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商人との遭遇

第二章開始です。

誤字、脱字がありましたら報告していただけると幸いです。

「少し、休憩しましょうか。」

「はい。」


私達は、街を目指して道?を歩いていた。

異世界ものの道って舗装されてない、土がむき出しの道をイメージしてたけど、この道?は、普通に草が生えてる。

まぁ、誰かが通った跡があるから道って分かるけど、本当にここで合ってるのかな?


「飛んで探した方が早くないですか?」

「でも、“これ”を付けてる間は飛べないわよ?」

「人間の体は不便ですね。」


私達は、琥珀のような宝石がはまっているペンダントを付けている。

宝物庫にあった物で、付けると人間のような見た目になれるペンダントだ。

これを使えば街に入れるのでは?と思い、付けている。

しかし、付けている間は、人間と同じ体になるので、翅も触角もない。

やっぱり人間の体って不便ね。

ん?


「ルビーノお姉様、あれは?」

「多分、馬車ね。それと、ルビーノお姉様って長くない?」

「そうでしょうか?」


どうせなら、サフィーみたいに愛称で呼ばれたい。


「そうですね…ビーノお姉様でどうでしょう?」

「いいわね!じゃあこれからは、ビーノって呼んでね。」

「はい!分かりました!」


そんなことを話していると馬車が近くまで来ていた。


「おい、嬢ちゃん。こんな所にいると危ねえぞ。」

「すいません、少し休憩していたので。」

「なるほどな。」


冒険者…というよりは傭兵かな?


「こんにちはお嬢さん方。」


馬車の一つから若い男性が出てきた。


「貴方は?」

「ああすいません、申し遅れました、私は『ローカー商会』の会長、ローケンと申します。」


『ローカー商会』のローケン…


「ローカーではないのね。」

「ローカーは祖父の名前です。私は三代目なので。」

「なるほどね。それで、商会の会長が私達に何かようですか?」


ローケンは、細目を少し開いて、


「いえいえ、言い方は悪いですが、貴女達から金の匂いがしたもので。」

「商人の勘、というやつかしら?」

「ええ。」


さっきから、コイツの視線が私の胸に向かってる。

嫌らしい…いや、違う。

まさか、ペンダントを見ているの?

私は、そっとペンダントを隠す。


「おや、気付きましたか?」

「何が?」

「こう言った方がいいですか?女王候補様?」


やっぱり、コイツ気付いて。

私は、臨戦態勢になる。


「私は、貴女達を討伐したいのではありませんよ」

「じゃあ、奴隷にでもするの?」

「いいえ」


訳が分からない。


「女王候補様なら、何かお宝でも持ってるんじゃないですか?」

「なるほどね、私が持っているお宝が目当てね。」

「そうです!ちゃんとお礼はするので、お宝を分けてくれませんか?」


お礼、ね。


「具体的には何をしてくるの?」

「私が、貴女方をエスコートさせていただくとか?」

「エスコート?」


別にされなくても、


「貴女方はこのあとどうされる予定ですか?」

「人間の街に行くわ。」

「その後は?」


その後か、冒険者にでもなろうかな?


「冒険者になるとか?」

「やめたほうがいいですね。」

「え?」


私達は女王候補よ?冒険者として活動するくらい危険でも何でもないけど。


「貴女方の力を疑う訳ではありません。」

「じゃあどうして?」

「想像して下さい。マンイータービーの巣を攻略した数日後に、女王候補並の力を持った女性が二人も冒険者になったら?」

「すごく怪しいわね。」


よく考えてみれば、近くの街で冒険者になるのはかなり危険かも。


「理解できたようですね。」

「ええ、なら宝物庫にあったお金を使って遠くに、」

「それもやめたほうがいいですね。」


はい?


「貴女は物の相場が分かるのですか?」

「あっ」

「それでは、良いように利用されますよ?」


確かにぼったくりに遭うかもね。ん?


「それなら、貴方も私を利用しようとしているかもしれないじゃない。」

「貴女は賢い、そのうち気付かれて手痛いしっぺがえしをくらうかもしれないでしょう?」

「そうね、地獄の果まで貴方を殺しに行くわね。」


妹に手を出すなら商会諸共滅ぼしてやるわ。


「ですから、私はお宝をいただく代わりに、貴女をエスコートさせていただけると。」

「ふ〜ん、それじゃお願い。」

「はい!」


これ、私に拒否権がない。

私が魔物だという事がバレている。

ローケンが、私が女王候補の生き残りとい事を言いふらせば、私達は人間の街で生きていけない。

それどころか、人間が私達を討伐に来る。

つまり、女王候補であるという事がバレた時点で、私に拒否権はない。


「せっかくだし、名前を教えておくわ。」

「へぇ」

「私の名前はルビーノ、ビーノと呼んてちょうだい。」


私は、後ろに隠れているサフィーを前に出す。


「え、えっと、サ、サフィーアです。お姉様からは、サフィーと、よ、呼ばれてましゅ!」

「この子は人見知りなのよ。」

「そのようですね。」


私は、恥ずかしさで真っ赤になったサフィーを抱きしめる。

サフィーも私抱きついて、私の胸に顔を埋めてくる。

はぁ~~、サフィーは本当にかわいいわね。

私達は、ローケン達の事を無視してしばらくイチャついていた。


これから投稿ペースが落ちると思います。

他にも書きたい小説があるので、そっちを投稿するためにもペースが落ちると思います。

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