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アイコン三国志  作者: 小金沢
第二章 魔王・董卓
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9/126

〇〇八   虎牢関の戦い

~~~虎牢関(ころうかん)前 董卓追討軍~~~



挿絵(By みてみん) 袁紹(えんしょう)

「よくぞ集まってくれたな、いずれ劣らぬ勇ましき諸侯らよ!」



挿絵(By みてみん) 張邈(ちょうばく)

「あんな檄文をいただいては、立たないわけにはいかんからな!

いやはや、董卓の非を数え上げ、

献帝救出を呼びかける見事な名文であった!

あれをものしたのはやはり……?」



挿絵(By みてみん) 橋瑁(きょうぼう)

「そこまで褒められては面映い……。

私はただ、当然の理を唱えただけです」



挿絵(By みてみん) 孔伷(こうちゅう)

「謙遜めさるな。

枯れ木に花を咲かすとうたわれた、この孔伷も感服いたしたぞ!」



挿絵(By みてみん) 劉岱(りゅうたい)

(ふん。名士が集まってさっそく互いを褒めあっておるわ)



挿絵(By みてみん) 張楊(ちょうよう)

「ご歓談のところ失礼します。

どうやら目指す楽園・虎牢関には、

呂布が待ち構えているようです」



挿絵(By みてみん) 王匡(おうきょう)

「黄巾賊をたった一人で蹴散らした、あの呂布か。厄介だな」



挿絵(By みてみん) 袁紹(えんしょう)

「なんの、誰であろうとこの名族率いる

董卓追討軍を阻めるはずもない!

呂布ごときは名族の威光の前にひれ伏させてくれよう!」



挿絵(By みてみん) 鮑信(ほうしん)

「待て待て。勇猛で知られる孫堅でさえやられたんだぞ。

ましてや相手は呂布だ。ここは慎重に行こう」



挿絵(By みてみん) 袁遺(えんい)

「そうだな。慎重に行くに越したことはない」



挿絵(By みてみん) 孔融(こうゆう)

「何を弱気なことを。

臆病風に吹かれたのなら今すぐ帰りなさい。

孔子曰く『おおかなづちは無敵だ』と申す。

ここはわたくしに任せるのです」



挿絵(By みてみん) 袁紹(えんしょう)

「おお、孔融。よくぞ言った。

しからばお前に先鋒を任せよう!」



挿絵(By みてみん) 孔融(こうゆう)

「ご安心召されよ。

呂布などわたくしの自慢の配下が討ち取ってみせましょう。

来なさい武安国!」



挿絵(By みてみん) 武安国(ぶあんこく)

「がはははは!

オラのおおかなづちで、呂布さのドタマかち割ってやるだ!」



~~~虎牢関(ころうかん)前 公孫瓚軍~~~



挿絵(By みてみん) 趙雲(ちょううん)

「ウスッ、公孫瓚先輩。

先輩の知り合いだという男が面会を求めてるッス。どうしますか」



挿絵(By みてみん) 公孫瓚(こうそんさん)

「劉備……だと?

うーむ、そんな名前のヤツがいたような、いなかったような」



挿絵(By みてみん) 劉備(りゅうび)

「おいおい、公ちゃんは薄情じゃなあ。

わしのことを忘れたんか?」



挿絵(By みてみん) 公孫瓚(こうそんさん)

「ああ、ああ。お前が劉備か。名前は忘れていたが、

そのウサギのような耳と猿のような手は覚えてるぞ」



挿絵(By みてみん) 劉備(りゅうび)

「はっはっはっ。馬に乗って槍を振り回してばっかりいるから、

頭が悪くなるんじゃ!」



挿絵(By みてみん) 張飛(ちょうひ)

「……………」



挿絵(By みてみん) 公孫瓚(こうそんさん)

「で、何の用だ。知っての通り俺は忙しい。

これから虎牢関に攻撃するんだ」



挿絵(By みてみん) 劉備(りゅうび)

「もちろんその手助けに来たんじゃ!」



挿絵(By みてみん) 公孫瓚(こうそんさん)

「お前が? 俺を? 手助けに?

