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APST:BM  作者: ロボゲニウム
[02]巨大暗窟の朝が絶える時
6/9

地下世界の朝

深読みしすぎでドツボにハマる

そんな大人に、私はなりたくない。

(ACダイスキー)


今回ロボットが出ないの。

悲しいね。

『大戦争』を終えて、地下に逃げ込んだ人類。

 彼らは始め、コンクリートと鉄板で構成された暗闇の中、一部の仄かな照明を頼りに生活していた。

 放射能等有害物質で汚染されていない食料の生産は、地下故に大量のエネルギーを必要とし、狭量な地下を照らす光は全て贅沢とされ、二度と地上で生きてた頃の明るい日は帰ってこないと、当時の人々は絶望していた。


 地下世界が人類の生息圏になり十年後、『テゾブロス』が人工太陽の開発に成功。

 人工太陽は、地底と地殻の裏側である天井に敷かれたレールを走行する車両に伸ばされた専用の柱で持ち上げ、支えられ、輝いた。

 大企業によって創られ、地下世界の天井で煌々と灰色の景色を照らす人工太陽を見て、叶わないと忘却された『朝』の概念を思い出したという。


 顔を上げて活力を取り戻した時代、利益を追求し焦げた血や鉄錆の臭いで溢れた『企業戦争』時代、平和を取り戻し企業の起こした最悪の過失が風化し始めた今の時代。

 地下世界を巡り続けその全てを照らしていた人工太陽。


 八十年以上絶えず輝いていた地下世界の朝の象徴。

 超長期の稼働による極度の経年劣化から寿命が近いと判断され、新たに交換される事が決定された。


 新規『APST』正式パイロットのシュテル。

 彼が受ける始めての依頼内容とは。

 その重厚な時代の集約物であり、地下世界の朝そのものである人工太陽の交換――――その大工事当日の交換作業を終えるまで。

 旧型人工太陽を最終稼働まで護衛することだった。




 寿命を間近に控え、輝きも弱々しくなってきた人工太陽が放射能を防ぐ天井の隔壁層と、岩盤と色褪せた建築物で占められる人類の生活圏である地底を照らす。

 そうして仄明るい朝を迎え、灰褐色の瞳を隠すように眦を垂れさせ、半ば夢心地に入っているシュテルに通知が一通届いた。


《こちらは『ニュートラルシステム』営業部です》

《シュテル・ゲインダウト様宛の依頼をご用意致しました》

《それでは作戦の概要を説明します》

《目的は長年に渡り朝をもたらした人工太陽、その交換作業までの護衛です》

《地下世界の朝を一瞬でも絶やさない為、寿命間近の旧型人工太陽を最後まで護衛する事をお願いします》

《旧型人工太陽は、地底と天井に備えられた各十列のレール上を低速で走行する機動車、上下各四十機から伸ばされた柱で上下から支えられ、新型人工太陽の稼働まで絶えず移動中です》

《人工太陽の支柱となる車両護衛は常に行われていますが、今回の交換作業に『解放者(リベレイター)』と名乗る反社会勢力が人工太陽を破壊する計画を進めているとの密告と、先月から急増した武器・弾薬等の生産工場が不明勢力から襲撃される事件の頻発していることを加味し、『ニュートラルシステム』も『APST』の導入を許可しました》

《そこで、貴方は稼働終了地点まで残り百キロメートルから旧型人工太陽の護衛に参加し、稼働終了地点までの護衛をしていただきます》

《これは『ニュートラルシステム』から貴方の実力を計る為の試金石であり、強制依頼でもあり、当依頼の辞退は許されません》

《『ニュートラルシステム』は貴方の活躍を期待しています》

 

 携帯端末から発せられた依頼の内容を見て、シュテルは飲む直前だった熱いコーヒー(模造飲料)を口に運び切らずに腕を止め、そのまま服の前身頃へと盛大にコップを傾ける。


「あっちいいいい!?」


 つい先程通達された【人工太陽のメンテナンスによる夜時間の一時長期化のお知らせ】と太字で書かれた合成紙にコーヒー(模造飲料)が掛かり、その詳細が黒褐色の液体に塗りつぶされる。

自身にかかった液体の熱さに慌てふためくシュテルはその濡れた紙を踏み付けて盛大に転け、頭部への衝撃でくすんだ褐色の瞳に星が散らばる。


「痛ぁああ!?」


《へえ……コッチになったのかぁ》


 熱さに悶え、慌てて服を脱ぐシュテルを尻目にして端末の中で依頼に関心を向けるユースティティア。

 『電子生命体』と自称する彼女は依頼の表示された携帯端末の画面に、可憐な姿を写している。


 『F-GOLEM』が支給された後、ユースティティアは『APST』を経由したハッキングによりシュテルの住居に設置されていた監視装置に架空の映像を送信させた。

 結果、彼女は『F-GOLEM』とシュテルの住居でその姿を現す安全性を確保し、現在のように携帯端末と『APST』の間を行き来してシュテルと会話を行うようになっていた。


