地下150階からの脱出
いよいよ始まったMCバトル、しかしどこまでが本当で目的は何なのか、皆目見当がつかないマケル達は地上行きのエレベーターに乗り込んだ。
二人ともどこかで見たことがある様な気がするが、しかしどこで見たかは分からない。
とにかく、今ここにいる奴等全員、マケルとスーコの様にさらわれて来てバトルを一度はしているのか、とマケルは考えた。
押韻学園委員長こと美代子、天才中学生MCのユウスケ、スーコの元彼ヒデ、スーコに勝った事のある唯一のMCグリッター、スーコに3000万円もの大金を持って行かれたスネークと言うギャング、マケルと同じ押韻学園の制服を着たガタイの良い謎の男ムゴン、そして櫻井と言うオッサン、トメ子と言うギャル…全員がバトルMC、なのか?
するとスーコが大声で天井に向かって言った
「どーせこのままトーナメントって訳じゃねーんだろ!?こいつら以外とバトルして勝たなきゃダメとかさ!何かルールがあんだろーが!説明しろっつーのっ!」
するとスピーカーがキーンとハウリングを起こし韻韻が再び声を発した
「さすがなスーコ。その通りある、ここからお前らは全員外に出てもらう、ちなみにここは押韻学園の地下150階!深い!右にあるエレベーターで上に出たら学園のバトル掲示板に貼り出されてる、公式戦に一回出て優勝する事な、公式戦はこちらでちゃんと5組分用意してるだから」
それを聞いたムゴンが初めて口を開いた。
「オレは、地下200階から来た、50階も上がれた…」
地下200階?何を言っているんだ、この男、これは一体何なんだ押韻学園の仕込みだろうか?公式戦なんてマケルは出た事が無い、しかしスーコは言った
「公式戦って賞金でんのかよ!」
韻韻は大きなため息をマイクの前でしながら言った
「ここまで来て金か、は~…あんまり疑られない程度で出るだから、くれぐれも公式戦な、お前が仕送りしてるセントエイティエンヌ弧児院も、お前がバトルで倒したそこにいるムゴンの財閥から多額の寄付があっただろ?まあどっちにしても勝ち続けないと、頭がバンっ!だから勝たないとだから、クスクスクスクス…」
韻韻はそう言うと、マイクの前でクスクスと笑いながら
「さあ、死ぬ覚悟出来たあるか?ほんとのほんとに命掛けたフリースタイルバトルゥー!スタートあるよっ!」ファーーーン!
スタートのホーンが鳴った、得に難しいルールは無い、ルールの厳しい押韻学園主宰の公式戦を1つ勝ち抜き、その後は野良バトルだろうが公式戦だろうが果たし合いだろうが、
どちらかの頭が爆発するまでやる、以上…とても簡単なナールだが、世界で最も過酷なMCバトルの始まりである。
「早くエレベーターに乗らないと、次にエレベータが下りて来るの、1ヶ月位先だから、150階分階段で上がらないとダメだからね、急いだ方が良いよ!」
と、韻韻が説明した。




