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アイコン三国志  作者: 小金沢
第二章 魔王・董卓
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〇〇五   魔王・董卓

~~~洛陽(らくよう)の都~~~



挿絵(By みてみん) 張譲(ちょうじょう)

「蹇碩(けんせき)よぉぉぉ……。

お前の罪はわかっているだろうなぁぁぁ……」



挿絵(By みてみん) 蹇碩(けんせき)

「ふん。あたしが何をしたって言うのさ」



挿絵(By みてみん) 張譲(ちょうじょう)

「とぼけても無駄だぁぁぁ……。

お前は馬元義(ばげんぎ)という黄巾賊と内通していたぁぁぁ……。

証拠はあるのだぞぉぉぉ……」



挿絵(By みてみん) 蹇碩(けんせき)

「あらそう。あの馬元義とかいう男、

見かけ以上に使えない男だったみたいね。

こうなったらあたしも覚悟を決めるわ。

煮るなり焼くなり好きにしてちょうだい」



挿絵(By みてみん) 張譲(ちょうじょう)

「皇帝陛下に仇なす者にはぁぁぁ……。

死、あるのみだぁぁぁ……」



挿絵(By みてみん) 蹇碩(けんせき)

「だったら国を我が物顔で牛耳ってる

十常侍(じゅうじょうじ)のアンタが真っ先に死ぬべきじゃないのかしら?

何が陛下のためだか。

目障りなあたしを消す口実ができたのを喜んでるだけじゃない。

御託はいいからさっさと斬りなさいよ」



~~~洛陽(らくよう)の都 宮廷~~~



挿絵(By みてみん) 何進(かしん)

「董卓よ、よくぞ黄巾賊を破ってくれた!

喜ぶがいい! 皇帝陛下からお褒めの言葉があるそうだ!」



挿絵(By みてみん) 霊帝(れいてい)

「トウタクとやら、よくやったな。ほめてつかわそう。

それにしてもおまえはふとっているな。

ちんは、しんきんかんをもつぞ」



挿絵(By みてみん) 董卓(とうたく)

「フハハハハハ! 吾輩にとっては他愛もない仕事であったわ。

だが陛下、わざわざ北の果てから都くんだりまで来てやったのだ。

言葉ではなく、褒美が欲しいものだな」



挿絵(By みてみん) 王允(おういん)

「董卓、戦勝の立役者だからといい気になるなよ!

陛下に無礼であろう!」



挿絵(By みてみん) 霊帝(れいてい)

「いや、かまわんぞオウイン。トウタクのいうことはもっともだ。

それでトウタクよ、なにがほしいのだ。

かねか? かんいか?」



挿絵(By みてみん) 董卓(とうたく)

「そんな物になど興味はない!

そうだな……たとえば、その玉座などどうだ?」



挿絵(By みてみん) 王允(おういん)

「な…………!?」



挿絵(By みてみん) 霊帝(れいてい)

「トウタクはかわったおとこだな。

こんなふるくさいイスがほしいのか?

ほれ、もっていくがいい」



挿絵(By みてみん) 董卓(とうたく)

「…………ああ、その通りだ。

とりあえず、そのイスをいただいておくとしよう。

とりあえず、今はな」



挿絵(By みてみん) 王允(おういん)

「………………」



~~~洛陽の都 董卓軍 陣営~~~



挿絵(By みてみん) 丁原(ていげん)

「ウホッ、魔王様、どうでしたか皇帝陛下は」



挿絵(By みてみん) 董卓(とうたく)

「無能、無能と聞いていたが、想像以上であったわ」



挿絵(By みてみん) 丁原(ていげん)

「ウホホッ! 魔王様、めったなことをおっしゃってはいけません。

誰が聞いてるかわかりませんぞ!」



挿絵(By みてみん) 董卓(とうたく)

「なんの、ここにいるのは吾輩とお前だけだ。

ところでのう丁原、聞いて欲しいことがあるんだが……」



挿絵(By みてみん) 丁原(ていげん)

「ウホッ、魔王様のおっしゃることでしたら、何でも聞きましょう」



挿絵(By みてみん) 董卓(とうたく)

「ならば、死ね!!」



挿絵(By みてみん) 丁原(ていげん)

「ゴホォォォッ!?」



挿絵(By みてみん) 董卓(とうたく)

「フハハハハハハ! 吾輩はこれから王になるのだ!

そのためにはお前の配下である呂布(りょふ)が必要だ!

呂布さえいれば、吾輩は天下を獲れる!

フハハハハハハ!!!!!」



~~~洛陽の都 宮廷~~~



挿絵(By みてみん) 霊帝(れいてい)

「つまよ、こんなところによびだして、なんのようだ?」



挿絵(By みてみん) 何進(かしん)

「おーい妹よ、俺に何の用だ?

