王都の鍛冶職人
閲覧していただきありがとうございます。
最近、お仕事が安定してきているところに呼び出しをもらいました。
「カノンさん。少しご相談したいのですが。」
ボーネさんの相談内容はこうだ。
最近、鍛冶職人たちの中に メキメキと当確を出した職人がいるのだか この職業について3か月ぐらいしか経っていないそうでとても 気味が悪くなってしまいどうしたものかと ボーネさんの部署に相談がきたという。
「なんでも相談室かなにかと勘違いしてるのでしょうか?」
笑みが若干黒い。
「でも 鍛冶職人とのコネクトは、ギルドとしては確保しておきたいところですので ここで恩を売っておくのもいいかと思いました。つきましては、カノンさん5日後付き合ってくださいね。」
「私にも予定が・・・・・。」
「カノンさんの家専門部署はスケジュールも把握させていただいております。」
「はい。ご一緒させていただきます。」
こうして5日後、鍛冶職人の多く住む商業区画に来ています。
「カノンさん 紹介します。話題の新人見習いのタロウさんとこの地区のまとめ役のガンジさんです。」
「初めましてガンジさんタロウさん 私がカノンです。早速ですが説明をお願いします。」
「よろしく頼む!」
「よろしくお願いします。」
ガンジさんの話をまとめると(今回の案件)
見習いで入って来た彼は勤勉で真面目な性格で、タロウさんを職人みんなで可愛がり厳しくも優しく教え育てていたのだが一度教えて理解する上にもう自分のものになってしまう見習いに怯えはじめて来たそうだ。
タロウさんの方は、鍛冶の技術を覚えるのが楽しく やればやるほど出来上がりが輝きを持つように見えるので今まで気にならなかったが。最近周りの目が 今までより居心地の悪いものになっていて困惑中とのこと。
ということで天下の宝刀【鑑定】様に頑張っていただいて
「皆さん どのような結果になってもききたいですか?」
「「「もちろんです。」」」
鑑定結果を確認して・・・私たち4人を残して人払いをしてもらいました。
「つかぬことを伺いますが。タロウさんの両親は、どんな方なのですか?」
「父は、職人で 母はいないです。」
「有難うございます。」
「ガンジさんに質問なのですが、鍛冶職人は、何か神さまを信仰したりはしていませんか?」
「全員が信仰してるかは、分からないが 俺は、地の神さまを信仰している。ものを作るには、いい鉱物に出会わないと始まらないしな。」
「わかりました。一件、確認のために連絡をとります。智美さま!すませんが地の神さまについて教えてください。」
(補足:知の神さまでは距離を感じると本人がおっしゃるので誠に僭越ながら智美と俗世的な名前を考えていたく気に入っていただきました。)
『久しぶりですねカノン。珍しい名前がでましたね。確か 背中で語る系職人に惚れて一緒に生活していたけど少ししか会話してくれないことに我慢の限界がきて家出中って言ってた気がする。』
「ちなみに 何年前の話ですか?」
『さあ 最近じゃなかったかな?』
「え~と。タロウさんのお父さんってどんな人ですか?」
「あぁ。タロウさんの父親は、ここいらでも 一二を争うほどの凄腕の職人だったんだが嫁さんが亡くなってからは、酒浸りのクズ野郎になっちまったからせめてタロウはとみんなで面倒みていたんだ・・・・・。」
話がよく分からないながらもなんとかガンジさんが答えてくれた。
ほぼ決まりだ。家出が死亡に変わってるよ。
「……。ということで タロウさんは神の子どものようです。それで奇跡のように早く物事が習得でき・・・。 」
最近、何かと爆弾発言の多い私のせいで耐性ができたのか復活早いね。
「カノンさん。ふざけないでしっかりとした説明を求めます。ふたりがついていけていません。」
何事も多少寛大なボーネさんからご指摘がありましたので
あらためて、説明をすると タロウさんのお父さんと地の神さまが夫婦となり タロウさんが生まれたが タロウさんの父さんと喧嘩したお母様が絶賛家出中という事実。補足としては、神さまの時間感覚は超絶遅いのでいつまでが最近になるのかが分からない。
結論。地の神さまの恩恵と職人の父親の影響で鍛冶に特化した能力があり。人と比べてはいけない存在です。
「これで 解決?しませんか?」
ボーネさん・ガンジさん・タロウさんの口が開いたままポカーンとしている。
「「「なんなんだそれーーー!?」」」
私は 耳をふさぎながら
(ですよね。 ふざけてるよね。 神さまって配慮って言葉しってるかなぁ?)←現実逃避希望 byカノン




