第46話 離れゆく気持ち
こんばんは、秋水です。
今日は遠出してきて、いくつかの古本屋や書店などへ行って参りました!
昔の漫画から今の漫画、小説も沢山あり財布の中が殆ど持っていかれた気分です(苦笑)
時は逆上って数刻前、皓が一人で何処かへ言ってしまった後冬望と眞弓はユリナとアーシュとグランとリーシアは観光を満喫していた。最初は暗くなっていた雰囲気が、楽しむ毎にどんどん明るくなっていた。露店を周り食べ歩き、気に入ったものがあれば購入していく。
「ふふっ……楽しい」
「えぇ、そうね」
何より、ユリナとアーシュは満足そうに微笑んでいた。雪咲が居なくなった後の悲壮感たっぷりな表情のままだったらどうしようかと考えたが、ちゃんと楽しんでくれていたようで何よりだった。それに、この街には人間だけでなく他の街には居ないエルフやハイエルフ、更には理性ある魔物達が共存していた。
「凄いわね……この街……」
冬望は静かに呟く、眞弓は人混みの雑音のせいで聞き取れなかったらしいがアーシュはしっかりと聞こえたみたいだった。上がりまくっていたテンションが、更に上がっていくのを感じた。こうして一行は、街の雰囲気を楽しみながらも英気を養っていくのだった。
「皓……」
その頃人気は無いが景色の良い展望の場所では、皓と雪咲とアメノウズメが居た。雪咲は戸惑いと困惑、皓は不安と安堵とちょっとした怒りの感情が出ていた。
「お前……何で何も言わずに居なくなるんだよ……!どれだけ心配したと……!」
「心配……それは冬望が?それとも団員達が……?」
雪咲の言葉の真意が分からず、少し口を紡ぐ。だが、続けるように言葉を発する。
「そりゃあ皆に決まって……」
「……団員達やアーシュやユリナに心配をかけたことに関しては後で謝る、皓や眞弓にも……だけど、俺の考えすぎかも知れないけど……冬望は心配なんてしてないと思う」
「冬望だって……心配くらいは……」
「それは嘘だよね……?だって皓、嘘つく時必ず視線合わせないもん」
そう、皓は嘘をつく時必ず視線が泳ぐ癖がある。雪咲はどんな時も話す時は相手と視線を合わせるのだが、皓のはまるで逃げ道を探しているかのように思える。
「はぁ……ったく、確かに冬望の言い方も悪かったとは思ってる。だが、それに仲間を巻き込むのはどうかと思うぞ……?」
「それは冬望が言ったことであって俺が決めたことじゃない、そもそもあの時付いて来るかどうか聞いた時点で既に決まっている。なら、未練なんて一切無くスパッと消えたほうが……」
「……妹の事、まだ……?」
その言葉を聞いた瞬間、雪咲の表情から一切の余裕が消え去る感覚がした。それどころかトラウマに近いものを引き起こしたらしく、固く握った拳は細かく震え始め足もやや覚束ない感じになってしまった。
「わ……悪い、悪気があったわけじゃ……」
「……その話、他の誰かにはしたの?」
「いや、話してないけど……」
すると、雪咲は少し長めの時間考え込んでいた。アメノウズメは雪咲を心配そうにしつつ、何故か皓から距離をとっていた。
無言の時間が暫く流れた後、雪咲は静かに口を開く。
「一つ……頼まれてくれないか……?」
その言葉は強く、且印象深く皓の頭の中に刻みつけられる。何故なら、想像もしていない言葉が出てきたのだから……。
ちなみに、レギュラー降板とかはありません。
出番が減るくらいです




