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チートを貰ったが、異世界では……。  作者: 月詠 秋水
第4章 アルステン王国編
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第38話 アルステン王国壊滅……!

こんばんは、不眠症に悩まされながらも必死な秋水です。

ここからはあらすじ的なものは一切取り除き、コメントを此処に残していこうかと思っています。


まずは、最近不定期更新になりつつで大変申し訳ありません。

原因は上記の通りなのですが、その他にもメンタル的に……。


ですが、書くのは止めないので気長に待っていただけれは幸いです!


それと、1章はこの話にて完結と致します!

次の話からは、2章になります!

雪咲を地下牢に閉じ込めた翌日の昼下がり、ヒゲおやじは外交のために隣街であるヴィーネに来ていた。話し合う内容は、雪咲の国家転覆罪を広めるためと物資の交渉だ。だが馬車で他国の王や偉い人が集まる大きな建物に向かっている最中、何やら視線がいつもと違う感じがした。尊敬等の感情はもとより感じたことは無かったが、今の視線は明らかに愚別と侮辱だ。


「おのれ、一体何が……」


建物へ到着するがが、護衛兵士は終始嫌そうな雰囲気を漂わせていた。それでも仕事だから、嫌々やってると顔に書いてあるほどに。それに文句を垂れながらもとある一室に向かう、部屋の中で待っていたのはアルザース帝国の国王やリオーネの偉い人達が集まっていた。だが何故か、全員のヒゲおやじを見る視線は軽蔑と愚別等が混ざっていた。


「一体何かね!誰もが私をそんな目で見る……いい加減に!」


言いかけるが、アルザース帝国王はその言葉を遮り急に立ち上がる。そして手には、一転の曇もない綺麗なクリスタルが握られている。


「ん……?」


気になりクリスタルに視線を移してみる、握られているクリスタルは薄っすらと光を帯びたかと思えば少し強めの光を放つ。そこに映っていたのは、昨日部屋で娘と3人だけだった時の独り言だ。そこには確かに雪咲や英雄を貶める発言や、他国をよく思わぬ独尊的な言動がきっぱりと映し出されている。


「なっ……!?嘘だっ……!!こんなもの、でたらめだ!!」


身振り手振りで訴えるが、誰も相手にせず。何を言おうが喚こうが、虚しく部屋は静まり返る。その中で、アルザース国王は静かに口を開く。


「……この発言を元に、今よりアルステン王国を敵と見なす。加担するものは容赦せず、全力を持って潰させてもらおう」


その言葉に、この場に居た全員が一致と頷く。ヒゲおやじは気を動転させながらも室内を見渡すが、誰一人として味方は居らず部屋の出入り口を兵士数人が逃さないように立ち塞がっていた。


「このっ……仕掛けたのはあのクズかっ!?」


ようやく犯人が分かり……と言うよりも、有る事無い事全てを雪咲のせいに仕立て上げようと喚く。だが、誰一人として聞く耳は持たず。


「アルステン国王……貴様の言葉は一切信じられん、それに英雄やその友人を侮辱する発言……みすみす見逃せぬ」


アルザース帝国王は、苛立ちを隠す気は全く無い素振りだった。


「所詮はクズに王印が入ったカードを与えた国だ、揃いも揃って……」


「貴様の国はその者によって滅ぼされている最中であろうな」


「何を!今は地下牢の中だぞ、どうやって?!」


「ふっ……さあな、少なくとも私はこの件に関しては黙認するつもりだし、許可を出してある」


ヒゲおやじはその言葉を聞くなり、血相を変えて部屋を飛び出していく。コーネリアとジュリアも、何か不安そうな表情を秘めながらも付いていく。


ヒゲおやじはアルステンに着くなり、城下町には何一つ被害が無い事を見て安堵する。だがそれも束の間、突如城の隙間から強烈な光と共に黒い”何か”が外に飛び出していくのが見える。慌てて追いかけてみるも、見失ってしまう。仕方なく城の中へ入るも、誰一人として居なくなっていた。騎士団すらも居なくなり、慌てて地下牢へ行くも捉えていたはずの雪咲は何処かへと言ってしまった。


「ぐぅっ……!コケにしおって!!」


ヒゲおやじは直ぐ様部屋へ戻り、代々伝わる宝剣を手にする。宝剣と言っても大したものではなく、魔法を封じた剣に豪華な装飾が施されているだけの物だった。宝剣を手にし自惚れたヒゲおやじは、意気揚々と外へ飛び出す。だが外にも人一人居なく、あまつさえ街の人間すら居ない。魔力探知を使用してみるも、魔力反応はアルステン王国内には一つとしてなかった。しかし、よく知った魔力反応を王国外で感知したヒゲおやじは、娘2人を置いてその場所へ急ぐ。


魔力反応があった場所は、帝国門を出たすぐ側の平原。そこに立っていたのは2人、雪咲とリーシアだった。


「このクズが……何をした!!それに、騎士団長であるお前が何を……!!」


「黙れ……」


ヒゲおやじの言葉を遮る雪咲、最初は驚きを隠せてはなかったが段々と苛立ち始めた。手にしていた宝剣の切先を雪咲に向け、ここぞと言わんばかりに怒鳴り散らす。だが雪咲が発する言葉は、一つ一つが地のそこから這い出てきたような畏怖を纏ているようだった。


「コケにしやがってぇ……!!」


顔が真っ赤になったかと思えば、雪咲に斬りかかるヒゲおやじ。だが振り下ろしたはずの宝剣どころか、自身の腕事吹き飛ばされたことに唖然としていた。最初こそ何も言わなかったが、噴水のような出血と強烈な激痛から喚き散らす。


「ぎゃぁぁぁぁ!!」


だがそれを見ても雪咲は何も思わず、隣でリーシアがオロオロとしているにも関わらず無表情にヒゲおやじを見ているだけだった。


「貴様……!覚えてろよ……!!」


声を震わせながらも逃げようとした瞬間、ヒゲおやじの足は地面に飲み込まれ始めていることに気が付く。恐怖に、言葉を発することすらも忘れて……。


「……地獄で人生を振り返れ、そして永遠に悔いろ……」


今まで誰にも見せたことのない雪咲の憤怒の感情を垣間見た瞬間、リーシアは青ざめヒゲおやじは小水を垂れ流しながら必死に泣き喚いていた。だがそれも聞くに絶えず、スッと手を伸ばす。すると、ヒゲおやじの足元には真っ黒な魔法陣が出現。黒く眩い光を放出しながら、次々と圧迫感に襲われる。血液は辺りに飛び散り、宝剣はその場に突き刺さる。隣で見ていただけのリーシアも、雪咲の底の見えない魔力に晒されているせいか今にも意識を失い倒れそうになっていた。


「い……いやだぁぁぁ!死にたく……ないぃぃ!!!俺は……俺は、まだ……!!覚えてろ……クズがあぁぁぁぁ!!」


その断末魔を最後に、雪咲が差し伸ばしている手を握りしめるとヒゲおやじは”何か”に押しつぶされたように塵すら残らずに消滅する。その潰されようはあまりにも残酷で、隣でリーシアは余りの気持ち悪さに吐き出していた。それでようやく冷静になったのか、放出していた魔力を収めるとリーシアはなにかに開放されたように気を失って倒れ込む。


……さて、どうしようか


考え込みながらも振り向くと、そこにはアーシュとユリナを抱えながら息を切らしている皓と口元を抑えながら顔面蒼白で震えている冬望と眞弓が……。

今回の雪咲くんの本気度は20%程度かなと自分の中では思っています。


ヒゲおやじざまぁ

独裁者は、何故かこういう結末が多いですよね。

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