第31話 閑話 死の女神
主神オリゴは世界を創造した後、この世界を共に治めるために六柱の子神を作り出した。
フェロン、フリオン、ウンブリオン、フォヴォラ、ラティオン、スペドール。生まれたばかりの子神たちは成長するまでの間、みな仲良く暮らしていた。
二柱同時に生まれた姉妹神、ウンブリオンとフォヴォラは特に仲が良く、お互いを自らの半身とみなすほどであった。二柱とも、穏やかで優しい性格の女神であり親神や兄弟神からも愛されていた。
子神たちが成長すると主神はそれぞれに神として司る役割を与えた。
フェロンには野性と猛々しさ、フリオンには激昂や衝動、怒りを、ラティオンには理性、計算、知恵を、スペドールには希望を。フォヴォラには愛と癒しを司るよう命じ、そして最後にウンブリオンに死と破壊を司るように命じた。
優しく真面目なウンブリオンは自らに与えられた使命に戸惑いつつも、懸命に役割をこなそうと努力した。しかし、その役割ゆえに次第に他の神々から疎まれ、フォヴォラ以外の神々はウンブリオンを遠ざけるようになっていった。
ある時、長兄のフェロンが兄妹たちを集めて言った。
――我らも母様のように子をなそう。この世界は我らだけには広すぎる。我らの子らで世界を埋め尽くすのだ。
それは良い考えだと、神々は次々に自らの眷属を生み出した。眷属たちはのちにヴェトスと呼ばれるようになる。
眷属たちが世界に放たれ、幸せに暮らしだした頃、事件が起こった。
フリオニン族の最初に生まれた長老が亡くなったのだ。
悲報を受けた神々は動揺した。なぜ、永遠の存在である自分たちの眷属が死を迎えるのか。なぜ、定命の生き物になってしまったのか。
答えはすぐに出た。ウンブリオンが死を司る神になったことで、世界に死が生まれたのだ。
眷属を失ったフリオンはウンブリオンを激しく詰った。貴様さえいなければ世界に死がはびこることはなかった。貴様のせいで全ての眷属は必ず死の魔の手にとらわれるようになってしまった。フリオンがウンブリオンを罵る声は三日三晩続いた。
この一件以来、ウンブリオンは兄妹神たちのもとを離れ、世界の外との境界に一人で暮らすようになった。愛する世界と兄妹、眷属たちを守るため、この地で境界神となり世界の外から来訪する災厄を受け止める神となった。
「ウンブリオン様かわいそう」
「そうじゃな。この世界には死も必要じゃ。死がなければこの世は人で溢れかえってしまう」
妹神のフォヴォラは姉を心配し、何度も姉のもとを訪れたが、他の神々は顔を見せることはなかった。神々や眷属はウンブリオンに守られた世界で幸せに暮らし、死への恐怖から死をもたらす女神に呪いの言葉を投げ続けた。
姉のあまりにも不憫な境遇にたまらなくなったフォヴォラは、兄弟たちに姉のことを気にかけるよう訴えて回った。だが、神々の反応は芳しくなかった。姉の境遇に納得がいかないフォヴォラは諦めず、根気強く説得を繰り返した。しかし、それが裏目にでてしまった。フォヴォラの説得をしつこく感じたフリオンが、フォヴォラを傷つけたのだ。
しばらくして、姉のもとを訪れたフォヴォラはフリオンにつけられた傷を姉に見られてしまった。事情を知ったウンブリオンは怒りに震えた。自分のみならまだしも、妹を傷つけることは許せなかった。
ウンブリオンは自らが死と破壊の女神であることを思い出した。ウンブリオンは外界の災厄を討伐することなく、逆に災厄を率いて世界に死と破壊を振りまいた。兄弟神たちには不幸が訪れ、多くの獣や眷属が死の抱擁を受けることになった。この時ウンブリオンが率いた災厄は今も魔物として世界を闊歩している。
