鍛冶職人と二柱目の女神
閲覧していただきありがとうございます。
しばしの間 皆さんおのおのパニック&混乱を思う存分したと思うので。
「そろそろ 帰ってきてください。」
これからのことを話し合わないと帰れそうもないので早くしてほしいと思いながら冷め切ったお茶をすすっていた。
「予想外の事態になりましたが これからどのようにしていきましょうか。」
ボーネさんを筆頭にやっとみんなが正気にもどったみたいだ。
「タロウが 神の子供ってことは、どうすればいいんだ?」
「お母さんが生きていて、神さまで・・・・・・?」
タロウさんは まだ帰ってこれていないようだ。
「そうですね こういったケースは、どうすればいいのかまずは。」
「「「カノンさん!?」」」
気が進みませんが 早く帰りたいので少し頑張りましょうか。
「提案です。タロウさん お父さんのところに連れて行ってくれますか?」
「はっはい!?」
まずは、この傍迷惑な夫婦をどうにかしないことには、始められないと思います。
(些細な夫婦喧嘩に 私をまきこむなーーーーーー!!)
タロウさんのご実家に連れて行ってもらった。
「酒臭ーい!? 何ここやばくないか?」
予想よりかなりひどい荒れようにビックリはしたが、早くこの状況をどうにかしないと帰れないので強行手段に出ようと思います。
バッシャー!!
「カノンさん何を!?」
「いや。酒臭いし、汚いしここは 水で流した方がいいかな?的な。」
「いやいや。ダメでしょう。」
「事後報告だから。えへ。」
バッシャー!!
「誰だー!! こんなことする奴は!?」
家の奥から毛むくじゃらがでてきた。 人ですか?獣ですか?
なんと あれに荒れまくったタロウ父だった。
「カノンさん も一回どうぞ。」
バッシャー。
ボーネさんからお替りのリクエストをいただきましたので、水かけてみました。
「こんにちは、 正気になりましたか?」
「あ”っ? どちらさんですか?」
正気とは、言い難いが 会話ができる程度には復活してくれたようだ。
「タロウさん 本当に この人で間違いないの?」
「おやじで間違いはないです。自分が住み込み見習いに出る前はもう少し綺麗な家だったはずです。」
「・・・・・? タロウか? こんなにデカかったか?」
こいつ本格できにダメな奴だ。自分の息子の成長把握も出来ていない。
「こんな感じだから 奥さんに逃げられるんだよ。」
「バカヤロー!! あいつは少し遠くに出かけているだけだ。もう少ししたら帰ってくる!」
やばい、現実逃避してるよ しっかり現実を知った方がいいと思う。
「何年たっても帰ってこないのは、いなくなったのと同じだよ。こんな人の所に居たいと思えない。」
「んっ・・・!?。」
「皆さんも思いませんか?」
「「ここまで酷いと 思いませんでしたが 一緒には生活したくないです。」」
「・・・・・(泣)。」
「これで会話が少ないなんて、言葉にしないと相手には絶対に伝わらないんだよ。」
「甘えていたんだ・・・・・・・。そばにいつもいてくれるのが当たり前すぎて愛してるって照れくさくてあいつに言えなかった。」
「後悔と反省は 出来た?」
「あぁ。探し出してもう一度・・・いや 今度からは 言葉にして声に出して気持ちを伝え合うことにするさ。失うことになるくらいなら恥ずかしさなんてクソくらいだ。」
本当に 反省してるようだ。 二日酔いで気持ち悪そうにフラフラしていなければ 締まるのに もったいない。
『私のこと まだ 愛してくれているの?』
「「「「・・・・・・・。」」」」
やっと 当事者たちが揃った。
初めから カラーホーンで智美さまと繋いだままで地の神さまの立てこもり先に行ってここでの会話を聞いてもらってました。
登場は、神さまは距離などお構いなしに現れるので気にしませんでした。(以上 プチ裏工作でした。)
「連れて来てもらっちゃった。(てへぺろ)」
「カノンさんって仕事が早いのはいいですが、なにか残念な感じがもったいないです。」
「問題ごとに付き合うのは、一回限りにしておきたいですね。」
(ほっといて 残念でも斜め上発想でも早期解決は、素晴らしいことだと思います。)
「「あはははは・・・・・。」」
最近、ボーネさんとから笑いするな。
『ロジタ。私のこと 怒ってない?』
「怒ってない! こんな俺だけどこれからしっかりしていくからもう一度やり直さないか?」
『いいの? 私でよければもう一度。』
「頼む そばにいてほしい 愛してるから。」
『ロジタ。』
早く終わってほしいこの茶番。帰りたい。
タロウさんなんが いたたまれないだろうな、両親のイチャイチャはつらいと思う。
「もしよかったら 名前教えてほしい。」
『名前はないの地の神っていうだけよ』
「「「「なにそれ?名前知らなかったんかーい!?」」」」
タロウ家のしょうもない家庭事情は、些細な夫婦喧嘩だったことが発覚し、智美さまの仲介で仲直り。今では タロウさんもしらけるほどの馬鹿夫婦になっている。 うちの両親より大変そうだ。
ちなみに 地の神さまでは、普段の生活に不便ということと、智美さまがうらやましいそうで 俗世名みたいな 名を考えることになり 「地華」に決まりました。
結構、気に入っていただけました。
余談ですが、鍛冶職人たちの依頼のほうは、地華さまを信仰していた方々がタロウさんに技術を教えていくそうです。
タロウさんは、半ゴッドということで 神さまの卵を会得していたことが発覚し、もし神さまになるなら鍛冶や錬成関係の神さまに就任する可能性が大きく、職人たちも自分たちの技術が後世に神の技術となるのかと奮起しているそうです。
最近、神さま爆弾が多いが 何とか生活に落ち着きを取り戻しはじめた。
「あー・・・・・・。休息がほしい。」
休んでいいよね。私頑張ってるはず。
1ヶ月だけ、要件や仕事を最小限にしてもらい。
リフレッシュ休暇という名の スローライフを楽しみたいと思います。
(レッツエンジョイ 私!!)




