103/196
春の歌見て 3
「そうだネ。緊張するけど、飛びっきりカッコ良くて可愛い僕らを見せてあげないとだヨ」
元々人前に出ることは少なくなかった。さすがにイベントとか緊張するし、アイドルとか恥ずかしいし。でもそれでも、私は絶対にやって見せる。
「結構緊張には強い方ですが、大イベントでデビューですか。初めてですし、さすがのわたしも緊張しちゃいます。失敗するつもりはありませんがね」
強い決意を込めた瞳だった。どうしてアイドルになりたいのか、そうゆうことは一切知らない。それでも皆それぞれ、それぞれの想いがあるんだろう。だって初めて見たもの、紅葉のこんな表情。




