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おっかけっこ  作者: 海影
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いつもの日常

ラスト。

 文化祭のあと、ぶじに僕とリコは付き合うことになった。回りは僕がリコを捕まえた時点で、恋人になったと認識していたようで、まったく問題は起きなかった。

 あ、いや、ひとつあった。リコが顔を隠さなくなったので、リコを狙う男が増えた。もっとも僕の存在があることと、リコの能力から、高嶺の花にはなっているようだけど。

 ……なにしろ、リコの告白の断り文句は、僕より上の成績をとってから来るように、だからね。その時点でほとんどは諦めるし、諦めきれずに勉強に集中して成績が上がるなら、まあそれでいいんじゃないかな。


 そして今日も生徒会の仕事が終わったあと、リコと一緒に帰宅する。仕事がない日や休日以外でデートは難しいしね。


 だけど、校門を抜けると、リコは走り出した。

 僕はそれを追いかける。

 まわりはそれを見て楽しそうにする。

 ……まあ、今のところはこういう日常もいいかもね。



  ーーーーー



 校門を抜けると、あたしは走り出す。

 というのも、リュートはあたしの手を握ってきて、寮までずっと離さないから。

 ……まあ、恋人同士ってなってるし、それも当然なんだろうけど……、あたしは恥ずかしすぎる! 普通に手を繋ぐだけでも恥ずかしいのに恋人つなぎするから……。というわけで、あたしはいつも逃げることにしている。

 ……寮まで逃げて、追い付いたリュートにまたねってほっぺたにキスされるのが日常になっちゃいました。まあ、こっちは人がいないときをうまく見極めているから、まだいいんだけれどね。

 ……って、うー……。自分の思考に照れててどうする! という状態の今日この頃……。


 あたしが、リュートに落ちる日は近いようだ。 

これにて終了とさせていただきます。

お読みいただいた方々に感謝を!


もしかしたら、番外編を書くかもしれません。

そのときはよろしくお願いします。

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