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異世界転生した俺は精霊に愛されすぎて、静かに村を育てます  作者: 月灯り庵


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変わらない朝

評価が上がった後の日常回です。


派手さはないけれど、土台の確認。

翌朝。


いつも通りの水路の音。


いつも通りの畑。


ハルは草を抜きながら言う。


「結局、昨日と変わらないな」


レイナが笑う。


「変わったら困るだろ」


ルナが朝日を浴びながら言う。


「評価が上がっただけ」


「中身はそのまま」


ダリオが報告に来る。


「王都から定期契約の打診が増えています」


「断らなくていいやつだけ選んでくれ」


「承知しました」


即決。


焦りなし。


欲なし。


リリアが微笑む。


「王都は騒がしいです」


「森は静かだな」


ハルが空を見る。


精霊がふわりと舞う。


「この空気が一番だ」


昼。


みんなで昼食。


米は変わらず美味しい。


「これが王都で騒ぎの種か」


レイナが笑う。


「贅沢だよな」


「うん」


ハルは素直に言う。


「でも売るからには、守る」


静かな決意。


声は大きくない。


だが揺れない。


夕暮れ。


丘の上。


四人が並ぶ。


遠くに王都は見えない。


だが確かに繋がっている。


ルナが言う。


「広がっても、戻る場所はここ」


レイナが頷く。


「中心は動かない」


リリアが静かに言う。


「だから安心して広げられる」


エリシアが微笑む。


「甘さは、根ですから」


ハルは空を見上げる。


「じゃあ明日も、畑だな」


全員が笑う。


世界が騒いでも。


精霊の森は、今日も穏やか。


それが何より強い。

広がる物語。


でも中心は変わらない。

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