神々と眷属たちはウンブリオンに対して謝罪し、怒りを鎮めるように祈りを捧げた。人々の祈りによって徐々にウンブリオンの怒りは鎮まり、やがてウンブリオンは境界へ帰っていった。
この時から、ウンブリオンは祭祀を欠かすと必ず祟る祟り神となった。フォヴォラ神は姉の孤独をすこしでも和らげるため、自らの眷属たちにも姉のために祈るように伝えた。それ以来、フォヴォレナ族はフォヴォラ神と共に、ウンブリオン神も祀るようになった。
「これがフォヴォレナ族がウンブリオン神も祀るようになった経緯じゃ」
「悲しい話だね」
フローラが漏らすようにつぶやいた。
「ウンブリオン神は今も境界で災厄を食い止めておるのじゃ。わしらは感謝の気持ちを持って祈りを捧げねばな」
「そうだね。ウンブラリア族の人たちとも仲良くしたいな。姉妹神の眷属なら親戚みたいなもんだもんね」
「ウンブラリア族か。まあ、そうじゃな」
ラウ爺の顔が少し曇る。不思議に思ったメアウェンは尋ねてみた。
「なにかあるのか?」
「彼らは少し特殊でな。あまり親しくしておる部族はおらんのじゃ」
「特殊とは」
「ウンブリオン神は境界神となり、神々や人々から気にされなくなった話はしたじゃろう。その時にかの神は影や存在感の希薄さなども司るようになってしまったのじゃ。死と破壊、影、存在感の希薄さ、そういったものを司る神の眷属であるウンブラリア族はどうなっていったと思う?」
「あまり良い想像はできないな」
「暗殺者じゃよ。暗殺、陰謀、闇に隠れ人を陥れ、命を奪う。そういったことを生業とする部族に変わっていった。ヴェトスの王宮での権力争い、商売敵の排除、そういった手段が必要となった時にウンブラリア族は使われてきた。彼らはヴェトス六部族の暗部となってしまったのじゃ」
「そうか……」
「ウンブリオン神と同じじゃ。死は世界に必要だが、死自体は忌避される。ウンブラリア族もその技は求められても、彼ら自体は遠ざけられておるのじゃ。そのせいで、六部族の中から唯一王を輩出しておらん」
「仲良くしちゃいけないってこと?」
話が難しかったのかフローラは困惑した顔をしている。
「そうは言っておらん。ただ、危険な部族であることも確かじゃ。もし知り合ったのなら、よく考えて付き合うことじゃ」
「よくわかんないけど、わかった」
フローラは後で考えることにしたようだ。
ラウ爺は椅子から立ち上がり、腰を伸ばす。腰がばきばきと音をたてた。
「あたた。さて、これで話は終わりじゃ。あんたらの役に立つ話ができていればよいがの」
「いや、十分役に立つ話を聞かせてもらった。ありがとう、ラウ爺殿」
メアウェンも立ち上がり、礼を言う。
「ウィルはどうじゃったかの?」
「うん、自分のことはわからなかったけど、鍛錬の方法も教えてもらったし、神様の話も色々知れてよかったよ。ラウ爺さん、また話を聞きに来てもいい?」
「もちろんじゃ。いつでも来るがええ」
ラウ爺はにこりと笑い、ウィルの頭を撫でた。
「ではそろそろお暇しようか。ラウ爺殿、フラウィア殿、突然押しかけて申し訳なかった。あなたがたのもてなしに感謝を」
「ええて、ええて」
「また、いつでもおいでよ」
ラウ爺とフラウィアに見送られ、メアウェンたちは帰っていった。
「爺さん、あんたあのウィルって子のこと本当にわからなかったのかい?」
「……。あの子は人間の国で生きていくんじゃ。もう知らんでいいんじゃよ」
遠ざかっていくウィルの背中をラウ爺は見つめ続けていた。
◇
ラウ爺の家からの帰り道。日は傾き始めもうすぐ夕刻になろうとしている。
焼けた家々の取り壊し作業が進むなか、メアウェン一行は王都に向かって歩いていた。
「ラウ爺さんってなんであんなに物知りなんだろ」
「さあな。ひょっとしたら元は偉い人だったのかもしれないな」
「フローラは何か知ってる?」
