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1話 転移及びくそばばぁ

なんか書いてたら長くなった

「え゛?ここ、どこ??」


俺は今さっきまで自宅のキッチンで料理をしようと冷蔵庫の中身を物色していたはずである。が今はなぜか外にいる、しかも日本生まれ日本育ちの俺が見たこともないレンガ調の建造物が並び、たくさんの露店が並ぶ市場のような場所である。


「ワイルドボアの肉が入ったよーーーー!!!!」「こっちは今朝仕入れた海の魚だ!安くするぞ!!!」「今朝収穫したばかりの野菜はどうだ―――!!!」「回復役5本まとめ買いしてくれるなら安くしとくよー!」


様々な店の店主がものすごい大きな声を挙げながら商品を売っている。聞き取れる範囲の声を聴くが俺が知ってる固有名詞が一つも登場してこない、なんだワイルドボアって、野生のイノシシ?というか魚屋で撃ってるあの魚初めて見たんだが?大きさは30cmほどだが鱗が金色なんだが…見たことねぇよあんな魚…


「っと、あんたこんなところでぼーっと突っ立てんなよ!!!あぶねぇだろ!!」

「―――あっはい、申し訳ないです」

「はんっ、気をつけろよ!!」


市場のど真ん中で呆然としているとぶつかってきたおっさんに怒鳴られたので少し歩き、人通りの少ない場所にやってきた。ていうかあのおっさん帯剣してなかったか??あと皮鎧?も着ていた。あと臭かった。


「これはあれだな」


どうやら俺は今人気の異世界転生をしてしまったようだ、だって今俺の横を通り過ぎたトカゲ人間とか日本で見たことないし…






俺、今川 太一 は普通の男子高校生である。他と少し違う所といえば両親ともに共働きのため毎日俺が食事を作っている、それが高じて趣味が料理になったという所だろうか?しかし、ただそれだけである、そんな俺がなぜか今異世界にいる。うん意味わからんが今は考えていても仕方ない、こういう場合はどうすべきか一般オタクの俺は知っている。

それは一つ着ている服を売って金を得ることである。これ大事、「なんだこの上等な生地は!?」までがテンプレ、サンキューラノベ、愛してる!!!サンキュージャージ!!




というわけで街行く人に声をかけ(5人中2人に舌打ちされた後無視された)服を買ってくれる古着店に来たのだが。


「いや、確かに良い生地だとは思うがそんな高値じゃ売れないねぇ??」


日が暮れる前に急がねばと小走りで古着屋に向かい査定に出したらこれである。おかしい…テンプレはどこに、高く売れるはずではなかったのかテンプレ先生!!


「で、でも着心地はよくないですか??」

「うーん、確かに着心地はいいけど防御力がねぇ、4って…なんだい4って」


おっと知らない単語が出てきたんだが…確かに部屋着に使ってたジャージだから薄いっちゃ薄いけど、店主さんは「これじゃスライムの体当たりですらケガしちまうよとか言ってる」あ、スライムいるんだ、ファンタジー!


「まぁ部屋着としては私が見てきた中でもかなりいいものだね、買い取るとしたら上下合わせて5500マニくらいかね?」

「…えぇ、さすがに安すぎじゃないですか??こんなデザインのものとか見たことないでしょう?」


5500マニはおそらく日本円で11,000円くらいかな?古着屋に行くまでに市場でちょっと調査したのだがおそらくこれくらいだと思う、日本のパン屋で150円くらいの価格で売ってそうな大きさのパンが70マニで売られてたし大体日本に換算すると1マニ2円といったところだろう、たぶん!!!一般高校生にはこれくらいの予想が限界である、というか普段から商店街でいろんなおば様店主たちと会話しててよかったよ…じゃないとここまでスムーズに値段交渉とかできなかった気がする…おば様って圧すごいからなぁ


「そうさねぇ、確かに見たことないデザインだし珍しいもの好きには売れるかもねぇ」

「でしょう?俺もここに来るまで長く旅してきたけどこのデザインのものはこれしか見なかったですよ」


嘘つくのって大変である…旅とかしたことない、ていうか外歩いてる人たちは何の生地で作られたかわからん服を着てた。鳥の羽らしきものをそのまま引っ付けたような服を着てる人とかいたし、前衛的すぎる、なんか金色にひかり輝いてた


「じゃあ、8000マニはどうだい?おばちゃんにはこれが限界だよ」

「あーー、そうですか…じゃあその値段で売るのでサービスで安い服くれないですか?」


このジャージ売ったらパンツ一丁になってしまうのでちょっと厚かましいお願いをしてみる、無理と言われたらおとなしく購入する所存であります!引き際は大事!!


