カーリンの日記
○月△日 晴れのち曇り
日記をつけ始めてもうすぐ三か月。三日坊主のわたしが大したものだ。
きっかけは、ミュラー少佐がメモ代わりに書いていると聞いたからわたしもやってみようかなって始めた。
少佐の日記ってどんなこと書いているのかちょっと読んでみたい。
この間は十八歳の誕生日を二人で祝ってもらったんだけど、お酒飲み過ぎて台無しにしちゃった。
反省……。
少佐は笑って許してくれたけど、だってあの夜は……。思い出しただけでも顔から火が出る。
あの台詞だって、命令でもなく願望でもなく「抱かせてくれないか」って優しく尋ねるところが大人の魅力なのかな?
…… そんな少佐を放っておいて泥酔したわたしって救いようのないバカ?
でも、もしそうなったら今度はどうすればいいのか分からない。
こういうのって誰に訊けばいいのかな。みんな自分で勉強してる? チェリーにも訊けないし雑誌とか過激すぎて参考にならないし困った。
次までにはちゃんと手順を踏まえて……。うわぁぁっ!! 何を書いてんだ、わたしは!!
(ビリビリと日記を破いて、再度書き直したので内容がだぶったため以下省略)
そうそう。チェリーが言ってたけど、プレゼントのネックレスはオリジナルっぽいので少々値段が張るとか。
申し訳ないなあって思っていたら、チェリー曰く「どうせ、高給取りなんだから気にしなくていいんじゃない?」だって。ひどいなあ。
わたしが言いたいのは、値段じゃなくて気持ちなんだよ。
初めて少佐から貰った物だから大切にしなくちゃ。
そういえば、ミュラー少佐の誕生日っていつだっけ? プレゼントは何にしようかな?
わたしがネックレスだから、アレックス(仔犬)だけに首輪??
……なんか変態プレイっぽくないか?
(再びビリビリと日記を破くカーリン。こうして、何度も書き直してついに日付が変わってしまったのだった)