ウィルがフローラに話を振るが、フローラからの返事は返ってこない。ウィルが不思議に思い、フローラを覗き込むと彼女は真剣な表情をしていた。
「メアウェンさん」
「ん、どうした」
「傭兵騎士団はこれからも逃げたテロリストの人たちを追うの?」
「そうだな。捜査は続ける。ガルムは捕まえたが、逃げたアウグスとネクサも捕まえて罪を償わせなければならないからな」
フローラが立ち止まった。メアウェンとウィルもフローラに合わせて立ち止まる。
「私も傭兵騎士団に入りたい」
「フローラ!?」
「兄ちゃんの仇を討ちたい!」
「フローラ、我々は治安維持部隊なんだ。犯人を殺しに行くわけじゃない。気持ちはわかるが――」
「それでいいの! 私は、私の手であの人たちを捕まえたい! 殺すんじゃなくて、捕まえて謝らせたいの! 兄ちゃんだけじゃない。たくさんの若い人たちがあの人たちの口車に乗せられて、怪我をしたり、死んだりしたの。あの人たちは間違ったことをしたことを謝らないといけない! それを私の手でさせてやりたいの!」
フローラは両手を握り締め、まっすぐにメアウェンを見ながら訴えている。その眼差しに、幼いフローラの怒りと悲しみをメアウェンは感じ取ってしまった。
「君はまだ幼い。入団したとしても作戦には参加できないよ」
「それでもいい! 直接捕まえるんじゃなくったっていいの。何か、手伝いとかでもいいから、何かしたいの!」
フローラの辛い気持ちがメアウェンの心に突き刺さる。彼女なりに考えた末での向き合い方がこれだったのだろう。つっぱねることはできたが、その場合にこの辛い気持ちがどこへ向かうのかがメアウェンは心配だった。暴発されたり、塞ぎ込んでしまうようなことになるなら、騎士団に受け入れて見守ったほうが良いように思えた。
「わかった。だが、今の君の保護者はオスリック殿だ。彼の許可がなければいけないぞ。彼を説得できるなら、入団を受け入れよう」
「ほんとに!」
「ああ、本当だ」
「やったーー!!」
フローラは飛び上がって喜び、勢い余ってウィルに抱きついた。ウィルは目を丸くし硬直している。
メアウェンは二人を微笑ましく見ながら、これからのことについて思いを巡らせた。
これまでは自らが先頭に立ち、皆を引っ張るだけでよかった。部下や仲間たちは自らの面倒を見られる大人ばかりだ。しかし、こうして新しい世代が生まれ、導きを必要としている。
ウィルもフローラもまだ小さく、そしてそれぞれの事情を抱える子供たちだ。未来には希望があるが、そうでない道も彼らの先には開いている。
誤った道へ進まないよう、自分たちが手伝ってやらなければならない。それこそ、カエレンが進んだ道へ進まないためにだ。
そのような立場になったのだと、メアウェンは子供たちをみながら感じていた。
「メアウェンさん! ありがとう!」
「あ、ああ。だがまだ決まったわけじゃないからな。まずはオスリック殿を説得しなければいけないぞ」
「うん、私がんばる!」
フローラは両手をぐっと握り締め、メアウェンに見せるように掲げた。
その後ろで、ウィルは硬直したままになっている。
二人の対比がおかしく、メアウェンはくすりと笑い、思いついたように提案した。
「まだ、日も暮れる時間じゃないから、フローラを送りがてらオスリック殿に会ってみるか」
「え、ほんとに? 一緒に説得してくれるの?」
「付き添うだけだぞ。説得はフローラがするんだ」
「わかった!」
「じゃあ、いこうか」
「うん!」
二人はウィンステッド商会に向けて歩き出した。
◇
「オスリック様、お客様がおいでです」
オスリックは書類から顔をあげ、眼鏡を外す。今日は来客の予定はなかったはずだ。
「誰だ」