どうした劉備、頭でも打ったのか。

良い医者を紹介するぞ」



挿絵(By みてみん) 劉備(りゅうび)

「心配せんでもわしは戦わん。

わしは足手まといにしかならんからのう。

戦うのはこの頼もしい義弟たちじゃ。

董卓でも呂布でも倒してやるぞ!」



挿絵(By みてみん) 張飛(ちょうひ)

「黙って聞いてりゃ、いけしゃあしゃあとよくもまあ、

他人任せに大口叩けるものね」



挿絵(By みてみん) 公孫瓚(こうそんさん)

「劉備の大ボラは子供の頃からだが……

義弟さんとやら、たしかにあんたらは強そうだな。

どう思う、趙雲?」



挿絵(By みてみん) 趙雲(ちょううん)

「ウスッ。自分もそう思うッス。

彼らが手を貸してくれれば助かります」



挿絵(By みてみん) 公孫瓚(こうそんさん)

「よし、歓迎しよう劉備。いや、劉備の義弟さんよ」



挿絵(By みてみん) 張飛(ちょうひ)

「弟じゃないけどよろしくね。

このロクデナシの面倒見るのは大変なのよ。

アンタの軍に加わればすこし楽ができるわ」



挿絵(By みてみん) 関羽(かんう)

「……………………」



~~~虎牢関~~~



挿絵(By みてみん) 呂布(りょふ)

「http//sdjialjgffglflldsls;jods」



挿絵(By みてみん) 陳宮(ちんきゅう)

「みなさん、敵が来たようです。

夏の日のモスキートのように多くの敵です。

まずは私が敵の先鋒を倒します。

みなさんはその後に続いて下さい」



挿絵(By みてみん) 武安国(ぶあんこく)

「呂布ぅぅぅ! オラと勝負しろぉぉぉ!

ドタマかち割ってやる!」



挿絵(By みてみん) 呂布(りょふ)

「www.ghjakf;fkk98vbv99999」



挿絵(By みてみん) 陳宮(ちんきゅう)

「これは立派なハンマーですね。家を建てる時に役立つでしょう。

しかし、それで私の頭を叩くのは無理です。

なぜなら私は家のようにじっとしていません。

大変素早く避け、そしてあなたをすぐに倒すでしょう」



挿絵(By みてみん) 武安国(ぶあんこく)

「通訳されてる間に刺されたぁぁぁ……ッ!!!」



挿絵(By みてみん) 孔融(こうゆう)

「ああっ武安国が!

孔子曰く『呂布には誰も勝てない』と申します。

わたくしは逃げるので後は任せました」



挿絵(By みてみん) 袁紹(えんしょう)

「ぬうう。孔融め、口ほどにもない。

誰か呂布を討てる者はおらぬか!?」



挿絵(By みてみん) 潘鳳(はんぽう)

「わっはっはっ! ワタシに任せろ!

こっちだ呂布! ワタシの大斧がかわせるか!?」



挿絵(By みてみん) 韓馥(かんふく)

「は、は、潘鳳さん。

め、め、めったなことを言ってはいけませんよ」



挿絵(By みてみん) 呂布(りょふ)

「ajka900099000090909ll」



挿絵(By みてみん) 陳宮(ちんきゅう)

「あなたはとても恰幅の良い方ですね。力はありそうです。

しかし速さはどうでしょうか? 私は体格では負けます。

でも速度ではあなたに勝つ自信がありますよ」



挿絵(By みてみん) 潘鳳(はんぽう)

「二行目の途中でやられたーーッ!!」



挿絵(By みてみん) 韓馥(かんふく)

「い、い、言わんこっちゃない。わ、わ、私も逃げます!」



挿絵(By みてみん) 王匡(おうきょう)

「いかん、このままでは総崩れになる。

方悦(ほうえつ)! お前の出番だ!」



挿絵(By みてみん) 方悦(ほうえつ)

「俺様が呂布を討ち取ってやろう!」



挿絵(By みてみん) 張楊(ちょうよう)

「王匡殿、呂布を一人で討つのは無理です。

Ringのように彼を囲むのです。

さあ、行ってください穆順さん」



挿絵(By みてみん) 穆順(ぼくじゅん)

「おでがやってやる。やってやるぞーーッ!」



挿絵(By みてみん) 呂布(りょふ)

「jlfjfosdfkjl;l:;;jhukk」



挿絵(By みてみん) 陳宮(ちんきゅう)

「もうやめにしませんか? 私は無益な戦いを好みません。

無駄に命を捨てる必要はないのですよ。