「ハハハ!!いいよそれくらいなら!!交渉成立だね!!!金と服持ってくるからそこで待ってな!!」


と言っておばさま店主さんは店の奥に引っ込んでいった。思ったよりものすごくあっさり受け入れられた…まさかジャージ君…君は8000マニでも安いのか??あーーーミスったなぁもうちょっと粘ればよかった。っくっそぉやはりどこの世界でもおばさまはつえぇぜ…


「ほれ、持ってきたよ、さっさと着替えな!!」

「わかりました…」


そういいさっそく店主さんが持ってきた服を着てみたのだが、デザインが良すぎる、黒を基調にしたシンプルな服であるのだが気品?がある。ゲームのキャラが着てそう…後その何?この生地?着心地はジャージのほうが3倍くらいいいのだが守られている感じがものすごい、触れてみると生地から変な感じがする。ナニコレ??


「その服は、どっかの没落した貴族様が売った服だよ、生地はブラックキングクローラーの糸、清潔と簡易障壁が付与されてて防御力は120だよ、」


なんて???え??わからんわからん!?え?何??いやわからん!?まずさっき流した防御力、それと清潔と簡易障壁が付与??なに???ブラックキングクロウラー??


「―――あんたいったいどこの生まれだい?防御力のこと知らないね?」


ばれた、おばさま店主さんがギロッとしたまなざしで俺を見ている…後付与のことも知らないです。いやまぁこんな「何それ初めて聞きました!!」的な反応をされたらバレるよな、それに俺今冷や汗だらだらだし、しょうがないか…ここはあの言い訳を使おう


「すみません、大きな街に来るのは初めてで…」

「はぁ!?どんな田舎だい!?…まぁ言葉そのままの意味だよ、服が持つ防御力、そのまんまさ、ここにある鑑定具で計測するんだ」


店主さんはそう言いテーブルに置いてる変な台を指さした。さっきジャージをそこに置いていたのは防御力を図るためだったのか…


「すみません、ついでといっては何ですが付与?とは何でしょうか?」

「それも知らないのかい?まぁ簡単に言ったらその服事態に魔法が掛けられてるのさ、清潔はその服が汚れてもすぐにその汚れが落ちる、簡易障壁は魔力を込めると普通の障壁よりも壊れやすい障壁を展開する、こんな具合さ」


なるほど、要するにファンタジーだな、RPGゲームとかプレイしていないと理解できなかった。やっぱり魔法とかあるのか、魔力を流すというのは意味わからんが


「なるほど…これ、もしかしなくてもかなり高い商品ではないですか?」

「そこはわかるのかい、値段は120,000マニだよ」


え゛???日本円で24万???うっそだろ???なんでこの服くれたの??


「やっぱりわかってないようだね、このあんたが売った服はおそらくダンジョンから出る遺物さね、しかも服の遺物は初めて見るよ、貴族様に高く売れる、値段は500,000マニくらいだね、遺物収集家の貴族様は金払いがいいからねぇ、たとえこんな防御力が4の服でもそれくらいは出すはずさ」


ぼったくりすぎるううううううううう?????えぇ??????俺今このジャージ8000マニで売ったんだが!?!?!?


「これも経験だよ、田舎坊主!!次からちゃんと下調べしな!今回はさすがにかわいそうだからその服もやるし買い取り価格を上げてやるよ、180,000マニやるよ!その服と合わせて300,000マニだよ!あと取引は成立してるからやっぱなしは聞かないよ!」


ぐぬぬぬぬ、やられたぁ…店主さんもとい、くそばばぁは高らかに笑っている、笑いながら服が欲しい時はうちに来な!割引してやる!!とか言ってる。


俺は異世界初取引に大負けした…ま、まぁ現金36万円と24万の服もらえたんだ…まだマシだったと思おう…たぶん違う店で売ってたらまじで8000マニで買われてた可能性があるし…あのくそばばぁで助かったという可能性すらある



あーーーもうわすれよう!!今から商業ギルドに行こう…古着屋のくそばばぁから教わったのだが商業ギルドは日本でいう所の銀行のような訳ありも兼ねているらしいのでこの大金預けに行こう…はぁ、高い勉強代だった…






というわけでやってきました商業ギルド、大通りの一番目立つところにある巨大な建物だ、デカすぎて怖い、東京ドーム一個分くらいありそう(それはない)人の流れに身を任せ大量の金貨マニが入った袋を絶対に落とさないようにしっかりと持ち、見たこともない文字なのになぜか理解できる案内板を頼りに預金案内受付と書かれたところまでやってきた。


そこで木札を配っている係員の人から24番と書かれた木札を受け取った、なるほどこの番号で呼ばれるまで待てばいいのか…今は何番だろうか…と待つこと1時間、ようやく呼ばれた。


