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春の歌見て 9
「……っく…………うぅ、うぁあわん。ありっがと、ごじゃ……うぇぇえ」
リーダーに登録されているのは心。だから代表して、リーダーとして何か言わなければいけないらしい。しかし元々、名前だけのリーダーということで了承して貰えたリーダー。心はそんなのが苦手、その上今は大泣きで喋れるような状態じゃない。
「間違いじゃ、ないんですよね? 本当に、優勝したんですか」
心の姿を見ていたら、私も涙が込み上げてきた。信じられない、優勝だなんて。第一位だなんて、信じられない。でも、思い上らずに頑張らないといけないね。
「頑張れー!!」
客席からそんな声が聞えてくる。次々に聞えてくる応援の声に、私は更に涙が溢れ出て来た。そんな私の隣で、心は涙を拭いて息を整える。そして落ち着いてから口を開いた。