「『電子生命体』……さては()()()()()()()?」


 そのユースティティアが依頼内容を予測していたと思われる発言を聞き、シュテルは()()彼女が知っていて尚教えなかったと確信した。


《僕の演算では半々の確率で別依頼の可能性があったからね。無闇に緊張させるのもどうかと判断していただけさ》


 ユースティティアはシュテルの疑念に飄々とした対応で返すが、軽い反応で認められた事実にシュテルの頬は引き攣る。


「知ってたのなら心構え位させてくれ……因みに違う依頼って何だ?」


《長期に渡る重武装ストライキの鎮圧かな?》


「それもしかしなくても両方とも新人に任せる難易度じゃないよな……!?」


 どちらに転んでも厳しかったのかと、シュテルは聞いたことを後悔した。



「――――それじゃあ『電子生命体』、今回の仕事を詳しく教えてくれ」


《了解。さて、護衛対象の旧型人工太陽について説明しよう》


 気を取り直し、新しい服に着替えたシュテルはユースティティアに内容を考察するよう頼み、携帯端末から人工太陽を模した立体映像が映し出される。

 空中に浮かんだ架空の人工太陽は、縦方向から垂直に押し潰した様な球体だった。


《このオブレート型楕円球体の上下を平面にした物体が太陽としての光を発する部分で、その平面部分から長さの異なる柱を上部四十本、下部四十本伸ばし、更に柱の一本一本を電動式の無人機動車で一台づつ固定させているようだね》


 関心しながら、シュテルは窓越しに旧型人工太陽を見やる。

 ゆっくりと移動を続け、あと四時間も経てば別の区域を照らす旧型人工太陽は、いつもと同じ薄い明るさを放ち、朝を彩ってい。


「なるほど、遠くから見ていた太陽はこんなのだったのか……下の機動車は重さで潰されないのか?」


《そのための上部柱と機動車だね。上から吊って、下から支える事で人工太陽は宙に浮かぶように見える訳さ》


 ユースティティアの説明は、シュテルが納得するに足るものだったが、彼にはふと引っ掛かった疑問があった。


「そこまでして高い所に上げる必要ってあったのか?俺は ()()()()()()()()()()()()()()()()()が、別に地下の朝を告げる光だし、わざわざ折れそうな手足を伸ばしてまで薄い光で俺らを照らす必要は無いだろ」


 地下世界生まれ、地下世界育ち故の純粋な疑問。

 資本主義と独裁主義が入り混じり生まれた、歪な情報統制による弊害。

 太陽が地球から遥か遠く離れた恒星であるという知識が廃れた時代に生きるシュテルから見ると、天井近くで輝く人工太陽が低い位置に、例えば下部の柱を無くす位には低い位置にあっても問題無いのではと考えるのもおかしくは無い。


 しかし、シュテルの発言をユースティティアは《相棒(バディ)は無知だからそう考えるのさ》と馬鹿にしたように笑い、人工太陽の他に、区域と名付けられた都市の立体映像を投影する。

 新たに投影された区域をそのままに、人工太陽が斜め上へ移動されると、区域と特定の距離関係を強調させて、不満気に睨むシュテルに向けて、その理由を語る。


《まず、相棒(バディ)の暮らしてる様な、区域と名付けられた一般居住地域から()()()()()()()()()()()()()()人工太陽が移動することで、皆()()に朝を迎えられるんだ》


「安……全……?」


 人工太陽が近いと何が起こるのか、ピンと来ないシュテルにユースティティアは説明を続ける。


《『F-GOLEM』の戦闘記録に残されていた相棒(バディ)の活躍にあったTS-HESAR-03、あれはジェネレーターのエネルギーを高熱を伴う可視光線として撃っていたよね?》