「傭兵騎士団のメアウェン様です。フローラの送迎で来られたようですが、オスリック様にもお会いしたいと」
そういえば今日はフローラが難民街の案内に駆り出されていたはずだ。そのついでだろうか。
「会おう。セオルも呼べ。たぶん会いたがるだろう」
「かしこまりました」
オスリックが応接室に入ると、メアウェンと少年、そしてフローラが待っていた。少年の名は確かウィルと言ったはずだ。
「ようこそ、ウィンステッド商会へ。お久しぶりです、メアウェン様。フローラは役にたちましたかな」
「久しいな、オスリック殿。フローラはとても役に立ってくれたよ」
「こんにちは、オスリックさん」
ウィルも一緒になって挨拶する。
「ああ、こんにちは。セオルにはもう会ったのか?」
「まだ、会ってないです」
「そうか。ここに来るように言っておいたからじきに来るだろう」
オスリックはメアウェンに椅子を勧め、自らも腰掛ける。
「それで今日はどのような用件で?」
「ああ、今日は私ではなくフローラから話があるのだ」
「フローラから?」
傍らに立つフローラを見る。
「あの、実は――」
フローラがいいかけたところで、扉が叩かれる。
「失礼します。セオルです」
「入れ」
扉を開けてセオルが入ってくる。
「メアさんが来られているとか」
「ああ、挨拶しなさい」
セオルはメアウェンに挨拶した。そこにウィルがいるのを見つける。
「ウィル!」
「やあ、セオル」
ウィルと顔を合わせるのは事件以来のことで、セオルは久しぶりの再会に心が躍った。
「それで、フローラ、話とはなんだ?」
一通り挨拶が終わったので、オスリックはフローラに話を聞くことにした。
「あの、オスリック様にお願いがあります」
「どんな願いだ」
「私が傭兵騎士団に入るのを許可してほしいんです」
思ってもみなかった話にオスリックは虚をつかれた思いがした。フローラが傭兵騎士団に? この子はまだ九歳だったはずだ。こんな小さな子がなぜ騎士団に入る話になっているのだ。
「驚かせてすみません。ちゃんと説明します」
フローラは自らの思いをオスリックに伝えていった。兄や犠牲となった他のヴェトスの仇を討ちたいこと、命を奪うのではなく、捕まえて謝罪をさせたいこと、すぐにそれが叶うことではないことはわかっていること。
フローラの話を聞くあいだ、オスリックは目を閉じ考え込んでいる。
「ここにいるウィルも入団する予定なんです。私もウィルと同じように傭兵騎士団に入団したい! お願いします! オスリック様」
そうは言われても、どうみてもフローラはまだ子供だ。騎士団に入って何ができるというのか。
「私から少し説明させてもらおう。いいかな、オスリック殿」
メアウェンが助け船を出すように、申し出てきた。オスリックは構いません、と返す。
「このウィルとうちにいるリンを入団させるに当たって、見習い制度というものを作ろうとしている。これは次世代の育成のための制度と考えているんだ。日々の鍛錬や人と接する際の礼儀、読み書きなどの技術、そう言ったものを若い、特に子供たちに学んでもらうためのものだ。ウィルやリンは特別な力を持っている。彼らはその力の使い方や誤った使い方をすればどのようなことが起こるかも学んでもらう予定だが、フローラもヴェトスという魔力の強い種族だ。彼女も将来、力を振るえる歳になったときにそなえて、使い方や危険性を学んでおくのは良いと思う。もちろん、正団員と違い、見習い団員は作戦には参加しないから、危ないこともない」
メアウェンの説明を聞きながら、オスリックは考えを巡らせていた。
オスリックの子供たちは二人とももうこの世にはいない。これはウィスタンの策略のせいではあるのだが、そもそも、自分の子育てが間違っていたせいではないのか、とオスリックは思うようになっていた。