今から5つ数える間に逃げてください。1つ。2つ。3つ――」



挿絵(By みてみん) 方悦(ほうえつ)

「通訳が間に合わずにーーーッ!!」



挿絵(By みてみん) 穆順(ぼくじゅん)

「殺されたどーーーッ!!」



挿絵(By みてみん) 王匡(おうきょう)

「な……なんという強さだ……」



挿絵(By みてみん) 袁紹(えんしょう)

「だらしのない連中ばかりであるな!

他に誰かおらぬのか!?」



挿絵(By みてみん) 劉備(りゅうび)

「関さん、張さん。お呼びじゃぞ。

呂布を倒したらたんまり褒美がもらえるじゃろう」



挿絵(By みてみん) 張飛(ちょうひ)

「他人事みたいに言うんじゃないわよ。

いくらアタイでも、相手があの呂布じゃあちょっと気が進まないわ」



挿絵(By みてみん) 関羽(かんう)

「……………………ッ」



挿絵(By みてみん) 張飛(ちょうひ)

「はいはい、どうせそうだと思ったわよ。

あのヒゲ男、また一人で向かってくわ。

アタイも行けばいいんでしょ行けば!!」



挿絵(By みてみん) 呂布(りょふ)

「dsdssdfl;sajjk;:999!!」



挿絵(By みてみん) 陳宮(ちんきゅう)

「なんと素晴らしいヒゲでしょう! 私は感動しました。

きっと有名な方に違いありません。

どうか名前を教えてはいただけませんか」



挿絵(By みてみん) 関羽(かんう)

「………ッッ」



挿絵(By みてみん) 張飛(ちょうひ)

「そいつは関羽! そしてアタイは張飛よ!」



挿絵(By みてみん) 呂布(りょふ)

「gdfsal;d:go::]]」



挿絵(By みてみん) 陳宮(ちんきゅう)

「この二人はとても強いです。私も勝てないかもしれません。

危険ですから離れて下さい、ミスター陳宮。

……はい、わかりました」



挿絵(By みてみん) 劉備(りゅうび)

「おお! さすが関さんと張さんじゃ!

呂布と互角に戦っとるぞ!」



挿絵(By みてみん) 張飛(ちょうひ)

「感心してる! 暇があったら!

アンタも! 手を貸しなさい!」



挿絵(By みてみん) 公孫瓚(こうそんさん)

「これは呂布を討つ好機だ! 行け趙雲!」



挿絵(By みてみん) 趙雲(ちょううん)

「ウスッ。任せて下さいッス!」



挿絵(By みてみん) 呂布(りょふ)

「くぁwせdrftgyふじこlp!!」



挿絵(By みてみん) 張飛(ちょうひ)

「通訳が逃げちゃったからなに言ってんのかわからないわ!」



挿絵(By みてみん) 趙雲(ちょううん)

「顔色を見るかぎり、あわててるんじゃないッスか」



挿絵(By みてみん) 張飛(ちょうひ)

「白塗りの顔でなにがわかるってのよ!」



挿絵(By みてみん) 関羽(かんう)

「…………ッ!」



挿絵(By みてみん) 呂布(りょふ)

「!?」



挿絵(By みてみん) 張飛(ちょうひ)

「やった!関羽が呂布の武器を弾き飛ばしたわ!」



挿絵(By みてみん) 呂布(りょふ)

「gklasskldsdg;;777……」



挿絵(By みてみん) 赤兎馬(せきとば)

「ヒヒィィィィィン!!」



挿絵(By みてみん) 趙雲(ちょううん)

「逃げるな! 待つッス! 首を置いていくッス!」



挿絵(By みてみん) 張飛(ちょうひ)

「……無理ね。アイツが乗ってる馬は赤兎馬と言って、

一日に千里を走る名馬よ。とても追いつけないわ」



挿絵(By みてみん) 劉備(りゅうび)

「呂布が逃げたぞーッ!

倒したのは劉備とその義弟・関羽と張飛じゃ!

わしらの勝利じゃ!!」



挿絵(By みてみん) 張飛(ちょうひ)

「アンタは何もしてないでしょ!」



挿絵(By みてみん) 鮑信(ほうしん)

「袁紹殿、好機だ。一気に虎牢関を落とそう!」



挿絵(By みてみん) 袁紹(えんしょう)

「うむ! 劉備とやら大儀であった!

皆の者、名族の名のもとにかかれいッ!!」



挿絵(By みてみん) 張飛(ちょうひ)

「だから呂布に勝ったのはアタイと関羽よ!!」



挿絵(By みてみん) 関羽(かんう)

「…………」