「いらっしゃいませ、お客様本日は預入でよろしかったでしょうか?」


すげぇケモミミだ…番号を呼ばれたのでそちらに行ってみるとケモミミのお姉さんが座って待っていた。よく見ると人耳はついてない、ファンタジーだ…


「はい、こちらでお金を預かっていただけると聞いてきたのですが」

「なるほど、新規のお客様ですね?ではまずギルドカードを発行しなければなりません、こちらの用紙にお名前を書いていただいてもよろしいでしょうか」


そういわれたのだが俺文字書ける気がしない、なぜか読むことはできるけど…


「すみません代筆は可能でしょうか」

「もちろん可能でございます、今回は私が代筆させていただきます」

「ではお願いします、タイチです。」


くそばばぁから教わった通り苗字は名乗らない、どうやらこの世界は貴族だけが苗字を持っているようでいらない騒動になるかもしれないとのことだ。そのほかにもくそばばぁには色々教えてもらった。


「かしこまりました。ギルドカードを作成します。ただ作成にお時間がかかるのでその間にギルドカードの説明をさせていただきます」


ケモミミお姉さんはそう言いとても丁寧に説明してくれた。簡単にまとめるとこのカードがあればどの地域にある商業ギルドでもお金を引き出すことが可能、ただし本人確認はこのカードと魔力認証にて行う、このカードを紛失した場合10000マニの罰金が発生する。こんな感じである。おそらくだが指紋と一緒で魔力は個人個人で違いがあるようだ


「では最後に魔力認証を行いますのでこの水晶に手を置いてください」


おっと、ここで来たか魔力とやら、魔力って俺にもあるんだろうか…と悩みながら水晶に手を置くと……なんにも起きなかった。ケモミミお姉さんも困惑してる…が数秒した後急にあぁ、あれかという納得した顔になった


「すみませんお客様は体内魔力保有量が少ないため魔力登録ができません、そのためこちらの魔力認証不可カードをお渡しいたします。お客様は次回以降マニを引き出す際はギルドカードとこの魔力認証不可カードを受付にお渡しください」


ごめんよお姉さん、俺たぶん少ないんじゃなくてゼロだと思う、日本人に魔力なんてもんはねぇ


「魔力認証ができないということでセキュリティは下がってしまいますので万が一カードを紛失された際はすぐに商業ギルドにお越しください」


あーーなるほど泥棒にでもあったら即アウトだな、気を付けよう、暗証番号のないクレジットカードみたいなものだこれ、なくしたら即ここにきて引き落としできないようにしてもらはないと…その後ケモミミお姉さんに本人確認用の合言葉とやらを決めてからお姉さんにお礼を言って商業ギルドを出て、くそばばぁから紹介してもらった、おススメの宿に行くことにした。その宿がいい感じなら俺の活動拠点になる予定である。仕事探してお金稼がないと



さて楽しみだ!!!








「あぁ、たいち坊、来るのが遅かったね、あんたの部屋は203だよ」


商業ギルドから歩くこと30分、ものすごーーーーく緑がいっぱいでこれぞファンタジーの宿屋!!という外見をした宿屋に到着した。あのくそばばぁセンスいいなぁとかココ高そうだなぁ、と思いつつ入るとくそばばぁがいた。しかも部屋まで決まってた。


「―――――は?????なんで?????」

「ハハハハハハ!!!いい反応ありがとね!!あたしゃあの古着屋とこの宿屋二つ経営してるのさ!!!代金はさっきの服買い取ったときにぼったくったあんたに渡していない分の半分100,000マニを受け取ったってことにしておいてやるよ!!あとの100,000マニはこっちの儲け分にするからね!!文句は聞かないよ!!そうじゃないと私がひもじくて死んじまうからね!」


―――――――――このばばぁいい人なのか悪い人なのかわかんねぇっ…


「それ何日分になるんだくそばばぁ」


おっとお口が悪くなってしまったわ!お上品にいきませんと!


「だぁれがくそばばぁだい!!!うちの宿は食事なしで一泊5000マニ、30日連泊するなら30,000マニだよ!!ここには気に入った奴しか泊めてないからね!!連泊してもらうために30日泊まるならものすごーく安くしてるのさ!!だから儲けなんて皆無さ!!!」


なるほど、いいかもしれない、というか俺に選択肢はない、100,000マニ分人質に取られてるし2か月以上もすみかを確保できる後やっぱこのばばぁめちゃくちゃいいひとかも


「――これからオネガイシマス…」

「あいよ!!!」


こうして俺の異世界生活1日目が終了した。ちなみにだが気になるお部屋だがめちゃくちゃいい部屋でした…宿の1階に大浴場があるのは神だ…どうやらばばぁが水魔法使いらしく維持も簡単らしいただ掃除は面倒だから孤児院の子供たちにお金払って依頼してお願いしてるそうだ…教会から孤児の働くところを提供してくれてありがとうございます!と死ぬほど感謝されているらしい…聖人かよ、あとこの宿屋に住んでる人に聞いたのだがこのくそばばぁは昔凄腕の魔法使いだったとか…なんとか…


まだ3話までしか書けてない

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