「……ああ、確かそんな名前だったな。あのビームライフル」


 ふと、高熱で柔らかくなった壁にミニガンを突き刺した記憶が蘇るシュテル。

 あれが操作試験と称した新兵器のテスト(殺害行為)だったとユースティティアに示唆された時、シュテルは全身から冷や汗を掻いたことまでも思い出し、苦い顔になる。


「それで、その武装がどう関係するんだ?」


相棒(バディ)が使う光学兵器とは少し異なるけれど、人工太陽も()()()()()()()()光も、また相応に()()()()()高熱を放ち続けているんだよ》


「……はぁ!?」


 ユースティティアの言わんとしている危険とは何か。

 大まかに把握出来たシュテルは寒気立つ。


「つまり人工太陽って奴は、近付くだけで皮膚をやき焦がす高熱を出してるのか! なんで危険物を護衛するんだよ!?」


《落ち着きなよ相棒(バディ)。 まだ人工太陽の説明は終わってないからね?》


 動揺するシュテルをなだめ、ユースティティアは更に説明を続ける。


《確かに、今の言い方だと物騒に聴こえるよね。でも人工太陽がなければ今の社会は成り立たないんだ》


「天井に上げてすら二十キロメートル離れる必要がある危険物なのにか?」


《その通り、高熱を放ち光る特性があるからこそ重要なのさ》


 全く分からないといった様子のシュテルへ、言葉を重ねるユースティティア。


《一つは、朝を創る事で、屋外内問わず照明を使わないで活動する、貴重な時間を生み出したこと。電気等のエネルギーを殆ど使わないで、爆発的な光量をもたらす人工太陽がなければ、地下全体の照明を一度に利用出来ないような電力だけで真っ暗な地下世界を生きることになる。そんなの何をしようにも不便だよね?》


「……すると、夜がいつまでも終わらない訳か。長々と世界を照らし続ける手段になったと」


『大戦争』により、地殻の深部にまで土壌汚染が侵攻し、地殻の裏側、つまり地下世界の天井に隔離層を設け、その層を見上げる場所へと逃げ込み、辛うじて生きた人類が真っ先に直面した問題である。

『大戦争』の原因からして既に不足していたエネルギー資源は、大部分を地上で喪失する事で更に悪化していた。

  地上からの光が届かない暗闇で生きられない人類は、それを理解しながらも、貴重なエネルギー資源を、電気を使った薄明かりを糧に生活する必要があった。

 そうした状況の打破の為にも、新たな手段を求める声は募っていった。

 故に。

 電気いらずで、それどころか()()()()()()()()()()()()

 夢のような存在(人工太陽)に人類は希望を見出したのだと、ユースティティアは言う。


《次に、ほぼ無尽蔵に光と熱を放つ特性を利用して、社会全体の回復を成功させた。これが一番大きいと言えるね》


「それが、さっき説明した危険物の最大の有用性なのか?」


《ああ、もちろんそうだよ》


 シュテルの視線を一身に浴びて、ユースティティアは携帯端末の画面の()()()全身を投影させる。


《何せ今では、地下世界の温度調整を人工太陽(暖房)の移動一つで賄える、自然由来の食品生産を人工太陽(栽培に必須な光)が担ってくれる。現代ですら必要な電気の獲得に至っては人工(ソーラー発電)太陽(廃熱発電)()()()()()()()()()()()()()()()を頼っているんだ。これがどれだけ重要か流石にわかるだろう相棒(バディ)?》


「………っ!?」


 シュテルは絶句し、灰褐色の瞳を揺らす。


 地面が熱を持たなくなった昨今、冷えやすい地下世界は人工太陽の放つ熱によって暖められている。

 工場でゼロから生産される合成食品は、資源の関係上、全人口に供給する生産量がなかった。その為に汚染のない地下で、電気を使わず、自然由来の食品を生産するのは、人工太陽の光がなければ実現しなかった。

 何より、今では当たり前のように使える電気その生産のほぼ全てで人工太陽が関わっているのだ。


 ユースティティアの語る通りであれば、現代は、地下世界は、地下世界の朝を、人工太陽を、失った時。

 朝をよすがに求めている人類は呆気なく衰退、死滅する。


 重要性はかなり高く、常に厳重な防衛網が敷かれている筈である。

 だが、こうして追加の護衛要因を募っているのを加味すると、普段の護衛では危険。更に成り立てのパイロットすら雇う程に手が足りていない可能性も想定されている。


(おいおい……俺今度こそ死ぬんじゃないか?)


 シュテルは朧気ながらに察知する。


 何故、人工太陽を、朝を、その仔細を知る機会が無かった?


―――テロのターゲットとして注目されにくいようにだろう。


 ユースティティアが説明と称して、危機に陥った際にやっと語るような度肝を抜かす情報を。

 人工太陽の秘密をブチ撒けたのは何故なのか、その裏で判断して打ち明けるに至ったのはどうしてか?


―――そうしなければ、この場で理解しておかなければ、自爆覚悟で突貫する敵に対応できず、俺が錆び付いた棺桶の中身(死亡確率ほぼ百%)になると判断したからではないだろうか?

