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序章
さて、困りました。
「おい!どういうことだ!」
「誰かわかるやつはいないのか!?」
「状況を説明しろ!」
「ふざけるな!俺が知るか!」
ガヤガヤ・・・・・
・・・二度目ですが、困りました。状況知りたいのはこっちなんだけど・・・。
まず、冷静に考えて見よう。
私は普通にいつもの通りの一日を終えて、家に帰宅しようと門をくぐろうとした。
うん、ここまではいつも通り。
で、くぐろうとした瞬間、周りが暗くなっていきなり下に落ちて・・・気づいたら知らんおっさん達に囲まれていたと・・・。
意味が分からん・・・。
いやいや、これは冷静に考えてもあれだよ、夢だよ。
現代日本に鎧来たおっさんなんているはずないし。
さあ、夢から覚めろ私!
ぎゅう~~~~~~~~~
・・・覚めませんでした。ついでにつねったほっぺも痛いので、夢じゃないようです。
まじか・・・、うん、もう一つしか可能性が思いつかないです。
私、花咲雪十七歳は異世界に来てしまったようです。
って、そんなわけない!誰か!夢だと言ってくれ!