……んん、これは陛下。こんな時間にどうされましたかな」



挿絵(By みてみん) 霊帝(れいてい)

「カシンこそどうしたのだ。

ちんはつまに、おまえのいもうとによばれたのだぞ」



挿絵(By みてみん) 張譲(ちょうじょう)

「陛下ぁぁぁ……。何進ぃぃぃ……」



挿絵(By みてみん) 何進(かしん)

「うおっ!? ち、張譲ではないか。夜中にお前の顔は心臓に悪いぞ。

ところでお前、妹の何皇后(かこうごう)を見なかったか?」



挿絵(By みてみん) 張曼成(ちょうまんせい)

「皇后様はいねえよ!」



挿絵(By みてみん) 何進(かしん)

「なにッ!? き、貴様は黄巾賊!

ブヒィィィィィィッッッ!!!」



挿絵(By みてみん) 霊帝(れいてい)

「ああ、カシンがきられてしまった。

……おや、ちんもきられている。うわああああ」



挿絵(By みてみん) 張譲(ちょうじょう)

「張曼成ぃぃぃ……。よくやったぞぉぉぉ……」



挿絵(By みてみん) 張曼成(ちょうまんせい)

「げひひひひ!

これで約束通り、黄巾党を再興させてくれるんだな!」



挿絵(By みてみん) 董卓(とうたく)

「……なんだなんだこれは。呼ばれてきてやったら血の海ではないか」



挿絵(By みてみん) 張譲(ちょうじょう)

「喜ぶがいい董卓ぅぅぅ……。皇帝と大将軍は殺してやったぁぁぁ……。

天下はお前のものだぁぁぁ……」



挿絵(By みてみん) 董卓(とうたく)

「ほほう、つまりお前ら宦官は

吾輩を新たな主君として迎え入れようというのか。

皇帝でも、大将軍でもお望み通りの地位で。

その代わり、恩返しにお前たちの権力を保証しろと言うのだな」



挿絵(By みてみん) 張譲(ちょうじょう)

「そうだぁぁぁ……。話が早くて助かるぞぉぉぉ……」



挿絵(By みてみん) 董卓(とうたく)

「フハハハハハハ! 見誤ったな張譲!

吾輩はやる時は己の手でやる男だ!

お前らの手など借りなくとも、

いずれは霊帝も何進も叩っ斬っておったわ!

ちょうどいい、皇帝殺しの下手人としてお前の首を差し出し、

吾輩は霊帝の仇討ちをした英雄になってやろう」



挿絵(By みてみん) 張譲(ちょうじょう)

「愚かなり董卓ぅぅぅ……。お前は黄巾賊の残党に包囲されているぅぅぅ……。

断るのならばここから逃げることはできぬぅぅぅ……」



挿絵(By みてみん) 張曼成(ちょうまんせい)

「げひひひひ! かかれお前ら!

って、げひぃぃぃぃぃぃ!?」



挿絵(By みてみん) 呂布(りょふ)

「F*`lksaas13334438zkl;:」



挿絵(By みてみん) 陳宮(ちんきゅう)

「どうか私の無礼を許してください。

あなたを後ろから襲ったことをです。

でもしかたのないことでした。

あなたはあまりに無防備で、そして私の主人を襲おうとしていたのですから」



挿絵(By みてみん) 董卓(とうたく)

「フハハハハハハ! 黄巾賊の百人や二百人がどうした!

呂布よ、こいつらを氷人形にしてやれ!!」



挿絵(By みてみん) 張譲(ちょうじょう)

「董卓ぅぅぅ……。我々の策謀を見破っていたのかぁぁぁ……」



挿絵(By みてみん) 呂布(りょふ)

「aflsdfl:saasdfl;:」



挿絵(By みてみん) 陳宮(ちんきゅう)

「私を恨まないでください。丸腰のあなたを斬ることは卑怯です。

でも私の新しい主人がそうしろと言うのです。

これはビジネスですからね」



挿絵(By みてみん) 張譲(ちょうじょう)

「無念だぁぁぁ……」



~~~~~~~~~



かくして董卓は混乱に乗じて都の実権を握った。

魔王の支配が招くのは、はたしていかなる世の中なのか?

魔王に対抗しうる勢力は現れるのか……?


次回 〇〇六   名族、起つ

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