 

(やばい。今度こそ、死ぬかもな)


 その憶測はほとんど当たっている。


 シュテルに電子生命体(ユースティティア)が何かを教える、と言った行動を取ることは、何もかもが終わった後にするのが常である。

 オフライン専用端末の改造によるハッキングの方法から始まり、APST操縦試験の()()で起きていたシュテルの事故死で処理されかけていた事実に至るまで、全てユースティティアはことが終わるまで、それに関連する話題を絶対に話さない。

 ()()()()()()()()()教えないのだ。


 だが、今回の依頼については、『解放者(リベレイター)』と呼ばれる反社会的勢力について()()()()()()()()し、シュテルの搭乗機F-GOLEMに付けられた()()()も合わさり、シュテル死亡の確率が非常に高いと、ユースティティアも()()()()()()()情報を開示すべきと判断していた。

 ただし、死なない程度なので重症は覚悟するしかないと、ユースティティアは思っているが、それを知る術は現状のシュテルにはない。


(なんなら詳しい話も無かったストライキ鎮圧の方が楽だろ、おい)


 残念ながらこちらは外れている。


 今でこそ、人工太陽の護衛依頼に強制的に参加するようになった。

 だが、その依頼がシュテルに回されるかどうかは、一人の職員の裁量で決まるために定かではなかった。


 そこで、シュテルの実力を測る()()()()()()()()()()()として()()()A()P()S()T()()()()()()()()()()()ように手配した依頼を、別口で用意していたのだった。

 

 これはユースティティアの予測演算から言わなくてもいい裏事情であるとされて教えられることはない。


(だから、コイツは温もりの欠落した『電子生命体』なんだよな……)


 血の気を引かせ、全身を怖気で痙攣させるシュテルの()()()()()()、ユースティティアはその身に宿す悪辣さと裏腹の、見事な笑顔を咲かせる。


《気付いてくれて嬉しいよ相棒(バディ)。僕がどれだけ今回の依頼を、慎重に慎重を重ねているのか。……それと――――》


 それでもまだ、僕を『電子生命体』なんて呼んで。

 僕を嫌った振りなんてして、守るつもりかな?


 息の触れ合うような距離で、シュテルの耳朶を打つ(特殊拡張音声機能)少女の(音声)に、シュテルの表情は動揺から苦々しい不快感へと変化した。


「知るかよ。碌に教えもしないで、俺に強要する様なものでもないだろう。呼び方なんてのは」


《……そう、本当に思ってるのかな?》


「……ああ、勿論」


《……そう、相棒(バディ)のことは()()分かったよ》


 幼さを捨て大人へと変わる、丁度その折り目に来たような可憐な(音声)で、ユースティティアは相棒(バディ)へ尋ね、黒みがかった茶色のくすんだ瞳が僅かに揺れたのを見て、笑顔を浮かべる。


―――もう、相棒(バディ)は思い出している、よね。


「………『電子生命体』?」


 普段は饒舌な赤髪の少女にしては珍しく無言(ローディング)が長いと気付き、シュテルは勘づかれたのか、と焦りを覚える。


《ああ、ごめんね相棒(バディ)。開示する情報の選択に迷っていてね。もう、大丈夫だよ》


 ユースティティアは携帯端末の画面に戻り(拡張機能出力中断)薄い液晶の中で、彼女らしい笑みを映してシュテルに無言の口実(虚偽)を語った。


《気を取り直して、この依頼について話そう》



今回もバンバンサイレント修正してくぞー


直ちに他話内容の変更はない(大本営発表)


と、いうわけで。

一部内容切り落としました(ました工法)



後半からの流れはどうしてこうなったのか、私にも分からないなぁ?


設定関係〜地球と人々について〜


地球

考え無しの核・細菌兵器のオンパレードで地殻の深部まで汚染され、アホみたいな二酸化炭素などのガス排出でオゾン層は襤褸切れになり、生存に適さない環境になった地上を捨て、尖った進歩を遂げた技術によって、マントルの動きを止めちゃった人類は下部マントルまで逃げ込んだ末、地殻の汚染から隔離する為の隔壁、隔離層を築いて過ごしている。

何やかんやあって深ければ深いほど高温になる地下の熱がなくなってしまい、人工太陽が無ければ冬の洞窟なみに冷えるような場所になった。


実はこっそりと地殻や地表の除染作業と人為的なオゾン層形成は進んでいて、何とか地上の四十パーセント浄化作業に成功している。

ただし、その事実は一般人に公開する事は無い。

何故なら回復してきた地上資源をこっそりくすねている『大企業』がいるから。


人工太陽

『テゾブロス』最大の功績にして、『企業戦争』で『ネシキナル』との共同経営という形で讓渡した事によって企業として存続することが出来た要因。トンデモ科学生まれのエネルギー発生装置。

防護服を着ないで近寄るだけで「ジュッ」となる高熱と、広大な地下世界を照らせる光と、微弱な紫外線を全方位に放っている。

その正体は、無謀な研究を重ねて生まれた原発由来の発光体。

多少の衝撃は平気だが、高い位置から落下すると辺り一帯更地になる爆発を起こすと推測されている。

柱や機動車、レール等が無事なのは、どんな高温でも変形しない未来の材質だから。

なお銃弾等の運動エネルギーによる瞬間的な衝撃には滅法弱いので常に護衛が一杯いる。

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