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恋をしたくて 3
「我らがアイドル、まこちゃんが好きだよって人はー? さあ、拍手!」
真琴さんもアタシに続こうかとしていたが、やはり緊張してしまって仕方がない様子。それを見て、麗華がそう問い掛けた。本当に気が利くし、最高のメンバーだよな。
「は・く・しゅ!」
強制だとでも言うように、紅葉が拍手の言葉を何度も繰り返す。その度、拍手の音は大きくなっているように感じられた。勿論、麗華も紅葉もアタシも拍手を全力でしている。
「ありがとー!!」
ずっと黙っていた真琴さんだが、突然そう叫んだ。真琴さんのその大声も、沸き起こる拍手により音が掻き消されているようだった。照れ臭そうに満足そうに、真琴さんは笑っていた。それはまるで、成し遂げたとでも言うような表情。
「honey splash! まだ新人だけど、これから宜しくな!」
これくらいで満足して貰っちゃ困ると、アタシは大きな声でそう言った。リーダーとして可笑しなことをしたつもりはないが、アタシの行動に対し麗華も紅葉も驚いているようだ。少し失礼ではないか。




