表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/62

001 キャラメイク

ただのキャラメイクです。それ以上でもそれ以下でもありません。

 視界が暗転し、次の瞬間には各種感覚器官とのリンクを確認する表示が現れた。

 一通り表示されたら、キャラメイクへと移る。

 名前は、いつも通り海月くらげでいいか。

 容姿についてはあまり大きくいじれないみたいだが、髪色と瞳色くらいはいじれるようなので、髪色を銀髪に赤のメッシュを入れたものに変えておく。



「来たか、戦士よ。」



そのあと少し静寂が続いたかと思うと、老人のような声が聞こえてきた。

 確かこのゲームは魔王に滅ぼされそうな世界に神が戦士を召喚し、その戦士がプレイヤーだったな。

 プレイヤーが世界を救うからSave World Online。そのまんますぎる気がするが、世の中にはたいしてドラゴンが活躍するわけでも無いクエストゲームや何がファイナルなのかよく分からないファンタジーゲームもあるから、直球的なこのタイトルが話題を呼んだのだろう。それにしてもそのまますぎると思うが。



「戦士よ、お主に戦う力を与えよう。さあ、好きなものを選ぶがいい。」



 再び老人の声がしたかと思うと、目の前にスキルの一覧表が表示される。

 このゲームにプレイヤーのレベルは無く、スキルのみで戦っていく。スキルは使うと熟練度が上がり、一定まで到達すると、スキルのレベルが上がる。

 俺が選んだスキルはこれだ。



《格闘Level 1》《投擲Level 1》《掴みLevel 1》《平行感覚Level 1》《軽業Level 1》《隠蔽Level 1》《索敵Level 1》



 スキルを選んだら、次は武器を選ぶように指示された。

 使える武器はスキルによって決まり、当然スキルにある武器は使えるが、中には特定の条件を満たさないと使えない特殊武器と呼ばれるものもあるらしく、俺が使うのもそのうちの一つだ。ちなみにここで選ぶ武器はあくまで初期装備であり、スキルさえ満たせば後で変えられるらしい。

 今のスキル構成で使える武器は、四つ。



 《格闘》スキルで使えるナックルとグラブ。これは違う。

 《投擲》スキルと《掴み》スキルで使えるブーメラン。これも違う。

 《投擲》スキルと《掴み》スキルとあともう一つ、《格闘》スキルで使えるチャクラム。俺はこれを選んだ。



「さあ、選ばれし戦士よ、どうかこの世界を救いたまえ。」



 最後に老人の声がしたかと思うと、視界に光があふれ、俺は世界に降り立った。

《格闘Level 1》《投擲Level 1》《掴みLevel 1》《平行感覚Level 1》《軽業Level 1》《隠蔽Level 1》《索敵Level 1》


このスキル構成で、主人公のやりたいことがわかる人がいるかな?


多分いるな、それもたくさん。結構分かりやすいし。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