浮いたりしないかと心配していたが
意外にも、クラスに直ぐ馴染んでおり、みんなとも普通に会話をしていた。言葉使いは相変わらずだったが、元々は育ての親の博士と、ほぼ二人で暮らしていた時の癖で本人は直すつもりはないそうだ。
外国人にしか見えない容姿も相まって、そう言うキャラと言うことになり、男子には元々人気があったのだが、女子達にも受け入れられ、男子女子問わず人気者になっていた。
あと、部活動がしたいと言うことで色んな部活に体験入部してみたようだ。
サッカー!野球!テニス!等々、色んな部活に入っては活躍し、熱烈に引き留められていたが…
何か不良が溜まり場にしたりしてないとか、私のライバルになる奴が出て来ないとか言って、どの部活も直ぐに辞めていた…
まあ、気持ちは分からんでもない。いずれは俺がライバルとして立ち塞がるしかないかもな…
この学園は入学してから1ヶ月は強制的にいずれかの部活に仮入部しなければならないという校則がある。その後、入部するかどうかは本人の希望に任せるらしい。
俺は自分の特殊脳力であるスローモーションを活かせるからと言う理由で野球部に入った。
本当はアニメ部か声優部でも有れば入ったのだが…
入部初日、新入生は部室で先輩達に挨拶する事になった。
俺は一応は2年だから、一人で別に挨拶する。
「今日から、この部活に入る事になった2年の大増だ!大増、挨拶しろ!」
「オッス監督、今年転校してきた2年の大増だ!
趣味はアニメとラノベ、ゲームです。ポジションはDH希望、宜しくおなしゃーす」
別にふざけてる訳ではなく、野球部はだいたい○○しゃーすとか言うのだ。
ププッププププッと笑い声が聞こえる、あれ?何かおかしな事言ったかな?
「大増!冗談は老け顔だけにしろ!高校野球にはDHはないぞ」
「え?そうなのか?パワプロにはあったのだが?」
と言ったところで、ドッと言う笑い声と共に
「マジ受ける~」「やべえやべえよこいつ」と言う声が聞こえてくる。
「バカもん!ゲームと現実を一緒にするんじゃない!」
え?何を言ってるのだ?
現実の様なクソゲーと、本物のゲームを一緒にするな!
「で?冗談は別にして、本当はどこのポジションが良いんだ?」
冗談じゃなかったのだが…まあいい
「そうだな…DHは冗談としてバッティングには自信が有る!野手ならどこでも良い!」
壁にもたれかかりながら言う俺
「ほう…そこまで言うからには実際に証明してもらおうか。松牛!」
牛の様な顔をした大柄の、ちょいメタボの男が出てきた
「モ~何ですか?」
「お前、ちょっと、こいつ相手に投げてみろ」
「モ~何で素人相手にエースの俺が投げなきゃ行けないんですか?面倒くさいですよ」
「お前、去年太りすぎて使い物にならなかっただろ!今年になって、だいぶ戻してきたとは言え、まだまだ調整が必要だ!いいから投げろ」
「モ~分かりましたよ~」
「よし、全員グラウンドに出ろ!」