今のセオルやフローラよりも小さい頃から店の手伝いをさせ、子供たちの人生の選択肢をせばめていたのは事実だ。自分の進む道はここしかない、そう思うように仕向けてしまっていたのではないか。他に取りうる選択肢があれば、ウィスタンはあのような行動に出なかったのではないか、この一か月そのように考え、後悔の念にとらわれてきたのだ。
また、新たに孫のセオルやフローラの子育てを行わなければならない。ケンワルドやウィスタンと同じような育て方でこの子たちはまっとうに育ってくれるだろうか。
「フローラ、これはお前が望むことなのだな?」
「はい、オスリック様」
「そうか、わかった。フローラ、お前のやりたいようにやりなさい」
「本当に? いいの?」
「ああ。そのかわり、中途半端にすることは許さない。自分がやれるところまでやったと思えるまで続けるのだぞ」
「はい! ありがとう! オスリック様」
フローラがオスリックに抱きつく。オスリックはフローラの頭をぽんぽんと撫でてやった。
「お前はどうなのだ、セオル」
「えっ」
突然話を振られ、驚くセオル。
「お前はなにかやりたいことはないのか? せっかくの機会だから何かあれば言ってみなさい」
「僕は……」
セオルは言い淀んだ。口にしていいものか迷いが見える。
「いいから言ってみなさい」
「……。お祖父様、僕はキャラバンがやりたいです」
決意した表情でセオルが言う。
「そうか。両親との旅は楽しかったか」
「はい。お父様お母様と同じく色々なところへ商売をしながら行ってみたいです」
オスリックは孫の顔をじっくり見た後、正面に座っているメアウェンの顔を見た。
「メアウェン様、セオルも同じく入団させてもらえませんか」
「え、僕も傭兵騎士団にですか?」
驚いてセオルが声を上げる。
「ああ、キャラバンをやるとは言ってもお前はまだ子供だ。今すぐ始めるわけにはいくまい。それに、お前も知っての通り、王都の外には危険が多くある。自らの身を守る方法を知るのは悪いことでないだろう」
「なるほど、それはそうだな」
メアウェンが感心したように言う。確かに傭兵騎士団で鍛えていれば、盗賊に襲われたとしても、返り討ちにすることだってできるだろう。万が一魔物と遭遇したとしても逃げることくらいはできるはずだ。
「もちろん、キャラバンをやる以上は商売の知識も必要だ。それは並行して私が教えてやる」
「は、はい! やります! 僕、やります!」
セオルにとって想像もしていなかった展開だっただろうが、彼には自分の人生に新たな扉がひらいたように感じられたはずだ。セオルの目は輝き、喜びにあふれていた。
「念の為伝えておくが、一応見習い入団にも入団試験はあるからな」
「えっ」
メアウェンの言葉に三人の子供たちは驚く。途端に三人とも自信がしぼんでいくような表情をみせた。
「大丈夫だ。大人の試験とは違うものだし、君たちなら突破できるさ」
メアウェンは笑いながら言う。
そ、それなら、と子供たちは少し安堵する。とはいえ先程までのように無邪気に喜ぶような気分ではないようだ。
「では、決まりだな。セオルもフローラも傭兵騎士団で預かろう」
「子供たちをよろしくお願いします」
オスリックは立ち上がり頭を下げた。
「任せてくれ。立派な大人に育てて見せるさ」
フローラに続き、セオルも傭兵騎士団に入団することになった。歳の近い子供たちが皆一緒に過ごすことができるようになる。
ウィルはたまらなく嬉しくなり、快哉を上げた。
次話から、第二部に入ります!
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