~~~虎牢関前 董卓追討軍~~~



挿絵(By みてみん) 陶謙(とうけん)

「ほっほっほっ。さすがは呂布、守備もうまいですな。

我々の勢いをもってしても虎牢関は落ちそうにありませんな」



挿絵(By みてみん) 張超(ちょうちょう)

「敗北に懲りたのか、いくら挑発しても出て来ぬ。

これでは打つ手がない」



挿絵(By みてみん) 袁術(えんじゅつ)

「それにしても無名の一兵卒に負けるなんて、

呂布もたいしたことないザンス。

もう勝ったも同然ザンス。

宴でも開きながら兵糧攻めするザンス」



挿絵(By みてみん) 鮑信(ほうしん)

「お喜びのところ済まんが、急報が入った。

曹操が挙兵し、洛陽の都に進軍しているらしい」



挿絵(By みてみん) 王匡(おうきょう)

「おお、洛陽を脱出したとは聞いていたが曹操め、やるではないか。

我らも虎牢関には一部の兵を残し、曹操と合流して都を奪回しよう」



挿絵(By みてみん) 袁紹(えんしょう)

「待て待て。戦いが終わったばかりなのに何を言うのだ。

兵も名族も疲れておる。

曹操の小勢と組んで一か八かの戦いをせずとも、

虎牢関をじっくりと落とし、

それから都に攻め上がればよいではないか」



挿絵(By みてみん) 鮑信(ほうしん)

「……ならば、曹操は見殺しにしろと言うのか」



挿絵(By みてみん) 孔融(こうゆう)

「曹操殿はわたくしたちと合流せず、勝手に進軍しているだけです。

孔子曰く『よそはよそ、うちはうち』と申します。

見殺しにしたなどと仰られては心外ですぞ」



挿絵(By みてみん) 韓馥(かんふく)

「わ、わ、私も反対です。我が軍は激戦で疲れております!」



挿絵(By みてみん) 張邈(ちょうばく)

「そうですなあ、曹操殿には軍資金を贈りましょう。

兵より金のほうがもらったらうれしいに違いない」



挿絵(By みてみん) 鮑信(ほうしん)

「もういい、好機をみすみす逃すことはできぬ。

こうなれば我々の手勢だけでも曹操と合流いたす」



挿絵(By みてみん) 王匡(おうきょう)

「鮑信殿、俺も力を貸すぞ」



挿絵(By みてみん) 袁術(えんじゅつ)

「やれやれ、家柄の低い連中は手柄を立てようと必死ザンスねえ。

ミーたちは悠々と正攻法で董卓と戦うザンスよ」



挿絵(By みてみん) 公孫瓚(こうそんさん)

「…………」



~~~~~~~~~



かくして呂布は虎牢関にこもり、曹操は孤立した。

はたして洛陽の都を急襲する曹操に勝算はあるのか?

そして董卓はそれに対しどう動くのか?


次回 〇〇九   曹操の初陣

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