激怒ぷんぷん丸
遅れてすみません。
次話は水曜日に上げます。
今回はリンが反抗期みたいなのでかなり理不尽です。
むう、学園の準備してるのになんなのよいったい!?
あっ、こんにちはなんの話か知らないけどとりあえず久しぶり。
ていうかこれ誰に向かってしゃべってるのよ!?
「お父様も勝手に呼び出してくるし!」
「お嬢様、少しお言葉が…」
「なによ、アレン!別に本当のこと言っただけじゃない!?」
お父様もお母様もアレンもいったいなんなのよ!
「お嬢様、旦那様の部屋を通りすぎてしまいますよ」
「わかってるわよ!お父様!失礼します!」
「リン。どうしたんだ?」
どうしたもこうしたもないじゃない!
お父様が無理矢理私を呼んだのよ!?
「なんでもありません!呼び出した用事はなんなんですか!」
「い、いや、学園に行くならこれを渡そうと思ってな」
お父様がそう言いながら渡してきたのは銀色の髪止めだった。
「これは着けているものの魔力を吸収して、危険な時に風の盾を作ってくれる魔道具だ」
ハア、そんなもののために私を呼んだのね…。もう一周回って怒ってたのがむなしくなってきたわ。
「ありがとうございます…」
「あ、ああ。寝るときも枕元には置くようにな」
さて、部屋に戻りましょうか…
「はい、わかりました。では…」
「お、お嬢様!?旦那様、失礼しました」
ああ、疲れた…
ちなみにリンは好きなことを邪魔されたらこのモードにたまになります。